ひかりの恋愛コラム

辛いときこそ大切なのは、“心が通じ合う友”の存在

大人になって、「友達がいない」という人も少なくありません。そういう人が、心が通じ合えるような“本当の友達”を作るためには、どうしたらいいのでしょうか?

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執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

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辛いときに大事なのは“心が通じ合える友”の存在

親友

新型コロナウイルスにより、これからのことに不安や恐れを抱えていたり、うまく進まない状況に怒っていたり、外出自粛中に孤独を感じていたりしている人は多いものです。こんなときにこそ、心を整えて、冷静に行動をすることが大切ですが、1人でいると、どんどん悪いことばかり考えてしまうこともありますよね。そんなときに大事なのは、“心が通じ合える友達”だと言えるでしょう。

お互いに、愚痴など溜まった思いを吐き出せたり、体調や状況を気遣い合えたりする、気心の知れた友達がいると、精神的に乗り越えやすくなります。でも、大人になって、「友達がいない」という人も少なくありません。そういう人が、心が通じ合えるような“本当の友達”を作るためには、どうしたらいいのでしょうか?

 

そもそも“本当の友達”とは?

そもそも“本当の友達”とは、どんな存在でしょうか? 例えば、転職をしたり、社会的地位を失ったりしたら、周りからいなくなるような人は、友達でも何でもありません。たとえあなたが無職になったり、窮地に陥ったりしても、見捨てないで傍にいてくれる相手こそ、“本当の友達”です。

また、友達関係は“対等に”交わっていくことが大切です。だから、どちらかがマウントをとったり、依存したりすると、いい関係が築けなくなります。

特に「ただただ自分を受け止めてくれる心の支えがいてほしい」「誰かにすがりたい」と思っている人は、相手に自分の心の隙間を埋めてもらおうとして、依存する傾向があります。でも、大人になると、「それは、自分自身で乗り越えなくてはいけない問題だ」ということが分かってくるし、そういうことをしてくる相手に対して、面倒に感じる人は多いもの。だからこそ、お互いに、それなりに精神的な自立ができていることが大切なのです。

また、友達関係においては、“ギブ&テイク”という発想ではない方がいいでしょう。お互いに「相手に求める」のではなく、むしろ「自分が相手を喜ばせたい」と思えるような“ギブ&ギブ”の関係性でいた方がうまくいくものです。

でもそれは、無理してそうするのではなく、「相手が喜んでくれるとうれしい」と思えるほど好きな相手なので、自然とそうしたくなるものなんですよね。つまり、“本当の友達”を作るためには、まずは「自分が相手をそれくらい好きになることが大切」だと言ってもいいでしょう。

その上で、相手にもそれくらい好かれるほど、“相手が魅力を感じる存在”でいることも大切です。そうでいないと、所謂、“片思い”の状態で、関係を深められないことは多いものですしね。

 

実は、恋人を作るよりも難しい!?

恋人を作る以上に、“本当の友達”を作る方が難しいこともあります。恋人だったら、“異性としての魅力”があれば作れることもありますが、友達の場合は、お互いに話が合って、一緒にいて楽しくて、どこかリスペクトできるような“人としての魅力”がないと、忙しい時でもわざわざ時間を作って会おうという気持ちにはなりにくいものですしね。

つまり、敢えて表現するならば、友達というのは、「プラトニックのまま、人として惚れさせ続けなくてはいけない相手」でもあるのです。それって、結構、難しいことなんですよね。

では、人として惚れさせ続けるには、どうしたらいいのか? それは、自分自身が、“人として惚れる相手”とはどんな人なのかを考えてみると分かるでしょう。

一緒にいたら楽しいだけでなく、例えば「思いやりがある」「チャレンジ精神がある」など、その人の人柄や生き方に何か尊敬できるところがあって、なおかつ信用できる相手でないと、なかなか惚れこむことはできないものです。そういう魅力がある人だからこそ、たとえ喧嘩をすることがあっても、仲直りをしたくなるものですしね。

学生のときは友達を作りやすい環境ではありますが、大人になっても続く友達というのは、最終的にはそういう魅力がないと難しいものです。だからこそ、 “本当の友達”を作りたければ、まずは自分自身がそういう人になることが大切なんですよね。

 

友達のいない大人は意外と多い

大人になった今、「友達が1人もいない」という人は、それはなぜなのかをきちんと考えてみることは大切です。ただ単に「いい出会いがなかった」だけではないはずです。

例えば、人を損得勘定で見ていなかったか、きちんと相手を好きになれたか、その好きな相手に優しくできたか、喜ばせたいと思えたか、単に自分の暇つぶしのために相手を使っていなかったかなど、自己を振り返ってみましょう。

意外と友達がいない人は、無意識的なところで、「自分が楽しいことをすることが最優先で、それに相手を付き合わせたい(=自分の楽しみのために、相手を利用したい)」という感覚がある人も少なくありません。それが相手に伝わるからこそ、友達が離れていくことが多いんですよね。

もちろん友達は数多くいればいいというわけではありません。それよりも、お互いに心を許し合えるほど、信頼できる関係を築ける相手が1人でもいるかどうかの方が大事です。そんな存在がいると、お互いに励まし合い、今回のような困難でも、精神的に乗り越えやすくなるものですしね。

コロナ騒動が起こったことで、自分の今までの生き方を見つめ直さざるを得ないことも色々と出てくるものです。現在、友達が1人もいない人もそうでしょう。そんな人は、“本当の友達”が作れるように自分を変えてみてはいかがでしょうか。その方が、人生はもっと楽しくなるから!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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