亀山早苗の恋愛コラム

剛力彩芽も…復縁からの再破局。別れたりくっついたりを繰り返す理由

女優の剛力彩芽さん(28歳)が、実業家・前澤友作さん(45歳)と再破局していたと伝えられている。同じ人と何度も別れたり交際したりする人は少なからずいるのだが、当の本人にはどんな理由があるのだろうか。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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復縁からの再破局、別れたりくっついたりを繰り返すのはなぜ

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女優の剛力彩芽さん(28歳)が、実業家・前澤友作さん(45歳)と再破局していたと伝えられている。最初の交際は1年7か月続いて破局したものの、5か月後には復縁、それから1年あまりで再度の別れとなったようだ。

同じ人と何度も別れたり交際したりする人は少なからずいるのだが、周囲は「それなら別れなければよかったのに」「それならまたつきあわなければよかったのに」と思いがち。当の本人にはどんな理由があるのだろうか。

 

3回つきあって3回別れた

「結婚はしていないけど、同じ人と3回つきあって3回別れています。一緒に住んでしばらくするとダメになるんですが、理由は結局、いつも同じでしたね」

サクラさん(38歳)は、苦笑しながらそう言った。最初にヒロトさん(39歳)とつきあったのは、彼女が22歳のとき。大学の先輩で顔見知りではあったが、彼女の就職を機につきあうようになった。

「彼は社会人2年目、私は1年目。お互いに忙しいし、私は週末が休みではなかったんです。だからだんだん会えなくなっていった。1年ほどたったころ、彼が『一緒に住もう』と言い出して。職場にも家族にも内緒で同棲するようになりました」

ひとりの生活はうまくいっていたのに、ふたりになると家事分担で揉めた。それぞれ自分のことは自分でやろうと決めたが、洗濯機の奪い合い、洗面所をどちらが先に使うかなど、「子どもみたいだけど」争いが続き、2年たらずで破局。

「その1年後に大学の同窓会で再会して、やっぱりヒロトのことが好きだと思ったんです。彼もそう思ったみたいで、今度は結婚を視野に入れて冷静につきあおうと話し合った。ところが1年後に同居すると、また些細なことで揉めるようになって。あわてて彼が近くのアパートに越して別居。そのまま1年ほどつきあいましたが、私の仕事が忙しくなり、『サクラはオレと仕事、どっちが大事なんだ』と言われて『仕事』と答えて破局(笑)。女だって、恋人より仕事が大事な時期がある。彼はそれをわかってくれなかった」

もう2度とヒロトさんとはつきあうまいと彼女は決めた。仕事に専念し、男性とは友だち以上の関係にならなかった。

それなのに3年前、3回目の交際が始まってしまう。

「なんでしょうね、再会するたびに今度はうまくやれるはずだと思っちゃうんですよ。今回はもうお互いに大人になれているはずだよねと同居に踏み切ったんです。1年くらいはうまくいっていましたが、彼が子どもがほしいと言い出して。私は子どもも結婚もいらないと最初に言ったのに……。結局、いつも本音を出すとダメになってしまうのは、根本的なところが合わないんだろうなとやっとわかりました」

もう二度と会わないようにしよう、というのがお互いに口にした言葉だった。

 

夫の変化に耐えられなかった

同じ人と離婚して復縁してまた離婚となったのは、ミズキさん(44歳)だ。彼との間の子は18歳になる。

「最初は25歳で結婚しました。彼は5歳年上でいい人だったんです。すぐに子どもにも恵まれて。でも私、若かったんですかねえ、夫の求めに応じて専業主婦をやっているのが嫌になってしまった。仕事に戻りたいと言ったら夫に反対されて、そこから不仲になって子どもが3歳のときに離婚しました」

子連れで実家に戻ると両親は大歓迎してくれ、彼女は息子のめんどうをみてもらいながら朝から晩まで仕事をした。彼女はある専門職についている。

「仕事をしているうちに今度は独立したくなって。32歳のときに独立し、数年後には人を何人か使うようにもなったんです」

恋愛はしたが、結婚はもういい。そう思っていた。夫に頼っていたミズキさんはもういなかった。

40歳のとき、元夫から「母親が亡くなったんだ」と知らせが入った。元夫とは息子のことで連絡をとりあっていたし、息子と元夫はときどき会ってもいた。結婚しているときから義母とはそれほど親しくなかったが、それでも一時は夫だった人の母親だ。遠方ではないので、お通夜だけ中学生の息子とともに参列した。

「元夫と会ったのは久しぶりでした。彼はなんだかすっかりやつれていたので、少し心配になりました。それを機に息子と3人で食事をするようになり、なぜか復縁しちゃったんですよ。夫の健康状態がよくなさそうだったのが復縁のきっかけだったかもしれません」

元夫は『ミズキはきれいになったなあ』としみじみ言った。そして息子が「また一緒になれば?」とふたりの背中を押してくれたのだ。

ただ、復縁してみると、夫は以前とはすっかり変わっていた。自信過剰なところが嫌だったのだが、今度は卑屈すぎた。別れていた間に何があったのか聞いても答えない。生き生きと仕事をしているミズキさんに嫉妬するような言動も多くなっていった。

「3年足らずで、息子が『おかあさん、つらかったら別れてもいいよ。僕も前のほうがよかった』と言い出して。息子とふたりで実家に戻りました。私もそろそろ親の介護を考えなければいけない年齢。いざ介護となったとき、夫は私が自分の親元に通うのを嫌がるだろうなと思ったんです。私を縛りつけておきたい欲求は前より強くなっていたし、愛情を疑うような言動も多かった。それが耐えられなかったですね」

彼女自身の独立心が旺盛になっていたため、ふたりの心の距離は以前より離れていたのかもしれない。結婚って本当にむずかしい、今度こそもういいと彼女は自分に言い聞かせるように呟いた。
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