外観(エクステリア)
道路との境界線はゆるやかにつなげて 閑静な住宅街に溶け込むように馴染んでいる、Tさんが設計図を初めて描いたという瀟洒な家。「敷地のエッジをやわらかくしようと思って」と、道路に向かって敷地を傾斜させ、そこに草木を植えて開放することで、親近感を出しています。
内観(インテリア)
【玄関】光と影を象徴的に表した玄関 南道路に面した敷地を有効利用したいと、西側に玄関を配置。
「谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』にあるような、光と影がつくり出す世界を目指しました」。
玄関はほんのり暗めに、格子とのれんを通した視線の先に光が差し込む中庭が浮かび上がるような設計です。
【中庭】
空間を広く感じさせる中庭の作り方 シンボルツリー、シマトネリコの風に揺らぐ葉擦れの音が心地よい中庭は、リビングと段差なくつないで、周囲の視線を気にすることなく楽しめる家族のもうひとつのリビングに。
水を張った水盤も加わり、実際よりも空間に広がりを感じさせます。
【ダイニング】
もうひと工夫はDIYで ダイニングとリビングは腰高の壁でゆるやかにつなげていましたが、「抜け感はキープしながらも、もう少し区切られたほうがいいかな」と思い、Tさん自らDIYで飾り棚を加えたそう。
キッチンはシンプルなカウンター式に、小窓から緑が楽しめます。
【リビング】
心地よさを追求したリビング 「リビングには、こもり感が欲しかった」と、語るTさん。
ダイニングとの段差をつけ、床にはカーペットを。高窓からこぼれる光と眩しい緑、作り付けのディスプレースペースもアクセントに。音楽に親しむ家族のハーモニーが聞こえてきそうです。
【吹き抜け】
家族が集まる、光あふれる吹き抜け 住み始めて10年、「自然と家族が集まるのは、吹き抜けの、このダイニングです」。安定的な光を取り入れ、南側には個室を配置しようと考え、吹き抜けはあえて北向きに配置。 「外壁は太陽光を乱反射させて明るくさせるため、白くしたんです」。
やわらかい光に包まれるダイニングからどの方向を見渡しても、緑と風を感じることができます。
それは、Tさんが考える、「人が本来心地よいと感じる“光、風、水、緑”」が、ここに集約されているからなのです。
【洗面室】
特別感を醸し出す洗面室 ガラスに釣り糸でミラーを設えた、アートと見間違うような洗面室。以前訪ねたリゾートで見た空間を参考に設計しました。
窓からはヒメシャラが四季折々、表情豊かに語りかけてくれます。
■社員プロフィール:
Tさん:商品開発部・商品開発グループ所属。妻と娘2人の4人家族。趣味は旅行と街歩き。
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※「三井ホーム社員の家(https://www.mitsuihome.co.jp/home/staff_works/)」の情報を元に編集しました。