リキュールNo.1は、クセになる味わい

 
イエーガーマイスター

イエーガーマイスター

昨年、『クラフトリキュール「奏Kanade」新たな和の世界』記事で紹介したように、抹茶、柚子、白桃の3種の「奏」シリーズが発売(後に桜も加わる)されて話題を呼んだ。今回は、リキュールにおいて販売数量世界1位ブランド、「イエーガーマイスター」を紹介したい。家飲みでの楽しみ方、そしてブランド名の由来についてもお伝えしたい。
バーテンダーの方々はもちろん、酒類に精通されている方々のなかにも、“えっ、イエーガーマイスターが、世界で人気No.1リキュールなの?”と驚かれるかもしれない。
クセの強いこのハーブ系リキュールが、実は現在、世界で最も飲まれているのだ。世界140ヵ国以上で700万ケースを販売(IWSR2018)している。
「イエーガーマイスター」(700ml・35%・¥2,400/200ml・35%・¥850/税別希望小売価格)は、1935 年にドイツのマスト・イエーガー社(1878年創業)が誕生させた。アニス、フェンネル、カモミール、ラベンダー、リコリス、ミント、ゲンチアナ、シナモンなど56種類ものハーブ、草根木皮、それにフルーツを材料としてつくられている。
クセが強い、と述べたが、クセになる味わいともいえるだろう。ハーブ系の味わいを好む方ならばハマってしまう味わいである。健胃薬的な、皆さんよくご存知の食べ過ぎや飲み過ぎに効く胃腸液(ドリンク)に似た風味である。独特のほろ苦さにチョコレートやコーラのニュアンスも抱いている。
ドイツでは極めてポピュラーな酒のひとつであり、健康酒としてストレートで飲まれているようだ。もし、試されるならば、ボトルごと冷凍庫でキンキンに冷やすことをおすすめする。
アメリカでは若者たちに人気が高く、ショットで飲んだり、パーティーシーンでも愛されていると聞く。日本でもクラブを中心に若者たちに好評のようだ。
 

家飲みおすすめは「イエーガー・オレンジ」

 
イエーガー・ショット

イエーガー・ショット

この新型コロナ禍、どうしても家飲みが中心となってしまう。では「イエーガーマイスター」を自宅で楽しむにはどんなスタイルがふさわしのだろうか。面倒な手間のかからない飲み方をご紹介しよう。
味わいが強烈過ぎないかな、でも飲んでみたいな、という方にはフルボトルだけでなく200mlも用意されているから、とりあえずそちらの小瓶を購入していただきたい。
まず、先述したように冷凍庫でボトルを冷やし(できたらグラスも)、ストレートでじっくりゆったりと。オン・ザ・ロックでもいい。
爽快に、というならばソーダ水で割る、できるならばトニックウォーター割りがいい。これはとても美味しい。
そしていちばんのおすすめは「イエーガー・オレンジ」である。ただしグラスにオレンジジュースとイエーガーを入れ、ステアでグチャグチャ混ぜてはいけない。ミックスしちゃうと見た目も美しくない。
比重の違いを利用して「イエーガーマイスター」をフロートさせるのだ。面倒に思えるが、意外と簡単にセパレートできる。
イエーガー・オレンジ

イエーガー・オレンジ


分量はお好みにお任せしたいのだが、とりあえずわたしのつくり方をお伝えしておく。ロックグラスに氷をできるだけ隙間無くたっぷりと詰める。そこにオレンジジュースを60mlくらい入れる。そして「イエーガーマイスター」を氷の上に当てるようにゆっくりと30ml程度注ぐ。これできちんとしたフロートが完成する。
スプーンなんか使って慎重に垂らしていくなんてことはしなくていい。とても簡単だからお試しいただきたい。
ストレートの感覚からはじまり、オレンジジュースが口中に滑りこむとハーブ系の主張が弱まってフルーティーな優しい味わいとなる。疲れた心身を癒す香味といえ、好きになる人は多いと思う。
では、次ページで、「イエーガーマイスター」というブランド名と由来についてお話しよう。(次ページへつづく