貯蓄

ピンチのときこそ試したい!すぐに効果絶大なお金管理術

節約を大幅に加速できるのが、「固定費の削減」です。保険料や通信費、光熱費など。固定費を節約すれば、僕らの生活費は永続的にカットできます。一度の努力で大きく節約できるので、最優先で手を付けるべきでしょう。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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ちょっと見直すだけ効果絶大!?

これまで僕は、「お金持ちになりたいなら、とことん節約すべし!」という話をしてきました。
 
中でも、節約を大幅に加速できるのが、「固定費の削減」です。保険料や通信費、光熱費など。固定費を節約すれば、僕らの生活費は永続的にカットできます。一度の努力で大きく節約できるので、最優先で手を付けるべきでしょう。
 
All Aboutのガイドになってから早1年。固定費に関する記事を書いたのも、ちょうど1年前のことでした。
 
あれからガイドとして活動するうちに、「中原さんの記事を読んで、固定費の節約をしました!」「生活がグンと楽になりました。ありがとうございます!」といったお声もいただきます。お金のプロとして、このことに勝る喜びはありませんね。
 

通信費・保険料・光熱費は、定期的な見直しを!

とはいえ、固定費の節約は、一度やったら「それで終わり」というものではありません。むしろ、毎年・シーズン毎に、何度も何度も繰り返し行うべきです。
 
まず意識したいのが通信料です。かくいう僕自身、先日、携帯ショップへ行った時には、「月々2000円安くなる新しいプランができました!」と店員に教えてもらい、驚きました。半年前に気づいていれば……と悔しく思いました。
 
スマートフォンやインターネットの契約は、毎年のように新たな料金プランが作られています。節約できる機会は豊富にありますので、時間を取ってプランを見直した方がよいでしょう。
 
他にも、保険料の見直しも忘れずに。生命保険文化センターの調査(1)によれば、男性が月当たりに支払う保険料は「1万9000円」、女性が月あたりに支払う保険料は「1万4500円」なのだとか。
 
仮に50年間、この額面で保険料を支払い続けるとしたら、支払い総額は1人あたり800万円~1000万円にのぼります。車を何台も買える金額です。同様に、光熱費の見直しも欠かさないようにしましょう。
 
通信費・保険料・光熱費。いずれの場合も、「契約会社は、自発的に固定費を安くする方法を教えてくれないものだ!」という点に気をつけましょう。
 

節約した分は運用に回し、お金を増やす!

以前、「節約貧乏には何が足りないのか?」という話もしましたが、上手に節約したお金を運用に回せば、年率5%くらいのペースでお金を増やせる(2)と期待できます。
 
固定費の節約は、1カ月単位で見ると小さく見えます。しかし、年単位や複利の影響を考えると、その効果は計り知れません。
 
この記事を読んで「最近、固定費の見直しをしていないなぁ……」と思いましたか? もしそうなら、今が見直しのチャンスです。この記事をきっかけに、固定費のプランを見直してみてはいかがでしょうか。


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【参考文献】
 
  1. 調査:生命保険文化センター, 生活保障に関する調査, 平成28年度
  2. 論文:山口勝業, 2016, "株式リスクプレミアムの時系列変動の推計 --日米市場での62年間の実証分析", 証券経済研究, 93, pp. 103-111
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