カラーコーディネート

輪郭をぼかす効果も。あなたに似合う「くすみカラー」はどれ?

スモーキーブルー、オリーブグリーンなど、発色をおさえた「くすみカラー」が人気。輪郭をぼかすソフトフォーカス効果があるので、40代、50代にもおすすめです。パーソナルカラーのタイプ別に取り入れ方をご紹介します。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

自分に似合うくすみカラーの選び方

スモーキーブルー、オリーブグリーンなど、発色をおさえたくすみカラーが人気です。特徴は「にごり」。にごりが加わることで、控えめで落ち着いた雰囲気になります。

肌のツヤを抑えたり、輪郭やほうれい線をソフトにぼかしたり、顔色を滑らかに見せる効果も見逃せません。
 
2020秋冬トレンドカラー、スモーキーブルーとオリーブグリーン

2020秋冬トレンドカラー、スモーキーブルーとオリーブグリーン


くすみカラーには「白+黒=グレー」が混ざっており、白黒の割合によって、大きく2つのタイプに分かれます。

ひとつは、スモーキーブルーのような明るめの中間色。黒よりも白が多めに混じっているので、霧のベールをまとったような柔らかく穏やかな色合いです。

もうひとつは、オリーブグリーンのような暗めの中間色です。黒が多めに混じっているので、どんよりと鈍い色合いで、ややハードなイメージになります。

人によって、似合うくすみカラーは違います。似合わないくすみカラーを着ると、血色が悪くなったり、肌色がくすんだり、老けて見えることも。

ここでは、4つのタイプ別に、似合うくすみカラーの例をご紹介します(パーソナルカラーを調べてみたい方は、こちらでどうぞ「パーソナルカラーがわからない!自己診断のコツ」)。
   

スプリングタイプにはベージュがおすすめ

瞳の色が明るく、キラキラしているスプリングタイプ。肌や髪にもツヤがあり、実年齢よりも若く見られる人が多いです。

コーラル、オレンジ、イエロー、イエローグリーンなど、明るく澄んだ色が似合う反面、暗くにごったカラーは苦手。くすみカラーを取り入れるのなら、ベージュがよいでしょう。
ベージュとくすみオレンジのコーディネート 出典:WEAR

ベージュとくすみオレンジのコーディネート 出典:WEAR


スプリングタイプにとって、くすみオレンジは暗すぎるので、画像のようにボトムスで取り入れるのが正解。ベージュのトップスを合わせると、顔色を暗く見せず、くすみカラーのソフトフォーカス効果を取り入れることができます。

 

スモーキーブルーが似合うのはサマータイプ

サマータイプは、黒目の輪郭がぼんやりしていて、まなざしの印象がソフト。肌や髪はハーフマットな質感で、優しそうな雰囲気の持ち主が多いです。

水色、ラベンダー、パステルピンクなどのパステルカラーや、スモーキーブルー、ブルーグレーなど、明るめのくすみカラーがとてもよく似合います。
スモーキーブルーとローズベージュのコーディネート 出典:WEAR

スモーキーブルーとローズベージュのコーディネート 出典:WEAR


こちらは、スモーキーブルーとローズベージュのコーディネート。サマータイプのカラーパレットにある色は、ソフトでややクールです。発色をおさえると、エレガントなイメージになります。

 

オータムタイプにはオリーブグリーンがぴったり

オータムタイプは、瞳の色が深く、落ち着いたまなざしの持ち主。肌や髪はややマットな質感で、日焼けするときれいな小麦色になります。

似合うのは、サーモン、テラコッタ、マスタード、モスグリーン、ブラウンなど、暗くにごったくすみカラー。オリーブグリーンのような、オータムタイプのカラーパレットにある色を着ると、肌に陶器のようなツヤが出ます。
オリーブグリーンとブラウンのコーディネート 出典:WEAR

オリーブグリーンとブラウンのコーディネート 出典:WEAR


こちらは、ミリタリーウェアのような、渋みのあるグリーンとブラウンのコーディネート。光沢ととろみのある素材なので、ハードな色のイメージにリッチなニュアンスが加わっています。

もしスプリングタイプとウィンタータイプが、スモーキーブルーやオリーブグリーンを着たいときは、ボトムスで取り入れるとよいでしょう。

 

ウィンタータイプはグレーが取り入れやすい

ウィンタータイプは、黒目の輪郭がはっきりしていて、ツヤのある黒髪の持ち主。日焼けすると黒くなりますが、シミになりやすい肌質の方も多いです。

黒、白、濃紺、深紅、ロイヤルブルーなど、はっきりした色が似合う反面、くすみカラーを着ると顔がぼんやりしがち。ウィンタータイプが取り入れるのなら、グレーがよいでしょう。
グレーとグレージュのコーディネート 出典:WEAR

グレーとグレージュのコーディネート 出典:WEAR


グレーのブラウスは、ほんのり起毛したピーチ素材。ベージュ系を着るなら、画像のスカートのような、黄みのないグレージュがおすすめです。コントラストをつけたコーディネートが似合うので、ボトムスを白にしてもよいでしょう。

くすみカラーは、色モノに抵抗を感じる人も取り入れやすいカラーです。ソフトフォーカス効果もあるので、ぜひ、この冬の挑戦してみてはいかがでしょうか。



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