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第1回『ヘルスケアベンチャー大賞』応募を開始!

第1回目となる『ヘルスケアベンチャー大賞』のエントリーが開始されました。人生100年時代といわれる昨今、健康・医療の分野でイノベーションを起こす挑戦者が求められています。大賞に輝くと賞金100万円のほか、起業サポートなどが受けられます。

執筆者:All About 編集部

医学会が立ち上げる新しい試み『ヘルスケアベンチャー大賞』

日本抗加齢医学会は9月27日、日本抗加齢協会と共催する第1回『ヘルスケアベンチャー大賞』の募集概要を発表しました。“医学会からイノベーションを”と掲げ、アンチエイジング(抗加齢)を目的とした創薬や遺伝子治療、再生医療製品、機能性食品、ウェアラブルディバイスなどをテーマに、革新的なビジネスプランを募集します。従来の学会発表とは一線を画し、医学会が立ち上げるビジネスプランコンテストというこれまでにない試みになります。

コンテストには、同学会に所属する医師や研究者のほか、企業の新規事業担当者や起業を考えている個人も応募が可能※。賞金として大賞100万円、学会賞30万円が贈られるほか、副賞として製品・サービスの紹介や大学発新産業創出プログラム(START)への推薦、必要に応じて医学的な見地でのアドバイスや監修を受けることもできます。※下記の募集概要をご確認ください。

賞金はあくまで象徴的なものであり、“第1回大賞受賞”というネームバリューや起業支援プログラムへの推薦といった副賞の各種支援制度を新たなチャレンジに有効活用してほしいというのが事務局の意向でもあります。

取り組みの背景には、急速に進む少子高齢化や医療費の増大などにともない、病気にならないよう予防・健康管理する必要性が高まっていることや、政府も健康寿命を延ばす新産業の創出に注力しているといったことが挙げられます。
高齢化

総人口に占める65歳以上の人口割合は27.7%に。※平成29年度10月1日現在(内閣府:平成30年版高齢者白書)


日本抗加齢医学会理事でありイノベーション委員会委員長でもある坪田一男先生(慶応義塾大学医学部眼科学教室教授)は、今回の取り組みについて次のように語りました。

「今こそ健康・医療分野におけるイノベーションが求められており、抗加齢医学は健康維持という点においてコミットできる分野だと考えています。世界的にみても寿命が長く、先進国の中でも著しく高齢化が進む日本だからこそ、世界に発信できるイノベーティブなものが生まれることを期待したいですね。また、第1回ヘルスケアベンチャー大賞がその大きな流れをつくるスタートになればと思います」。
日本抗加齢医学会

日本抗加齢医学会理事坪田一男先生(慶応義塾大学医学部眼科学教室教授)
 

選考過程について

応募期間は、2019年1月25日17時まで。集まったビジネスプランは「イノベーション、コマーシャライゼーション、社会貢献」の3点から評価され、最終的に5組に絞られます。最終選考に残った5組は2019年6月14日、パシフィコ横浜で行われる日本抗加齢医学会総会会場にて数分の短い発表(ピッチ)を行い、審査委員が大賞を決定。

第1回目であり、新しいことに挑戦する人たちを応援するコンテストであることから、ユニークなアイディアを幅広く募る一方で、どんな社会課題を解決したいのかといった点や実用化・商業化が見込めるかといった点なども重視されます。応募に関する詳しい情報は公式ページよりご確認ください。 
 

募集概要

応募期間 2019年1月25日(金)17:00まで
最終選考会 2019年6月14日(金)15:30~ パシフィコ横浜
賞金 大賞:100 万円 学芸賞:30 万円
副賞 起業支援サービス、大学発新産業創出プログラム(START)への推薦、製品やサービスの紹介(生活総合情報サイトAll About)必要に応じて医学的な見地でのアドバイスや監修など
応募条件 応募者の内、最低1名は学会員、協会員、協会賛助企業、事業協賛企業が含まれていること(上記に該当しない場合は、応募までに会員への登録をお願いします。)
応募テーマ アンチエイジングに資するヘルケア分野のビジネスプランを広く募ります。 抗加齢(アンチエイジング)を目的とした創薬、遺伝子治療、再生医療製品、機能性食品、機能性化粧品等。またはヘルスケアIT(ビッグデータ解析、ディープラーニング、ウェラブルデバイスなど)
応募方法 公式サイトよりご応募ください。
主催 特定非営利活動法人日本抗加齢協会
共催/後援 共催:一般社団法人日本抗加齢医学会 後援:経済産業省、日本医師会
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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