ひかりの恋愛コラム

承認欲求、誹謗中傷…SNSで子供おばさんになっていない?

SNSの使い方に気をつけないと、トラブルを起こしたり、人間関係を壊したりしてしまうことも。大人として気を付けたほうがいい“SNSの子供っぽい使い方”とは何でしょうか?

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執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

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SNS、子供っぽい使い方をしていない?

SNS痛い女

SNSの使い方に気をつけないと、トラブルを起こしたり、人間関係を壊したりしてしまうことがあります。大人になっても精神が成熟していない子供おばさん(子供おじさん)は、残念なSNSの使い方をしてしまいがちです。大人として気をつけたほうがいい“SNSの子供っぽい使い方”とは何でしょうか?

 

子供っぽい使い方1:“承認欲求丸出し”の投稿をする

ある程度、大人の年齢になっていても、他の人が聞いたらどうでもいいような、たわいのない自己報告や自慢話を、特定の人ではなく、不特定多数の人に公開してしまう人は、ちょっと気をつけたほうがいいでしょう。

その内容をどう受け取るかは相手次第で、なかには「よかったね!」と思う人や何とも思わない人もいるので、読み手に対しては問題にならないこともありますが、そんなことよりも、そういうことを書いてしまう自分の“承認欲求”に気づいたほうがいいのです。

大人になったら、自分の承認欲求ときちんと向き合うことは大切なことです。「どうしてそんなに自分のことを知ってもらいたいのか?」「なぜ、認められたいのか?」「人に褒められたい理由は何なのか?」について、きちんと考えてみるといいでしょう。

承認欲求が強い人は、大抵、自分のことを肯定できていません。自分で自分のことを受け止められないから、人に受け止めてもらうことで安心しようとしています。

でも、相手の反応なんて、自分でコントロールできません。つまり、たとえ自分が同じことを投稿したとしても、相手の精神的なコンディションによって、受け入れられたり、否定されたりするものなのです。それでショックな気持ちになるのなんて、ばかばかしいものです。でも、そんな“不安定なもの”で自分の価値をはかっているうちは、ずっと精神の安定は得られないでしょう。

承認欲求をなくすためには、自分自身が自分のことをきちんと認め、受け止められるようになることが大切です。そのためにも自分の中にある劣等感ときちんと向き合う必要があります。それができるようになったら、人にわざわざ認められようなんて思わなくなってくるでしょう。それによって、SNSで発信する内容も変わってくるはずです。大人になったら、承認欲求から抜け出せるようになったほうがいいし、そのほうが生きやすくなるものでしょう。

 

子供っぽい使い方2:誹謗中傷を書きまくる

SNSでの誹謗中傷は、常に問題になっていることです。個人的に気に入らない人の悪口を書きまくる人は、もう少し相手の立場に立って考えられるようになったほうがいいでしょう。これは、言葉の暴力ですしね。

ただし、なかには、物事をいい方向に進めたいからこそ、正義感を持って抗議している人もいます。その場合は、もちろん悪いことではありません。でも、書いている内容が誹謗中傷になってしまうと、問題が起こりやすくなります。

誹謗中傷とは、「相手の悪口を言い、さらに根拠のないことを言いふらして、相手の名誉を傷つける行為のこと」をいいます。つまり、「自分の意見を言うこと」「事実を述べること」「疑問を投げかけること」は、間違っていませんが、それが一方的に相手を攻撃するような汚い言葉だったり、事実と異なる内容だったりする場合は、問題行為と見なされてしまいます。

自分の意見を書くときの心構えとして、持っていたほうがいいものがあります。それは、「相手を攻撃するために書く」のではなく、「物事が良い方向に進むようになることを書く」のを目指すことです。例えば、「あいつのやり方は、卑劣だ!」では、単なる悪口になってしまうので、「もっとこうしたほうがいいのではないか」「そのやり方は、法律違反に当たるのではないか」「どうしてそういうやり方をするのか、理由を知りたい」という書き方です。そういう意見のほうが人を傷つけにくいし、建設的です。

せっかく自分が正しい思いを持って書いているのに、人を傷つけたり、受け入れられなくなったりしてしまうのは、もったいないことです。たとえ頭に来ても、ただただ感情に任せて、悪口や文句を言っているようでは、信用されなくなってしまいます。知恵を使って、前向きに進むための発言にしたほうが得策なんですよね。

 

子供っぽい使い方3:偽情報を拡散してしまう

SNSでは、テレビや雑誌には出てこないような情報も色々と出てくるので、なかには知っていてよかったと思うようなお得な情報もあれば、逆に、誤った情報もあります。もし偽情報を鵜呑みにして、自分で確かめもせずに広めてしまうと、あなたのことを信じている人たちに迷惑をかけたり、信用を失ったりすることがあるので気を付けたほうがいいものです。

どんな情報も鵜呑みにし過ぎずに、自分でも色々と調べて、本当に正しい内容なのかどうかをきちんと考えることが大切です。それが、発信する側の責任というものです。

情報は、戦略のために使われることも少なくありません。だから、情報を調べるときには、その情報を流している大元の人が、何を目的に流しているのかについても理解したほうがいいこともあります。もしそれを理解しないで偽情報を流してしまうと、相手が悪だくみをしている場合は、自分も知らぬ間にその片棒を担いでしまうこともあるのです。逆に、もし自分では真偽を確められないような情報ではあるけど、すごくいい内容だから広めたいというときは、「不確定(未確認)情報」であることも明記し、読み手の人に判断してもらうようにすることも大切です。

世の中には色々な説が噂されるものですが、100%嘘でかためた説なんてものは滅多になく、その中に真実もあるからこそ、騙されやすくなるものです。つまり、全体のうち8割は本当の情報で、その中に2割ほど“信じさせたい嘘”が隠されていることだってあるのです。さらに、自分が信じたいと思うような“都合のいい情報”ほど、注意が必要です。その「信じたい」という気持ちを利用して、嘘を拡散させるやり方をしようとする人もいますしね。

それだけでなく、発信している人が“人として正しい人物”であっても、完璧な人なんていないので、場合によっては誤った情報を流してしまうこともあるでしょう。だから、その人のことは信じていても、その人が出す情報に対しては、信じ過ぎることなく、常に冷静に判断をすることが大切です。だから、特定の発信者に対して依存することなく、自分自身がきちんと自立して、その情報と向き合う必要があるのです。

SNSの発言には、その人の“人となり”が出てくるもの。たとえ匿名を使っているにしても、発言には責任を持ちたいものです。それが、“大人ならではのSNSの使い方”だと言えるでしょう。「この人、子供おばさん(子供おじさん)かも……」なんて思われることのないように、気を付けたいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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