グルメトピックス

甘納豆のルーツ? 十勝の豆と老舗が培った製法の美味しい出会い

北海道ガイドであり、道内各地の地域情報やグルメ情報を紹介している大谷修一さん。今回イチオシしてくれたのは、「豆の町」として知られる十勝・本別町の豆菓子の老舗が販売している甘納豆です。

大谷 修一

執筆者:大谷 修一

北海道ガイド

  

豆菓子の老舗が本別町に移転したのは1991年のこと
 

連続テレビ小説「なつぞら」の舞台として、今や全国から熱い視線を浴びている北海道の十勝。ここは番組のなかで描かれているように牛乳やバターといった酪農製品をはじめ、おいしい豆やジャガイモ、トウキビ、カボチャなどの農産物がふんだんに採れる「農業王国」です。

そんな十勝のなかでも豆の町として有名な本別町には、豆菓子の老舗・豆屋とかち 岡女堂本家があります。「豆の町につくられた豆のお店」というだけのことはあり、店内に一歩足を踏み入れると素焼きの黒豆、大豆にオホーツクの塩豆、豆のようかん、そして黒豆・小豆のお茶と、そこに並ぶ商品は豆、豆、豆……。そのなかでもひときわ目をひくのが、昔懐かしい「甘納豆」です。
 

老舗の製法と北海道地産豆の出会い 

  

「甘納豆のルーツである」という説も
 

豆屋とかち 岡女堂本家の創業は安政2年(1855年)。今から160年以上も前にさかのぼります。京都・本能寺のご門前で、初代店主が焦げたぜんざいの小豆をヒントに甘納豆を生み出したという話が代々伝えられているということです。こちらが甘納豆のルーツと言えるのかもしれませんね。

素材は地産の北海道産豆を主力としています。そのなかでも、甘納豆に使用されている大正金時は本別町の生産者の顔が見える安心、安全な豆。そうしたこだわりによって生まれた甘納豆は、まさに十勝のフロンティア魂と老舗の技の出会いによって生まれた逸品といえるでしょう。

 

甘納豆の味比べができるパッケージも

  

6種の豆とゴージャスな栗の饗宴「甘納豆詰合せ 豆重2段重ね」
 

豆屋とかち 岡女堂本家の商品を選ぶ場合、各種甘納豆の袋入りからお好みをチョイスすることもできます。一方、手軽にいろいろ味を楽しみたいという方にイチオシなのが「甘納豆詰合せ 豆重2段重ね」です。小袋に入った大納言小豆、金時豆、手亡豆、とら豆、紫花豆、白花豆の6種にゴージャスな栗菓子が加わり、詰合せセットになっています。

そのすべてを自分で独り占めして味わいつくすのも良し。またお中元、お歳暮などの進物や「敬老の日」などのお祝いとして送るのも良いでしょう。受け取った相手に喜んでいただけることはうけあいです。

豆の一粒一粒に込められた「匠の技」と「生産農家の思い」の双方を知ったうえで味わえば、きっと口のなかに爽やかな「十勝のあおぞら」が広がっていくことでしょう。
 
詳しくはこちら

DATA
豆屋とかち 岡女堂本家┃甘納豆詰合せ 豆重2段重ね

内容量:甘納豆総量450g、栗甘納豆3粒
原材料:大納言小豆、金時豆、手亡豆、とら豆、紫花豆、白花豆、栗甘露煮、砂糖、還元水飴
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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