江戸の台所として栄え「小江戸」と呼ばれた埼玉県川越市。その川越市にあるコエドブルワリー醸造の「COEDO」は、ワイン感覚で楽しめる上質なクラフトビールです。川越産のさつま芋を使うなど革新的なビールでありながらも、スーパーやコンビニで買える気軽さもイチオシの理由です。クラフトビール黎明期から、業界を牽引してきたトップランナー、コエドブルワリーの「COEDO」をご紹介します。
さつま芋を副原料とした個性派の「紅赤」
「COEDO」は、伽羅(きゃら)、瑠璃(るり)、紅赤(べにあか)など日本の伝統的な色の名前を冠した6種類のクラフトビール。「COEDO」シリーズの中でもイチオシなのが、赤みがかった美しい琥珀色が印象的な地元川越産のさつま芋で造る「紅赤」。
ビールをろ過せずに瓶詰めしているため、無濾過生ならではの深みのある味わいがあり、香ばしい甘みが特徴。普通のビアグラスよりも、香りがとれるワイングラスで飲むのがおすすめです。
スイートポテトはもちろん、つくねなどのタレのついた焼き鳥といった深い甘みのある食材と相性抜群。世界の中でもさつま芋を副原料に使用したビールは大変めずらしいものなので、外国人にもおすすめしたいです。
スタンダードで飲み飽きしない「瑠璃」
もうひとつイチオシしたいのが、軽い口当たりでバランスの良い「瑠璃」。喉ごしやキレよりも、味わいを楽しみたいので、あまり冷やさず赤ワイン的な感覚でいただくのが友田流です。
透明感のある黄金色、ホップの香味がいきた深みのある味わいで、どんな料理にも合わせやすい万能タイプですが、特に、トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼや白身魚のお刺身など、軽めのお料理にマッチします。ドイツ仕込みの本格的なビール造りを学んだ職人の高い技術力がひかる一品です。
とにかくゴージャスなクラフトビール! 「父の日」の贈り物にもいい
「COEDO」のパッケージは、日本人らしいシックな色合いに、和風モダンな印象があり、見た目がとってもゴージャス。ホップをモチーフにした紋には、手仕事を大事にするコエドブルワリーの心意気が表現されています。特別感のあるデザインで、男性でも手に取りやすいので、「父の日」の贈り物にも喜ばれそう。ビール好きのお父さんに、いつもとはひと味違うビールをプレゼントしてみては。
さつま芋からできたオリジナルビールから、スタンダードなピルスナーまで味わいもさまざま。ビールが苦手……という人でも、ワイン感覚で飲めるクラフトビールなので、好みに合うものがきっとありますよ。醸造所の近くには、自社営業のレストランもあるので、現地で飲むのもおすすめです!
DATA
コエドブルワリー|COEDO
種類:全6種