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金利100倍も?2020年・冬のボーナスキャンペーンを利用して好金利をゲット

新型コロナ禍で2020年の冬のボーナスはリーマンショック以来の厳しい状況だからこそ、有効に活用したいものです。株価は上昇基調ですが、先行きを考えると現預金は厚めに保有しておきたいもの。そんな冬のボーナス、安全で少しでも有利な預入先として考えられるのがボーナスキャンペーンを行っている金融機関です。その金利水準を見ていくことにしましょう。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

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2020年・冬のボーナスは大幅減か?

最終的な支給状況は公表されていませんが、今冬のボーナスはコロナショックの影響をモロに受けてしまいました。残念ながらこの記事を書いている時点では統計データが公表されていませんが、リーマンショックが発生した2008年の冬のボーナス以来の厳しい状況となりそうです。
 
冬のボーナス支給は厳しい結果になりそうです

冬のボーナス支給は厳しい結果になりそうです


新型コロナの影響が2020年のほぼ1年続いたことがその背景です。ちなみに、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査では、対前年比で10.7%のマイナスという見通しを出しています。

ここで注意したいのが、私たちの収入がより厳しい状況に置かれたのはリーマンショックが発生した2008年ではなく翌2009年であったことです。2021年からはワクチン接種も始まるようですが、コロナ前に戻るには相当の時間がかかると推測されることから、2021年も収入を取り巻く厳しい環境は尾を引く可能性が高い気がしてなりません。

「備えあれば憂いなし」の格言を引用すれば、株価の上昇を横目で睨みながらも現金・預金は厚めに保有して「もしも」に備えておくべきでしょう。「キャッシュイズキング」を御旗に掲げて、今冬のボーナスは安全確実に運用すべきでしょう。安全確実といえば「定期預金」が真っ先に浮かびますが、メガバンクを始めとする大多数の金融機関はコロナ禍で定期預金金利を0.002%に引き下げ、100万円を1年間定期預金に預け入れても、普通預金との利息の差はわずか10円玉1枚に過ぎなくなっているのです。
 

冬のボーナスキャンペーンを有効活用しよう

メガバンクなどの主要銀行の定期預金金利が引き下げられたことから、過去と比較すると金利水準は低下しましたが「ボーナスキャンペーン」などを行う金融機関の金利は相対的に魅力度が増しているのです。以下にキャンペンーンを行っている代表的な金融機関をご紹介していきましょう。

ソニー銀行は「円定期特別金利」と称して、2021年2月28日まで円定期預金の6カ月物、1年物、つみたて定期の1年物の金利を0.13%、円定期の10年物を0.15%としています。

auじぶん銀行は「冬の特別金利」と称して、2021年1月31日まで円定期預金の1年物の金利を年0.20%にしています。さらに、auじぶん銀行経由で「auカブコム証券の新規口座開設」と、auじぶん銀行との資金移動が便利になる「auマネーコネクトを設定」すると、1年物の円定期預金の特別金利に加えて、0.2%相当の利息額を現金プレゼントされ、実質0.40%となるキャンペンーンも行っています。

例年、ボーナスキャンペーン(特別金利)を行っている住信SBIネット銀行、楽天銀行、イオン銀行は、2020年12月2日現在、円定期預金では冬のボーナスキャンぺーンを行っておりません。
 

常時好金利を提示している銀行もチェック

今冬はボーナスキャンペーン(特別金利)を行っている銀行が少ないことから、常時好金利を提示している代表的な銀行も見ていきましょう。

オリックス銀行の「eダイレクト定期預金」は、6カ月物=0.10%、1年物=0.12%、2年物=0.15%、3年物=0.25%、5年物=0.28%となっています。常時、高めの金利を設定しているのはありがたいですが、最低預入金額は100万円以上とややまとまっているのが玉にキズでしょうか?

愛媛銀行の「四国八十八カ所支店」は、「100万円限定だんだん定期預金」が1年物0.27%。通常の定期預金は特別金利プラン中で、6カ月物=0.20%、1年物・2年物・3年物=0.22%、4年物・5年物=0.15%となっています。ただし、預入金額は300万円以上です。300万円未満だと6カ月物=0.20%、1年物・2年物・3年物=0.20%、4年物・5年物=0.10%になります。

高知銀行の「よさこいおきゃく支店」は、100万円までの「よさこいおきゃく定期」が1年物0.20%、おきゃく定期が1年物・3年物・5年物0.15%となっています。

香川銀行の「セルフうどん支店」は、100万円までの「超金利トッピング定期預金」1年物0.23%、金利トッピング定期預金が1年物・2年物0.16%、3年物・5年物が0.18%となっています。

超低金利が長期化していることから、ボーナスキャンペーン(特別金利)を行う銀行は減少しています。キャンペーンがないから上記のような常時好金利を提供している銀行を上手に利用したいものです。

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