アンティーク感たっぷりの外観
ホームオフィスなどデスクで使う照明選びは案外むずかしいもの。最近は電球や蛍光灯のデスク照明はほとんどなくなり、交換不能なLEDが内蔵されたモダンなデザインのものが主流ですよね。
家で使う作業用照明は「最新の尖ったデザインのものより柔らかい色や形がいいな」と、考えている人も多いのでは？
そんな人に、IKEAの「FORSÅ（フォルソー）ワークランプ」をオススメします。
レトロな雰囲気のデザイン
アームはＺ型で5本のスチール角棒と4本のスプリングで構成
ベース（土台）となる部分は約1.5キロあり安定感はバツグン。電源のオン／オフは中間スイッチで行う
この照明器具の大きな特徴はシェードと呼ばれる「電球の傘」の角度がいろんな高さで水平に動くことです。
一度決めたシェードの傾きをそのままに光源の高さを変えられるので、さまざまな位置から照らしたい場所に光を当てることができます。
もともと、このフレキシブルにアームが動かせるタイプの「スプリング式アームライト」は工場などの精密な作業で手元を照らすために1930年代のイギリスで開発されたもの。日本でも1970年代に「Zライト」などの名称で主に学習用照明として大ヒットしました。
このようにアームライトは長い歴史を持っているのでアンティーク市場でも人気のあるタイプ。工業的なデザインのライトをかわいい色と形でIKEAが現代風にアレンジしたものが「FORSÅワークランプ」です。
LED、白熱電球どちらも使える
LEDの「電球色」の光源で照らしているところ
40ワット以下、口金がE17サイズの電球が使用可能
この製品には電球が付属していないので注意が必要です。IKEAの店舗にも適合する電球が各種販売されているので、すぐに使いたい場合は同時購入して使用できます。ですが、市販されているさまざまなタイプの電球が使えるのでワット数や電球の種類を目的に合わせて装着できるところも魅力です。
一般に普通電球（白熱球）と呼ばれるもの。すべて40ｗ以下E17サイズなのでどれもが使える。左から、シャンデリア球、ミニレフランプ、ミニクリプトン球のホワイトとクリア。価格は1本100円～300円程度
E17口金サイズの40形相当LED電球。左からフィラメント電球、昼白色、電球色。真ん中のダイソー製は白昼色も電球色も200円という安さ
このスティックで動かせばヤケドの危険性もない
昔ながらの普通電球は安価でLEDには出せないほっこりした暖かい色が特徴なので今でも選ぶ人も多いです。
でも最近はLED電球もかなり安くなってきています。LEDは電球自体が高温にならないですし、電球の寿命が約20倍なので、LEDを選んだ方が安全性も含めて安心です。
グリーンのワークランプは特にレトロ感があるので昭和っぽいデザインの家電と良く似合う（ラジカセ：エルソニック／EFPRCM01。目覚まし時計：ニトリ／エポ T0809S WH）
LEDでも白熱電球でもオッケーで、インダストリアルな硬派な雰囲気と可愛らしさをあわせもった、とてもコスパの良い製品。
ホンモノのアンティークにも負けないデザインと仕上がりで、モダンな部屋でも和室にも合います。デスクに置くライトを探している人は、ぜひ検討してください。
DATA
IKEA┃FORSÅ フォルソー ワークランプ
高さ：35cm(組立て時のサイズ)
ベースの直径：15cm
シェードの直径：12cm
コードの長さ：1.8m
適合電球：最大40w
