響ジャパニーズハーモニーはかぐや姫

 
響ジャパニーズハーモニー

響ジャパニーズハーモニー

ブレンデッドウイスキー「響」は、ちょうど30年前の1989年に誕生した。“サントリーの技術の粋を結集したブレンデッドウイスキー”として香味開発されたプレミアムウイスキーである。以来、日本の最高峰ブランドとして、世界的に高い評価を得るとともに賞賛を浴びつづけている。
現在、スーパープレミアムな「響21年」(700ml・43%・¥25,000税別希望小売価格/以下同)、「響30年」(同・¥125,000)があるが、日常的に嗜むという訳にはいかない。
個人的にはこのサイトで何度か紹介している「響ジャパニーズハーモニー」(700ml・43%・¥5,000/以下、響JH)を愛飲している。どんなところが好きか、と問われたら、たくさんの言葉が浮かぶ。
しなやかに繊細で華やか。ふんわりと甘く、和の感覚が潜む。複雑で重層的な香味を抱きながらも煌めくような透明感がある。きっとこの輝きの感覚に魅了されているのであろう。
 
山崎蒸溜所の竹林

山崎蒸溜所の竹林

「響JH」を飲んでいると、とても楽しい。煌めくような透明感が、イメージを自由に香らせるのだ。 オン・ザ・ロックで味わいながらボトルを見つめる。二十四節気を意味する24面体の縦にすっきりと伸びたラインが、山崎蒸溜所を包み込む竹林に想えてくるのだ。
「響JH」は、言うまでもなく山崎モルトがキーとなっている。それゆえなのか、“なよたけの如くしなやかで輝くような美しさ”のかぐや姫を連想する。氷の煌めきに映えるゴールデンブラウンの輝きは、美しい女性の微笑みに似て。そう、竹取物語のかぐや姫がグラスのなかに姿を現すのだ。
心地よくなったわたしに、「かぐや姫に出会ったことがあるのか」と、からかいの声が聞こえてくる。わたしは「出会ったことがある」と自信をもって答える。
上質な酒はイメージが自由に香る。飲み手のこころを自由に遊ばせてくれるウイスキーがあることは、とても幸せなことである。
 

12月記事で響ブレンダーズチョイスを紹介

読者の皆さん、ごめんなさい。「響」30周年を伝えることを忘れていたので、2020年を迎える前に慌ててお知らせした次第である。
2019年もあとひと月を残すだけとなった。宴会の多い時期ではある。でも、ひとりの時間には「響JH」を味わいながら、今年1年を振り返っていただきたい。過去、現在、未来へと想いを馳せてもいい。わたしは振り返ることなく、空想の世界に遊ぶ。かぐや姫をイメージしながら飲む。
さて、11月末に一度、ジンの歴史記事をはさんで、12月の記事では「サントリーウイスキー響BLENDER’S CHOICE」(700ml・43%・¥10,000税別希望小売価格/響ブレンダーズチョイス)について紹介する。しばらくお待ちいただきたい。

最後に「響JH」のTasting Notesを紹介しておく。
 

 


色      琥珀色
香り     ローズ・ライチ・ほのかなローズマリー・熟成した樽香・
       白檀
味わい    ハチミツの透明感のある甘さ・
       オレンジピールチョコレート
フィニッシュ 繊細でやさしく穏やかにつづく余韻・ほのかにミズナラ
 

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