31歳からの恋愛相談室/あの著者と、恋愛のはなし

「尽くす女性」は、愛されない?

【31歳からの恋愛相談室・特別企画/あの著者と、恋愛のはなし】一生懸命好きな人に尽くしているのに、なかなか報われない。最初は喜んでくれていたのに、なぜか最終的には「重い、ウザい」と言われたり、浮気をされたりしてしまう……。そんな悩みを抱えている女性は、少なくありません。そこで今回は、『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の男のトリセツ』の著者である恋愛コラムニスト・神崎メリさんに、「尽くす女性」は、愛されない?というテーマで、お話を伺いました。

執筆者:All About 編集部

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31歳からの恋愛相談室・特別企画「あの著者と、恋愛のはなし」:神崎メリさんにインタビュー

31歳からの恋愛相談室・特別企画「あの著者と、恋愛のはなし」:神崎メリさんにインタビュー

31歳からの恋愛相談室・特別企画「あの著者と、恋愛のはなし」:神崎メリさんにインタビュー

一生懸命好きな人に尽くしているのに、なかなか報われない。最初は喜んでくれていたのに、なぜか最終的には「重い、ウザい」と言われたり、浮気をされたりしてしまう……。そんな悩みを抱えている女性は、少なくありません。
 
そこで今回は、『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』の著者である恋愛コラムニスト・神崎メリさんに、「尽くす女性」は、愛されない?というテーマで、お話を伺いました。

■神崎メリ・プロフィール
『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』書影

『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』書影

恋愛コラムニスト。40歳。自身の離婚・再婚・出産という経験から「男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛と生きる力」を「メス力(めすりょく)」と名付け各種SNSで発信したところ、共感の声が殺到。現在、Instagramはフォロワー12万人超、Blogは月間約200万PV。『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ! 〝最後の恋〟を〝最高の結婚〟にする魔法の「メス力」』、『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の男のトリセツ』他著作多数。
 
Instagram:meri_tn
LINE公式ブログ:https://lineblog.me/tokyo_nadeshiko/
Twitter:@tokyo_nadeshiko
 

「尽くす女性」と「失いたくない女性」は真逆の存在

「尽くす女性」と「失いたくない女性」は真逆の存在

「尽くす女性」と「失いたくない女性」は真逆の存在

――一生懸命好きな人に尽くしているのに、なかなか報われない。最初は喜んでくれていたのに、なぜか最終的には「重い、ウザい」と言われたり、浮気をされたりしてしまう……。「31歳からの恋愛相談室」には、そんなお悩みがたくさん寄せられています。
 
神崎メリ(以下、神崎):私たち女性は、好きな人ができたら、とにかく「彼中心」の生活にシフトしがちですよね。その気持ち、めちゃくちゃわかります!
 
ただ残酷なことに、尽くせば尽くすほど「ど本命」から遠のいていくのが現実。尽くす行為は「男性の本能を萎えさせる」と言っても過言ではありません。
 
――男性の本能に火をつけるどころか、萎えさせる……!? 恐ろしい話です。尽くす行為のいったい何がいけないのでしょうか。
 
神崎:尽くす女性を大切にできない男性の心理について、解説していきますね!
 
まず大前提として、男性が大切にしたくなる女性とは、「失いたくない女性」です。
 
手に入りそうで手に入らない、うっかりやらかしたら離れていってしまいそう、そういう状態が男性は大好物なんですよ。なぜなら、男性の狩猟本能、征服欲を思いきりかき立てられるから!
 
本能を刺激された男性は、好きな女性のことを追いかけて、尽くして、なんとか自分のものにしようと張り切ります。そうするうちに、さらに「俺はこの子のことが大好き!」という気持ちが膨らんでいき、その女性はますます大切にされるようになるのです。
 
そんな「失いたくない女性」の真逆の存在が、「尽くす女性」です。
 
男性は尽くされると、無意識に「この人間は格下だ」と判断します。「これだけ尽くすということは、何をしても離れていくわけがない。それなら雑に扱っても大丈夫だ」という、実にシンプルな考え方ですね。
 
便利だからと、気まぐれに優しくしてくれることもあるでしょう。でも彼が「重い」「ウザい」と感じた瞬間、ひどく冷たい態度を取られる可能性もあるのですよ。
 
――そういうときの男性は、とてもシビアですね……。
 
神崎:そうそう。自分のことを溺愛してくれて、どんなに雑に扱っても離れていかなくてって、要は彼にとって「お母さん」になってしまっているようなもの。身内には冷たくあたれちゃいますからね。
 
ちなみに、私はこの状態を「プロおかん」と呼んでいます。プロおかんになると当然、性の対象からも外れて、セックスレスにも突入しがちです。
 
――相手の思いどおりになりすぎないことが大切、ということでしょうか。
 
神崎:はい! 男性に何でもかんでも合わせすぎず、自分軸で軽やかに生きている女性こそが「メス力」の高い女性といえます。
 
ちなみに「メス力」とは、男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛と生きる力のこと。メス力を高めると、男性から「ど本命」として愛される確率が格段にアップします。
 

男性の言葉には、多少の「翻訳」が必要

男性の言葉には、多少の「翻訳」が必要

男性の言葉には、多少の「翻訳」が必要

――ただ、男性の中には「好きなタイプは重くない女性。ドタキャンしてもいちいち怒ったり泣いたりしない子がいい」という人もいます。好きな人がそういう人だから、ドタキャンされても文句は言えない、デートの予定は彼の都合に合わせているという女性もいますよね。
 
神崎:男性の言葉には多少の翻訳が必要です。「重くない=わがままを言わずに何でもいうことを聞く女性」ではなく、「(何か失礼なことをしたら)ふわふわと飛んで行ってしまいそうな、軽さのある女性」なのです。
 
ドタキャンされたら怒っていいし、言いたいことは言っていい。むしろ言うべき!
 
「恋愛に依存していない」という意味で、「軽い」女性になれるといいのではないでしょうか。
 
――なるほど。それでは、男性の「尽くしてくれる女性がタイプ」という言葉は、どう受け取ればいいのでしょうか。
 
神崎:そういうことを言う男性は、今まで本気で惚れられるような女性に出会ってこなかったのでしょう。「追いかける恋愛」が、男性(自分)にとってどれほど心くすぐられる、満たされるものかを知らないということです。
 
だからなんとなく、都合のいい女を希望してしまうのです。
 
でもそういう男性も、自分から本気で好きになった女性に巡りあうと、「尽くしてくれる女性がいい」という言葉は消えますね。
 

周囲に振り回されない「自分軸」を持つこと

周囲に振り回されない「自分軸」を持つこと

周囲に振り回されない「自分軸」を持つこと

――「自分軸で軽やかに生きる女性(メス力の高い女性)」と、単なる「わがままな女性」の違いについても教えていただけますか。
 
神崎:思いどおりにならない女性は、たとえば男性のドタキャンや遅刻などがあった場合、「そういうことをされるのは本当に嫌」とはっきり言える人です。
 
毅然とした態度でいることで、男性は「この子は思いどおりにならない」と感じるでしょう。
 
一方、単なるわがままな女性というのは、彼が胃の調子が悪いと言っているにもかかわらず、「今日は焼き肉に行くって言っていたのに!」と、ふてくされてしまうような人。
 
相手の立場になって考えられない人は、わがままだなと思われても仕方ありません。
 
――人としての思いやりは欠かせないということですね。では、「彼に◯◯してほしい」という希望がある場合は、まずは素直に伝えてみてよいのでしょうか。それはわがままにはあたりませんか?
 
神崎:はい。もちろん内容によりますが、まずは軽く伝えてみてください。
 
――一度、勇気を出して希望を伝えたけれどスルー、あるいは断られてしまった。また同じ反応だったらと思うと、もう言えない……なんてお話もよく聞きます。そういう場合は、どうすればいいでしょうか。
 
神崎:それまで男性に甘えたり頼ったりしてこなかった女性が、急に「こうしてほしいな」「ああしてほしいな」と言い出した場合、男性はキャラクターの変わりっぷりについていけないことがあります。そういう場合、お願いがスルーされがちなんですよね。
 
思いがしっかり伝わるようになるには、ある程度の時間は必要です。
 
ただ、そういうときに凹んでしまう気持ちはわかります。悲しくて、そのことばかり考えてしまったりしますよね。
 
だからこそ、私は「恋愛を人生のメインにしない」ことをおすすめします。せいぜい、恋愛に割く比重は4割くらいまで。趣味や仕事など、ほかのことにも打ち込むようにすると、彼の発言に一喜一憂しない自分が作られます。
 
それに、メス力の高い女性なら、百発百中で何でも叶えてもらえるということでもないのです。私だってそう。お相手のコンディションや事情もあるので、だめだったときに落ち込む必要はありません。
 

尽くしたい欲は、彼ではなく自分自身に向ける

尽くしたい欲は、彼ではなく自分自身に向ける

尽くしたい欲は、彼ではなく自分自身に向ける

――ここまでのお話を聞いて、「男性の心理はわかったけれど、それでも相手に何かしてあげたくなってしまう……」という女性もいらっしゃるのではと思います。「相手に何かしてあげたい」という欲求は、とにかく我慢するしかないのでしょうか。
 
神崎:その「何かしてあげたい」欲求は、ぜひ自分自身に向けてあげてほしいです。
 
お金や時間を、たとえば自分のボディメイキングや、何かの資格取得に思いきり注いでみる。そうやって自分を磨き、日々を充実させていけば、好きな人から見てもより魅力的な女性になれるはずです。
 
朝、早起きして彼のためのお弁当を作るよりも、自分自身のために、美容にいいお弁当を作るなり、野菜スムージーを買うなりしちゃいましょう! そのほうがずっと有意義ですよ。
 
――「尽くしたい欲」は自分に向ける、これは婚活女子の鉄則ですね! 目からウロコのアドバイスの数々、本当にありがとうございました。
 
* * *
 
『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の男のトリセツ』

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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