交通事故死者数より多いヒートショック関連事故死

一年の中で寒さが厳しい12~2月、東京都の平均気温は5~6℃程度まで冷え込むようになります。この時期に気を付けたいのが「ヒートショック」です。

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急な変化が体にあたえるショックの事です。入浴関連事故の実態調査の研究によると、全国で年間約19000人もの人が入浴中に急死に至ったと推計されており、その多くはヒートショックが原因ではないかと考えられています(※1)。この死亡者数は、交通事故による年間死亡者の約5倍です(※2)
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東京都の平均気温と23区内における入浴中の死亡者数(平成26年速報値)。浴槽内で失神して溺れて亡くなるケースは、ヒートショックによる入浴中急死の典型例といえます。

※1 厚生労働科学研究費補助金 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究(平成25年度 総括・分担研究報告書 研究 代表者 堀進悟)
※2 2014年度入浴中急死に至った人数推計約19000人と、2016年度の交通事故による死亡者数約4000人の比。
 

暖かな洗面室・浴室でヒートショック対策を

寒い時期に家の中でヒートショックが発生しやすい洗面室と浴室を暖かくすることが、ヒートショック予防に効果的といえます。
 
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心不全や心筋梗塞といった心疾患、脳卒中、肺炎の3つは、冬に死亡率が増加する疾患として知られています。

洗面室や浴室を手軽に暖めるには、洗面室に暖房機器を置く、入浴前にシャワーで浴室を暖めるなどの方法があります。ただ、家族が入浴するたびに行うのは手間がかかりますし、エコの観点からも気になるところです。

私がお勧めしたいのは、洗面室と浴室の断熱性を高めるリフォームです。

そこで次からは、工事期間が短く、住みながらの工事も可能な断熱性を高めるリフォームを紹介しましょう。
 

洗面室の断熱性アップが最短1日の工事でできる

今、脱衣所が寒いために暖房機器を使用している人はいるかもしれません。しかし、暖められた空気は、窓・壁・床から多く逃げていきます。冬場のヒートショックを防ぐためには窓・壁・床の断熱性を高め、暖められた熱を室外へ逃がさないことが重要です。

LIXILの断熱エコリフォーム「ココエコ」は、外気に面している窓・壁・床の断熱性を高めるリフォーム商品です。壁と床の上には真空断熱材を使用したパネルを取り付け、窓には断熱内窓「インプラス」を設置することで、断熱性をアップします。

ちなみに、これまでの断熱リフォームは壁や床を取り壊す必要があったため、工事期間も1~2ヵ月は必要でした。しかし「ココエコ」なら今ある窓・壁・床の上からリフォームするので、工事は最短1日で完了(※3)。手軽にリフォームできる点はとても魅力ですね。
※3 部屋の大きさ、現地の状況などにより施工期間は異なります。
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断熱エコリフォーム『ココエコ』のイメージ。冷暖房器具の併用により断熱効果を実感でき、ヒートショックの予防に効果があります。

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断熱内窓「インプラス」の脱衣所への設置イメージ。目隠し効果のあるガラスを選択すれば、光は取り入れながら気になる視線をカットします。

保温性の高い浴室で暖かく快適なバスタイムを

入浴中にヒートショック事故が多く発生する理由は、寒い洗面室で衣類を脱ぐと血管が縮んで血圧は上昇し、熱いお風呂に入ると血管が広がり血圧は低下……というように急激な血圧変動が生じやすいため。この急激な血圧上下が失神を起こす原因の一つと考えられ、浴槽内で失神して溺れて亡くなるケースは「入浴中急死」の典型例といえます。
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ヒートショックに関連する事故は入浴時に多く発生しています。寒い洗面室や浴室から熱いお湯への入浴は血圧の変動が大きくなるため特に対策が必要です。

浴室内でのヒートショック防止には、断熱性が高いシステムバスへリフォームするとよいでしょう。

マンション・一戸建てのリフォームに対応できるLIXILのシステムバスルーム「SPAGE(スパージュ)」は、標準仕様でバスルームの天井・壁・床に保温材がプラスされている、断熱性能に優れたシステムバスです。
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LIXILのシステムバスルーム「スパージュ」は、天井・壁・床に保温材をプラスすることで、浴室全体を快適な温かさで包みます。   

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壁、床、浴槽の色とテクスチャーのラインナップが豊富な「スパージュ」。写真の施工例は、編みの艶のある表情をモチーフにした壁パネルを選択することで、温かさを感じさせる空間を演出しています。

「スパージュ」は、暖房機能付きの換気乾燥機や洗面室暖房機をオプションで設置することができます。暖房機器を入浴前に使用すれば、寒さによる体への負担を軽減でき、ヒートショック防止により効果があるでしょう。
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写真左:入浴前に予備暖房として活用したい浴室の換気乾燥暖房機。
写真右:洗面室の寒さを和らげる洗面室暖房機。服を脱いだときや湯上り時の急激な冷えを防ぎます。

さらに断熱効果を高めるなら、熱の出入り口となりやすい窓のリフォームがおすすめです。取替え用の「リフレムII」なら今ある窓の断熱性能をさらに高める事ができます。また、大きすぎる窓を小さくすることも出来、快適な浴室を実現する事が可能です。
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浴室に最適なリフォーム用窓「リフレムII」

ここまでご説明したように、洗面室と浴室の断熱性を高めるリフォームは、以前と比べるとより手軽に行えるようになりました。断熱性の高い暖かい洗面室や浴室なら、寒い冬でも入浴が快適になり、バスタイムをもっと楽しめるようになるでしょう。

暖房の効きが良くない、窓から冷気を感じるなど断熱性の低い家にお住まいの方こそ、ヒートショック対策のためにも早めに検討をして、暖かな空間を手に入れてください。

【関連情報】
ココエコ|ココだけ簡単快適エコリフォーム
SPAGE(スパージュ)
リフレムII
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