スキンケア

実践したい、手荒れを防ぐ「正しい」手洗いの方法

最近、ウイルス対策として入念に手洗いをされている方も多いのでは? 手洗いをきちんとすればするほど、気になる手荒れ。頻回の手洗いでも手荒れや乾燥しない方法をご紹介します。

小林 未佳

執筆者:小林 未佳

コスメ・化粧品ガイド

感染症の季節に多いお悩み

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ウイルス対策として、こまめに手洗いを行っている方も多いかと思います。そんな中、手荒れや乾燥で手がガサガサになってしまって困っているという声を多く聞きます。今回は、手荒れを防ぐ手の洗い方&ケア方法をご紹介します。
 

手洗い・消毒で手が荒れるのはなぜ?

健康な肌には「バリア機能」が備わっています。バリア機能は、肌内部の水分を守るだけでなく、微生物や化学物質などが体内へ侵入することを防いでいます。逆にいうと、バリア機能が弱まってしまうと、乾燥しやすく、外部刺激に弱くなってしまいます。
美しい手肌のためにはバリア機能が重要

美しい手肌のためには「バリア機能」が重要

手洗いや消毒などを繰り返すと、肌のうるおい成分が失われてバリア機能が弱まり、乾燥や手荒れがひどくなります。それだけでなく、手荒れがひどいと手洗いをしても細菌などが皮膚上に残りやすくなるともいわれています。

手を清潔に保つためにも、手のうるおいを保つことはとても重要なのです。
 

手荒れ・乾燥を防ぐ“正しい”手洗い

手荒れ・乾燥を防ぐ正しい手の洗い方

手荒れ・乾燥を防ぐ正しい手の洗い方

手を清潔に保ちつつ、うるおいも守るためには正しい方法で手洗いすることが大切です。今回は、手洗いで守るべき5つのポイントをお伝えします。

1. ぬるま湯は使わない
ぬるま湯は肌のうるおい成分が溶け出しやすいため、要注意。手のうるおいを守るためには冷たい水で洗いましょう。

2. しっかりと泡立てから洗う
液体タイプ(泡で出るタイプではないもの)のハンドソープの場合は、しっかり泡立ててから使いましょう。肌への刺激が少なくなるだけでなく、爪の間や手のシワの間など、すみずみまできれいに洗うことができます。

3. 爪をたててこすらない
きれいに洗おうと思って、爪をたててゴシゴシとこするのはNG。泡を手指全体に密着させるように、やさしく丁寧に洗いましょう。

4. 手洗い後はすぐに水分を拭く
手洗い後、水分をそのままにしておくと乾燥の原因に。すすぎ終わったらすぐにタオルで丁寧に拭きましょう。ゴシゴシとこするのではなく、やさしくタオルを押し当てるように。ハンドドライヤーは乾燥の原因となるので、タオルで拭くほうがよいですね。

5.ハンドクリームでしっかり保湿
手洗い後に重要なのが、ハンドクリームでの保湿。タオルで拭き終わったらすぐにハンドクリームを塗るのが重要です。外出先でも塗れるように、携帯用のハンドクリームを持ち歩きましょう。
 

ハンドクリームの“正しい”塗り方

ハンドクリームは、手指のすみずみにまで塗り込むことが大切です。ハンドクリームの基本の塗り方をご紹介します。

1. ハンドクリームを手のひらに適量とり、両手のひらにのばします。
2. 手のひらで手の甲全体になじませます。
3. 指の付け根から指先に向かってらせんを描いてマッサージするように1本1本塗布します。特に爪周りは乾燥しやすいので念入りに。
4. 指と指の間のつけね(水かき)をつまむように塗り込みます。

特に手荒れが気になる場合は、就寝前にワセリンなどでしっかりと保湿しましょう。
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ただ、あまりにも手荒れがひどく、痛みやかゆみを伴う場合は手湿疹など疾患の可能性が考えられます。その場合は皮膚科医に相談の上、適切な治療薬を用いて治療しましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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