日本でもまもなく発売となる「Galaxy Note 9」。ペン付きの大画面スマートフォンとして、特にビジネスユーザーに人気の高いシリーズですが、昨年発売された前モデルの「Galaxy Note 8」がシリーズとしては久々の新製品だったこともあり、待ってました!と飛びついた人も多かったのではないかと思います。実は筆者も「Galaxy Note 8」を購入したひとり。では今回の「Galaxy Note 9」は、その前モデルからどう進化したのでしょうか? グローバルで発表されたモデルをひと足先に試すことができたので、「Galaxy Note 8」ユーザーから見た「Galaxy Note 9」の進化点をご紹介します。
 

デザインはよりカラフルに。劇的に変わった視聴体験

まずは見た目から。ディスプレイは6.4インチの有機ELで、6.3インチの「Galaxy Note 8」から0.1インチほど画面サイズが大きくなっています。最近の大画面スマートフォンでは、フロントカメラ部分を切り欠いたノッチデザインが一般的になりつつある中、「Galaxy Note 9」はノッチ非採用。大画面は欲しいがノッチはあまり好きではないという人に、まさにうってつけの製品ともいえます。
左が「Galaxy Note 8 」、右が「Galaxy Note 9」(以下、同)

左が「Galaxy Note 8 」、右が「Galaxy Note 9」(以下、同)

「Galaxy Note 8」に比べて、サイズは縦は0.6mm短く、逆に横は1.6mm幅広に、厚さも0.2mm厚くなっています。重さも6g重くなっています

「Galaxy Note 8」に比べて、サイズは縦は0.6mm短く、逆に横は1.6mm幅広に、厚さも0.2mm厚くなっています。重さも6g重くなっています

画面サイズだけでなく、本体サイズもほんの少し変わっていますが、それは数字上わかることであって、実際に手に持った印象ではほとんど違いがわからないレベル。にもかかわらず、バッテリーが3300mAhから4000mAhへと、かなり大きくなっているのは、特筆すべきポイントです。実際に試用期間中、バッテリーが著しく減ってしまうことや、途中で充電が必要になることは一度もありませんでした。夜、充電を忘れた翌日も、丸1日なんの心配もなくバリバリ使うことができました。

なお、ディスプレイの解像度はどちらも2K QHD+(2960×1440)で、HDRに対応しているのも同じですが、「Galaxy Note 8」ではモノラルだったスピーカーが、「Galaxy Note 9」ではDolby Atmos対応のステレオスピーカーになっているため、映像の視聴体験は大きく向上しています。ディスプレイが高解像度で大きく、音も立体的で迫力があるので、ゲームを楽しむのにも最高ですし、映画などを見ると作品の世界にしっかり引き込まれます。スマホでエンターテインメントを楽しみたい人は、このあたりも要チェックです。
「Galaxy Note 8」ではミッドナイトブラック、メイプルゴールドの2色展開でしたが、「Galaxy Note 9」では選べる色もややカラフルになっています。付属の「Sペン」はこれまで本体色と同色でしたが、「Galaxy Note 9」ではオーシャンブルーにだけ、本体色と異なる黄色の「Sペン」が付属しています。

「Galaxy Note 8」ではミッドナイトブラック、メイプルゴールドの2色展開でしたが、「Galaxy Note 9」では選べる色もややカラフルになっています。付属の「Sペン」はこれまで本体色と同色でしたが、「Galaxy Note 9」ではオーシャンブルーにだけ、本体色と異なる黄色の「Sペン」が付属しています。

 

Sペンにリモコン機能を搭載。セルフィーがラクに!

続いて「Galaxy Note」シリーズのアイデンティティともいえる「Sペン」。ガラスの上をプラスチックが滑るのではなく、本物のペンのようにちゃんと“引っかかり”がある書き味の良さ、ディスプレイオフの状態からロック解除の手間なくさっとメモがとれる手軽さは、「Galaxy Note 8」からしっかり継承されています。加えて「Galaxy Note 9」の「Sペン」は、今まで未対応だったBluetoothに対応。ペンとして手書きができるだけでなく、スマホのリモコンとしても使うことができます。カメラのリモコンシャッター、プレゼン時のページ送り、動画の再生、ストップなどのリモコン操作といった使い方が可能になりました。
スマホでプレゼンするというケースは稀かもしれませんが、リモコンシャッター機能は、自撮りの際に便利。これがあれば無理な体勢でシャッターボタンを押して、写真がブレてしまうといった心配もありません。

スマホでプレゼンするというケースは稀かもしれませんが、リモコンシャッター機能は、自撮りの際に便利。これがあれば無理な体勢でシャッターボタンを押して、写真がブレてしまうといった心配もありません。

 

大きく進化したカメラ。特に暗いシーンで差が付く

背面のカメラが2つあるのは同じですが、カメラも大きく進化しています。ぜひこのあとの作例を見比べてもらえればと思いますが、今夏発売された「Galaxy S9+」と同じく、シーンを自動認識し最適なモードで撮影ができるほか、シーンにあわせて絞りを機械的に切り替えるしくみも採用されています。これにより暗い場所ではより明るく、逆に明るい場所でも白飛びしにくい写真撮影が実現。また動画撮影では、スーパースローモーション撮影にも対応しています。
右側のメインのカメラの絞りが、シーンにあわせてF1.5(左)またはF2.4(右)に機械的に切り替わり。暗いシーンでより多くの光を取り込むことができます。

右側のメインのカメラの絞りが、シーンにあわせてF1.5(左)またはF2.4(右)に機械的に切り替わり。暗いシーンでより多くの光を取り込むことができます。

ほぼ真っ暗な公園で撮影しました。「Galaxy Note 8」(左)は暗くノイズが目立つだけでなく、人物の肌の色も周囲の緑に引きずられていますが、「Galaxy Note 8」(右)ではノイズが抑えられているだけでなく。人物もより鮮明に写っています

ほぼ真っ暗な公園で撮影しました。「Galaxy Note 8」(左)は暗くノイズが目立つだけでなく、人物の肌の色も周囲の緑に引きずられていますが、「Galaxy Note 8」(右)ではノイズが抑えられているだけでなく。人物もより鮮明に写っています

「Galaxy S9+」では2つのレンズが縦に並んでいましたが、「Galaxy Note 9」では前モデル同様レンズは横並び。ただし指紋センサーの位置は、カメラから少し離れた場所に移動しています。「Galaxy Note 8」(左)では、指紋センサーに触れようとしてカメラに指紋がべったり……ということもよくありましたが、「Galaxy Note 9」(右)ではそのあたりが多少使いやすくなった印象です。

「Galaxy S9+」では2つのレンズが縦に並んでいましたが、「Galaxy Note 9」では前モデル同様レンズは横並び。ただし指紋センサーの位置は、カメラから少し離れた場所に移動しています。「Galaxy Note 8」(左)では、指紋センサーに触れようとしてカメラに指紋がべったり……ということもよくありましたが、「Galaxy Note 9」(右)ではそのあたりが多少使いやすくなった印象です。

 

暗所にも花粉症にも強いインテリジェントスキャン搭載

さらに「Galaxy Note 9」は、「Galaxy S9」から採用されたインテリジェントスキャンにも対応。虹彩認証、顔認証、指紋認証という3つの生体認証を組み合わせることができます。「Galaxy Note 8」でも虹彩+指紋、顔認証+指紋という組み合わせは可能でしたが、虹彩+顔認証の組み合わせはできませんでした。スマホのロック解除時、虹彩認証だと目の位置をあわせるのがやや面倒だし、顔認証は暗い場所やマスクをしているとうまくいかないことがありますが、この2つを状況に応じて賢く組み合わて使うのが、インテリジェントスキャンの特徴です。
 
インテリジェントスキャンと指紋認証の組み合わせも可能で、どんなシチュエーションでもセキュアかつ簡単にロックを解除できます。

インテリジェントスキャンと指紋認証の組み合わせも可能で、どんなシチュエーションでもセキュアかつ簡単にロックを解除できます。

このほか「Galaxy S9」のCMでおなじみになった「マイ絵文字」は、「Galaxy Note 9」でも利用できます。顔認識機能を使ってを自分の顔をスキャンして、そっくりのアバターを作れるだけでなく、そのアバターを使ったスタンプを自動作成できるというもの。スタンプは画像データなので、いろいろなSNSに活用できます。

このほか「Galaxy S9」のCMでおなじみになった「マイ絵文字」は、「Galaxy Note 9」でも利用できます。顔認識機能を使って自分の顔をスキャンして、そっくりのアバターを作れるだけでなく、そのアバターを使ったスタンプを自動作成できるというもの。スタンプは画像データなので、いろいろなSNSに活用できます。


また「Galaxy Note 9」には、テレビなどのモニターにつなぐとPCライクな「DeXモード」に切り替わる機能も備わっています。「Galaxy Note 8」では、このモードを使用するために別途専用の機器が必要でしたが、「Galaxy Note 9」はケーブルでつなぐだけとより手軽になりました。コレが使えると、たとえば出張先のホテルのテレビなどを使って、スマホひとつで仕事をこなすことも可能。「Sペン」とあわせて、ビジネスユーザーにおすすめの機能のひとつです。
「DeXモード」ではPCのようなマルチウインドウでの操作ができ、Bluetooth接続したキーボードで長文入力もできます。

「DeXモード」ではPCのようなマルチウインドウでの操作ができ、Bluetooth接続したキーボードで長文入力もできます。

 

結論!「Galaxy Note 8」ユーザーも買い替えたくなる

このようにパッと見では大きな進化がないように見える「Galaxy Note 9」ですが、「Sペン」もカメラも、スピーカーも生体認証も、DeXモードも、実はいろいろと進化しています。「Galaxy Note 8」ユーザーである私にとっては、特にスピーカーとカメラの進化が大きく、思わず買い替えを検討したくなります。「Galaxy Note 9」は、ペンが使える機動力抜群のメモツールであると同時に、フラッグシップである「Galaxy S9」と同等の、カメラ機能とエンタメ機能も備えています。仕事にもプライベートにもフル活用できるという意味では、最強のスマートフォンのひとつといえるでしょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。