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おうち鑑賞会をアップグレード! お手軽プロジェクターの選び方&おすすめ3選

コロナ禍で注目されている家電の中の一つ「モバイルプロジェクター」。選び方のポイントやおすすめの商品をデジタル&家電ライターのコヤマタカヒロが紹介します。

コヤマ タカヒロ

執筆者:コヤマ タカヒロ

デジタル・白物家電ガイド

コロナ禍によるライフスタイルの変化によって、注目されている家電の中の一つが「プロジェクター」です。なかなか外出できないからこそお家では楽しくエンタメを楽しみたい、そんなニーズにプロジェクターは最適です。

最近ではNetflixなどの定額動画サービスが急増。海外ドラマや好きなアイドルのライブ、そしてスポーツや映画などを自宅で楽しむことができます。
 

近年注目のモバイルプロジェクター

ちょっと前まではプロジェクターというと、大きなスクリーンを部屋に吊るしてアンプやスピーカーなどを複数設置する「本格的なホームシアターで使うもの」というイメージがありました。もちろんそんな楽しみ方もありますが、近年注目を集めているのは手軽に使えるモバイルプロジェクターです。

モバイルプロジェクターは、本体質量1kg以下で、コンパクトサイズなのが特徴。そのため持ち歩いて好きな場所で使うことができます。さらに、バッテリーを内蔵しているモデルなら、近くにコンセントがない場所でも使えます。

映像を投影するのはスクリーンでなくても大丈夫。白壁や天井など、ある程度の広さがあれば大きく映像を映し出すことができます。

さらにモバイルプロジェクター以外にも手軽に使える便利なプロジェクターが増えています。
 

プロジェクター選びのポイント

それではプロジェクター選びのポイントを紹介していきましょう。大切なのが「解像度」です。これはプロジェクターが映し出す映像がどれだけきめ細かいかという数値。多くのテレビと同じなのが「フルHD(1920×1080ドット)」です。それより高画質だと「4K(3840×2160ドット)」がありますし、低価格モデルにはHD(1280×720ドット)画質の製品もあります。

手軽に使うモバイルプロジェクターなら、HD画質以上あればOK。100インチ以上で投影しないなら4K画質は必要ありません。

続いてチェックがしたいのが「明るさ(輝度)」です。プロジェクターは内蔵のランプやLEDなどの光源で映像を映し出す仕組み。このため明るさが低いと画面が暗く感じてしまいます。できるだけ明るいモデルを選ぶのがおすすめです。

さらに「Wi-Fi」機能を搭載したモデルならスマートフォンやレコーダーなどとケーブルで接続することなく映画などが見られたり、ワイヤレスでスマートフォンと接続したりできるので便利です。

それではホーム・エンターテインメントを楽しくするためのおすすめプロジェクターを3つ紹介しましょう。
 

1. 手軽に使える円筒状のプロジェクター「Nebula Capsule II」(Anker)

Anker「Nebula Capsule II」実勢価格6万9800円

Anker「Nebula Capsule II」実勢価格6万9800円

ペットボトルサイズのコンパクトなモバイルプロジェクター。OSにAndroid TV 9.0を搭載しているので、Wi-Fiに接続するだけで、スマートフォンやレコーダーなどを繋ぐことなくさまざまな映像コンテンツを映し出すことができます。

また、バッテリーを内蔵しており、HDMI出力の映像なら最大約3時間、Wi-Fi経由の場合は約2.5時間バッテリーで駆動できます。電源がない場所でも映画一本を楽しむことができるというわけです。

本体の正面に映像を映し出すためのレンズと0.3インチのHD DLPを搭載。1280×800ドットのHD画質の映像を投影できます。映し出せるスクリーンサイズは壁と本体の距離で決まり、1.15mの位置で約40インチ相当、3.08mの距離に本体を置くことにより、最大100インチサイズで投影できます。

本体底面には三脚を取り付けるネジ穴がついているので、三脚と組み合わせると、より自由に映像が投影できるようになります。また、本体を寝かせて天井に映像を投影することも可能。ソファーやベッドで寝転がった状態で映像が楽しめます。

本体サイズは直径約80mm、高さ約150mm、質量は約740gと軽量コンパクトなので手軽に持ち運ぶことができます。さらにプロジェクターとしてだけでなくBluetoothスピーカーとしても使えます。

持ち運び性を重視するスタイルや手軽に映像を見たいカジュアルユースに最適。初めてプロジェクターを使うユーザーにおすすめのモバイルプロジェクターです。
 

2. コンパクトサイズながらフルHD画質で投影できる「MoGoPro+」(XGIMI)

XGIMI「MoGoPro+」実勢価格8万80円

XGIMI「MoGoPro+」実勢価格8万80円

バッテリーを内蔵するモバイルプロジェクターながら、フルHD画質での映像投影に対応した高画質モデルです。スクリーンサイズは最大300インチに対応。300ASNIルーメンの高輝度でくっきり明るい映像を投影できます。設置して電源を入れると約1秒でピント調整や台形補正が自動でできるので、AV機器に詳しくなくても安心です。

OSにAndroidTV9.0を搭載しており、多彩なアプリが利用可能。さらに、リモコンにマイクが内蔵されており、Googleアシスタントによる音声操作にも対応しています。16GBのメモリを内蔵しているので、動画や音楽を保存することも可能です。

本体サイズは幅約105.5mm、奥行き94.5mm、高さ約146mm、質量は約900gと軽量コンパクトなので手軽に持ち運ぶことができます。

バッテリー駆動時間は動画で2~4時間、音楽の場合は約24時間再生が可能。Harman Kardon監修の3W出力のスピーカーを2基搭載しており、Bluetoothスピーカーとしての性能も魅力です。
 

3. 天井照明と一体化したプロジェクター「popin Aladdin 2」(Popin)

Popin「popin Aladdin 2」実勢価格9万9800円

Popin「popin Aladdin 2」実勢価格9万9800円

リビングや寝室など決まった場所で映像を見たいけどプロジェクターの置き場所がないときにおすすめしたいのが天井に取り付けるプロジェクターです。

「popin Aladdin 2」は、天井に取り付けるシーリングライトと一体化したプロジェクターです。照明として部屋の天井に付いている取付金具に固定することでプロジェクターとしても利用できます。天井に吊るす仕組みのため、プロジェクターの設置場所が必要ないのがポイントです。

リモコンのプロジェクターボタンを押すとランプが点灯し壁に映像を投影することが可能。壁との距離によりますが最大120インチの大画面で投影できます。また、画面の投影位置やサイズは細くカスタマイズができるため、家具や扉などを避けて、壁の空いたスペースに映像が投影できます。

「popin Aladdin 2」の魅力は単に映像が投影できるだけでなく、さまざまな目的で壁を有効利用できることにあります。OSにAndroid9.0を搭載しており、YouTubeやNetflixなどの定額動画サービスが見られるのはもちろんのこと、壁に大きな時計や風景を投影するアプリ、おうちヨガ、さらには絵本の読み聞かせや動物図鑑などの子ども向けの教育用アプリも多数用意されています。

シーリングライトとしても優秀です。8畳までの空間を明るく照らすことができ、明るい色から暖かい色まで無段階での調色にも対応しています。また、Bluetoothスピーカーとしても利用可能。これ1つで、部屋のエンターテインメントを全て楽しむことができます。
 

まとめ

手軽にホームエンターテインメントをアップデートできるプロジェクターを紹介しました。映画や海外ドラマ、ライブやスポーツ、さらにゲームなどを大画面で楽しむことができれば、家庭での時間はこれまで以上に楽しくなるはずです。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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