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アフターコロナに備える!自粛生活で生まれた時間の活用法

自粛生活が続き、ストレス発散につい文句を言いたくなる気持ちもわかります。しかしここは、気持ちを切り替え、自粛生活で生まれた時間を有意義に使うことを考えてみてはいかがでしょうか。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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自粛生活が続き、やり場のない不安や不満などから、ストレス発散につい文句を言いたくなる気持ちもわかります。しかしここは気持ちを切り替えて、自粛生活で生まれた時間を有意義に使うことを考えてみてはいかがでしょうか。
 

文句や批判したくなる気持ちもわかるが……

仕事柄、講師業や飲食店経営者、イベントスペース運営、民泊などをしている知人がたくさんいます。彼らの状況を慮ると、文句の一つでも言いたくなる気持ちが想像できます。なぜなら、「収入がゼロなのに、固定費はかかる」「預金残高がどんどん減っていく」という恐怖を、私も経験したことがあるからです。

平時なら自分も「批判してもしょうがない」「自己責任だ」などと、偉そうに言うかもしれません。しかし今は、個人でどうすることもできない非常事態。こんなひどい状況になるとは、誰も予想できなかったでしょう。

やり場のない不安や不満から、批判や文句を言いたくなる心情を否定することはできません。
 

膨大に生まれた時間は逆にチャンス!

とはいえ、「ただ文句を言ってやり過ごせばいい」とは言いません。

ボイストレーニングの講師・研修業をしている私の妻も、4月以降の企業研修やカルチャーセンターでの講座は、すべてキャンセルとなり、この先の見通しが全く立たない状況です。

でも彼女は気持ちを切り替え、ヒマになった時間を使って新しいコンテンツ開発や子どもの発声訓練のテキスト作りに着手しています。つまり、「本業が途絶えて時間がある」「ずっと家にいる」からこそできることは必ずあると思うのです。

たとえば今、コロナの直撃を受けている人は、将来に備えて環境に影響されにくい商材やビジネスモデルの開発をする。あるいは職種や働き方を根本的に変えようと、じっくり検討する時間に充ててはいかがでしょう。
 
生まれた時間を有意義に使おう

生まれた時間を有意義に使おう

 
自宅待機を余儀なくされている生徒児童や新社会人は、この膨大な時間をムダにしないよう、教育コンテンツをくまなく探すなどし、利用できるものは利用し尽くすことです。ゴールデンウイークが明けて登校・出勤したときに、「こんなに差がついているの!?」と愕然としないよう、うまく時間を使う必要があります。

なぜなら、「やる人はやる」のですから。自宅待機の今、他人の努力量は目に見えないから、自分はそこそこやっていると思っても、実は同級生や同僚はもっと努力しているかもしれません。
試合が始まってから、練習不足を嘆くことにならないようにしたいものです。
 

できることを考え、実行する

収入が減った人、あるいは事業主の緊急措置としては、情報収集を怠らず政府の発表に敏感になり、お金は借りられるだけ借りておくこと。もらえる給付金や助成金は、もらえるだけもらっておくことです。

「政府や他人に頼らない」などと、きれいごとを言っている場合ではありません。キャッシュが底をつけば、そこでジ・エンドなのですから。結果的に使わなくても、それはあとで返済すればいいだけです(ただし、返済の目途がつかない人は注意が必要ですが)。

いつ収束するか(あるいはしないか)わからないから、手元の現金が厚いに越したことはありません。面倒でも「申請手続きもひとつの仕事」ぐらいに割り切って申し込むことです。

ひとしきり不平不満を吐き出したあとは、個々ができることを考えて実行していきましょう。アフターコロナがいつやってくるのか、あるいはウィズコロナ(with)の時代になるのか、わかりません。

しかしここは、しぶとく生き抜いて、後世に「オレらはこんなすごい経験したんだよ」「次に同じようなことが起きたらこうしよう」「可能性を想定し、影響を最小限にできるようにしておこう」という知恵を遺したいものです。

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