20代30代は家族構成などの変化が大きいのに対して、40代以降は比較的、将来が見通せる年代。 仕事やキャリア、家族、子育て、趣味嗜好など、人生設計の柱となる部分の大枠が固まってくる一方で、身体にガタがでてくるのも40代でしょう。

今まで加入していた保険に「このままでいいのかな?」と疑問を感じ始めるのもこの頃。裏を返せば自分の身体や環境を振り返りながら、将来に向けて医療保険を見直すにはベストなタイミングです。今回は、ちょうど医療保険を見直そうと考え始めた41歳の女性の例をご紹介します。
 
<ご相談者 女性 Mさん(41歳)>
・夫は会社員、子どもは12歳と10歳。
・子どもの手が少しずつ離れてきたのでパートを始めた。
・パート収入は今後の子どもたちの学費にプラスしていく予定。
・冷え性が復活し、毎晩、足がむくんで代謝が悪くなっているのを感じている。
・20代に職場で加入した医療保険は、当時、結婚や出産などを意識して女性疾病を手厚くしたもの。これからもこのままでいいのか? 教育費の積立に力をいれたいので、保険料の負担が軽くなるのであれば見直したい。
 

子どもの成長と自分の変化を実感しながら、人生後半に向けた医療保険の見直しへ

40代の家族写真

子どもが大きくなってきた40代は保険の見直しにベスト

Mさん:2人の子どもが留守番もある程度できるようになったので、私もパートに出始めました。
 
ガイド:お子さんもすくすく成長され、ご夫婦で稼げるようになったのは心強いですね。お仕事はいかがですか?
 
Mさん:ドラッグストアのパートですが、立ち仕事が多く、冷え性や足のむくみなど、身体の衰えを感じますね(苦笑)。
 
ガイド:わかります。でも、社会に出て、人と接することは長生きのためにも大事なことなので、身体のケアをしながら続けてくださいね。
 
Mさん:はい、子どもたちの教育費のためにも、頑張りたいです。収入が変わって、家計を見直してみたのですが、私が加入してきた医療保険がこのままでいいのか、専門家にお聞きしたいと思っています。
 
ガイド:なるほど。お子さんの成長や家族の状況の変化とともに、Mさんに必要な医療保障も変わってきています。特に、お子さんが留守番できるくらい自立し始めているのは大きいですね。これからの人生の折り返し地点を見据えて、医療保険を見直すのは、まさにちょうどいいタイミングです。
 

真面目な女性ほど昔の契約のまま? 子どもの自立と予備の貯蓄に応じて必要な医療保障は変わる

Mさん:子ども達の留守番にはとっても助かっています。塾や習い事にも行き始めていて、自分のことはある程度自分でできるようになっていると思います。
 
ガイド:それは素晴らしいですね。そういう状況なら、もし、Mさんが病気やケガで入院するようなことがあっても、ホームヘルパーを雇うほどではなさそうですね?
 
Mさん:はい、ヘルパーを頼むほどではありません。ときどき実家の祖父母もサポートしてくれると思いますし。
 
ガイド:なるほど、では、入院中の出費は、基本的に病院に支払う額がメインになりますね。ちなみに、貯蓄は、すぐに引き出しできる予備用の預貯金が生活費の半年分程度はありますでしょうか?
 
Mさん:そのくらいでしたら、普通預金にあります。これも医療保険の見直しに重要なんですね?
 
ガイド:はい、そうです。病院の治療費は、健康保険が適用されるものでしたら、高額療養費制度があるので、年収370万~770万円の方でしたら、1ヶ月の負担も上限10万円以内を目安にすればよいでしょう(※参考記事)。ですので、予備用の預貯金が生活費の半年分程度あって、入院中も病院に支払う額以外に大きな付随費用がなさそうであれば、通常の医療保険の入院日額は、最低限でよいと思われます。
 
※参考記事:健康保険でカバーできる範囲ってどこまで?(高額療養費について)
 
Mさん:そういう風に考えるんですね。私が今加入している医療保険は、20代に職場で加入したもので、当時、結婚や出産などを意識して、入院日額も特約をつけて女性疾病を手厚くしていました。女性疾病が何を指しているかもよくわからないままで…、そこがモヤモヤしていたのかもしれません。
 
ガイド:真面目な女性ほど、昔の契約を長く続けている方も多いですね。でも昔の商品をみると、女性疾病を手厚く保障といっても、保険会社によって保障範囲が異なり内容も様々です。中には、女性特有の病気や女性特有のがんまでが対象で、すべてのがんまで網羅していない商品もありましたから。
 
Mさん:そうなんですか?実は、女性特有の病気とかよりも、がんのほうが気になっています。すべてのがんが保障されるほうがいいなぁ・・・
 
ガイド:なるほど、では現状の保障内容がこれから必要な保障とズレがあれば見直していきましょう。まずは、今後、人生の後半に向けて、安心して続けていける医療保障の3つの基本要素を押さえて、更にがん保障も必要でしたら、それらを上乗せする考え方で整理していきましょう。