屋根裏部屋をつくってみたものの…

マイホームを建てるとき、「オープンキッチンにしたい」「吹き抜けのある開放的なリビングにしたい」「自分専用の書斎が欲しい」などの希望を持つ人は多いものです。

屋根のすぐ下に設ける「屋根裏部屋」も、希望する方が多い場所の一つです。趣味の部屋や子どもの遊び場として、または収納スペースとして使うために、実際に設ける方も多い空間といえます。
三井ホーム

新居に屋根裏部屋をつくり、そこで好きなことを存分に楽しみたいと思う人は多いはず。屋根裏空間ならではの勾配天井が、“おこもり感”をさらに演出してくれます。

しかし、実際に設けたものの、「夏は暑くて長時間過ごせない」「湿気やニオイが気になる」「熱や湿度の影響で置いているモノが傷みやすく管理が難しい」「出入口が狭くて収納した物の出し入れが大変」などの理由で、上手に使いこなせていないケースは案外みられるものです。

屋根裏部屋をつくるときには、ただ空間を設けるだけでなく、実際の快適性や利便性について考えておくことはとても重要です。さらに、自治体によりますが、天井高や空間の広さ、固定階段の有無により、床面積に参入され、“3階(2階)”と判断されたりすることもあります。
 

“使える小屋裏”はどうつくる?

小屋裏スペースを、快適かつ便利に使える空間にするためには、いくつかの配慮が必要となります。

特に配慮したいのが屋根の断熱です。一般的な住宅は「天井断熱」を採用しているため、太陽光を受けた屋根の熱が小屋裏に伝わり、小屋裏スペースは夏暑くて耐えられない空間になりがちです。新居で小屋裏スペースを有効活用したいと考えるなら、「屋根断熱」を採用している住宅を建てることが大前提といえるでしょう。
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左は屋根断熱、右は一般的な天井断熱を採用した住まいのイメージ。天井断熱の場合、小屋裏に熱がこもり、日中はもちろん夜も室温が下がりにくくなるため、空間としての活用が難しくなります。

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三井ホームでは屋根に断熱構造材「ダブルシールドパネル(DSP)」を標準採用。屋根そのもので日射熱を遮断するので、小屋裏スペースに熱を伝えず、夏でも冬でも快適な空間に。さらに、DSPは高い構造耐力を備えるため、屋根を支えるための小屋組がない、シンプルな小屋裏スペースをつくることができ、大空間を実現。より開放的により自由に収納スペースを確保できます。

家の隅々まで室温を一定に保てる全館空調システムを採用すれば、小屋裏スペースも他の居室と同じように一年中快適な室温を保つことができます。

冷暖房だけでなく、換気や除湿、脱臭機能を備えた全館空調システムなら、湿気やほこりを溜めることもないため、さらに快適な空間がつくれます。また、温度変化が少ないため、熱に弱いモノでも収納でき、置くものを選びません。
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小屋裏スペースを快適かつ便利に使うためには空調にも配慮したいところ。三井ホームの健康空調システム「スマートブリーズ」(Smart Breeze)なら、家中快適な温度や湿度を24時間保ちます。さらに独自の高性能フィルターが、PM2.5や花粉、ほこりを90%カットします。

また、使い勝手のよいスペースにするなら、設計時に主な用途を決めておくとよいでしょう。例えば収納に使うなら天井高は低くてもよいけど重い物を出し入れしやすいように固定階段にしよう、趣味室として使うなら机や書棚も造作しておこうなど、ひと工夫することでより使いやすい空間になります。
 

小屋裏収納やロフトで"お得な空間"に

新居は限られた広さだけど、収納スペースはできるだけたくさん欲しい!と考える人は多いでしょう。そんな方におすすめしたいのが、小屋裏スペースを活用してつくる「小屋裏収納」「ロフト」です。天井高や広さなどの一定条件を満たせば、床面積や階数に算入されることなく収納スペースをつくることができます。
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屋根形状や屋根を支える構造にもよりますが、比較的広い収納スペースを確保しやすい小屋裏収納。サイズや重さが様々な趣味用具、スーツケースや来客用の布団といった普段は使わないかさばる物、さらに災害用の備蓄など、様々な物の収納に最適な場所といえます。

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暮らすほどに物は増えるので、将来を見据えて小屋裏収納を確保しておくのもよいアイデア。折り畳み式のはしごなら階下のスペースにあまり影響を与えませんが、物の出し入れのしやすさも考慮して設計することをおすすめします。

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天井の低いロフトは、子供にとって遊び心や好奇心が刺激される秘密基地的な空間。お気に入りの絵本を収納したり、小さいときに遊んだおもちゃを並べたり、…子供にとってロフトは夢が詰まった宝箱のような場所になるでしょう。

 

天井高を確保して趣味を楽しむ屋根裏部屋に

屋根下のスペースは道路から遠い位置にあるため、住まいの中でも静けさを保ちやすい場所です。このメリットを活かすために、床面積に参入する前提で天井高をしっかり確保した「屋根裏部屋」をつくるのもよいでしょう。

天井高のある屋根裏部屋は、大人の趣味空間に最適な空間です。夫婦それぞれが自分の時間を持てるスペースがあることで、家で過ごすひとときがより豊かで充実したものになるはずです。
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こもり感を味わえる屋根裏部屋は、“男の隠れ家”にぴったり。静かな空間で楽器を演奏したり、寝転んで天窓から空を見上げたり…リラックスできる時が過ごせそうです。

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天井高をしっかり確保することで、ヨガやストレッチを楽しむスペースとして活用しても。高い位置にある屋根裏部屋は、窓を設ければ日差しがたっぷり入る空間になります。

屋根勾配を活かした開放感あふれる2階リビング

家が建て込んでいる都市部を中心に、日当たりや風通しを考慮し2階にリビングを配する間取りが増えています。このとき、屋根裏のスペースもリビングに取り込めば、通常の天井高よりも高さを確保しやすいため、勾配天井を活かした開放的で広々感のある空間になります。さらに、天窓や高窓を設ければ、日差しが降り注ぐ明るく居心地のよいリビングになるでしょう。
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伸びやかな勾配天井が印象的な2階リビング。勾配天井は視線が上に向けられるため、実際よりも広く感じさせる効果もあります。

ここまでご紹介したように、小屋裏スペースを活用することで「あと少しスペースがあれば収納がほしい」「自分だけの趣味室が欲しい」という要望を叶えることができます。設ける際には、断熱性と空調、かつ使い勝手を考慮したプランニングを行い、無駄になりがちな空間を最大限活用してください。

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屋根の下の創造空間
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