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トイレ掃除の基本の基本! 初心者でも簡単キレイ

今回は、できるだけ無理なく簡単に、いつもキレイな状態を保つためのトイレ掃除の基本をご紹介します。汚れが溜まりやすい箇所や掃除の頻度、洗剤などの必要な道具、掃除の手順、トイレ掃除を楽にするヒントなど、ぜひ参考にしてみてください。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

トイレ掃除の基本! 汚れが溜まりやすい箇所ってどこ?

トイレ掃除の基本

便器は複雑な形をしています。汚れが溜まりやすい箇所に気をつけないと、臭いの原因にも!

■便器内
便器の中につく黄ばみの原因は尿石。黒ずみはホコリやカビによるものです。特に気をつけたいのが、溜まった水の周辺や便器のフチ裏。こまめに掃除をしておけば簡単に落とせますが、時間が経つと頑固な汚れになるので、注意が必要です。

■便座の裏とその下
便座の裏側とその下の便器には、はねた尿や便などがこびりついていることがあります。便座を上げないと気づきにくいので、汚れを放置しやすい箇所です。

■便座周辺の床と壁
目には見えなくても、便器周辺や床には尿が飛び散っています。放っておくと、汚れが目立つようになるだけでなく、嫌な臭いにつながることも。

■手洗い場
トイレの手洗い場は掃除を忘れがちな箇所ですが、ホコリや水垢による黒ずみやくすみが生じやすいです。

■ウォッシュレット
ウォッシュレットのノズルはとても汚れやすい箇所です。目詰まりを起こすと、水の量が減ったり、故障につながることもあります。
 

トイレ掃除は、どれくらいの頻度ですればいい?

トイレ掃除の頻度:一人暮らしだとトイレを使う頻度も少ないけれど、毎日掃除しなきゃダメ?

一人暮らしだとトイレを使う頻度も少ないけれど、毎日掃除しなきゃダメ?

仕事や学校などで日中部屋にいることの少ない一人暮らしなら、トイレを使うのは1日わずか数回ということも。「ほとんど使っていないんだから、汚れないでしょ」と思うかもしれませんが、便器内は水が溜まっているため、使っていなくても水垢汚れやカビ汚れが発生する可能性があります。最低でも1週間に1度はトイレ全体を掃除しておきましょう。

ただ、1週間に1度時間をかけて掃除をするよりも、1日1回トイレを使ったあとに汚れやすい箇所だけでもサッと拭いておくと、短時間で済み、負担がないと感じる人もいるかもしれません。例えば、便座の中を使い捨てのシートで拭くだけなら、わずか1分ほどあれば終わります。月曜日は便器内、火曜日は便座の裏とその下、水曜日は床と壁…というように、1日1箇所サッと拭くだけで、汚れも溜まらず、常にキレイなトイレが保てます。

まとめてやるか、こまめにやるかは、性格やライフスタイルにもよります。自分に合ったトイレ掃除の頻度を見つけましょう。
 

トイレ掃除に必要な道具

■洗剤
まずはトイレ用中性洗剤を用意しましょう。便器からその周辺まで使えて便利。こまめに掃除をしているのであれば、これ1つあればOK。
 

最近は洗浄力がより強いトイレ用アルカリ性洗剤もあります。フチ裏に液をつけて時間を置き、あとは水を流せば、こすらなくていいというのが売りです。ただし、あまりに時間が経ちすぎて頑固になった汚れは落とせないという声も。ブラシでこするのも面倒という人には便利です。

黄ばみや黒ずみなどの頑固な汚れになってしまったときには、酸性洗剤塩素系漂白剤などが必要になります。黄ばみや水垢といった汚れはアルカリ性なので、酸性洗剤が効果的。また、カビなどが原因の黒ずみには、除菌効果のある塩素系漂白剤の効果が高いです。なお、酸性洗剤と塩素系漂白剤が混ざると、危険な塩素ガスが発生します(いずれにも「まぜるな危険」と書かれています)。汚れが落ちなくても、同時に使用するのは、絶対にやめてください。

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また、掃除をする頻度が落ちてしまうという人には、スタンプタイプの洗浄剤がおすすめ。便器内の汚れだけではありますが、流すだけで洗浄除菌効果が得られるので、黄ばみや黒ずみの心配が減ります。
 


■トイレ用使い捨て掃除シート
トイレ掃除が終わったら、そのまま流して使い捨てられるシートが便利です。厚手で大判のものが拭きやすく、おすすめです。
 


■トイレブラシ
トイレブラシは便器内を洗うのに使います。フチ裏などの汚れが溜まりやすい箇所もしっかりとこすれるような形状とブラシの固さのものを選びましょう。


使ったあとのトイレブラシをそのままケースに戻して放っておいたら、そのブラシ自体が雑菌だらけになります。使ったあとに洗って乾かして必要があるのですが、それが面倒なら、使い捨てのブラシがおすすめです。
 
■古歯ブラシ
ウォッシュレットがあるときは、ノズルの洗浄に歯ブラシがあると便利です。
 

トイレ掃除の手順

■手順1:便器周りのアイテムをさっと拭く
トイレ掃除の手順1:ペーパーホルダーなど、便器周りのアイテムにはホコリが溜まりやすいので、まずはサッと拭いて

ペーパーホルダーなど、便器周りのアイテムにはホコリが溜まりやすいので、まずはサッと拭いて

トイレは基本的に拭き掃除。汚れが軽いところから拭いていくとスムーズです。ドアやドアノブ、トイレットペーパーホルダー、ウォッシュレットのリモコン、手洗い場、棚や窓などを使い捨て掃除シートで拭いて、ホコリを取ります。

■手順2:便器を拭く
トイレ掃除の手順2:汚れが一番気になる便器はしっかりと。ウォッシュレットもお忘れなく

汚れが一番気になる便器はしっかりと。ウォッシュレットもお忘れなく

次に便器に取りかかります。トイレタンク→便器のフタ→便座→便器の中→便器の外側の順で拭いていきます。使い捨て掃除シートだけで落とせない汚れには中性洗剤をつけて汚れを落とし、そのあとでしっかりと洗剤を拭き取っておきます。

便座の中は中性洗剤とトイレブラシを使って、水の周りの汚れやフチ裏をしっかりとこすります。汚れが落ちないときは酸性洗剤、または塩素系漂白剤などを使います(ただし、絶対に同時に使わないでください)

ウォッシュレットのノズルを引き出して(ノズルの出し方はメーカーによって異なります。取扱説明書をご覧ください)中性洗剤をつけ、使い捨てシートや歯ブラシでこすって汚れを落とします。

■手順3:床や壁を拭く
トイレ掃除の手順3:最後にトイレ周りの壁や床を拭きます。臭いが気になるときは洗剤を使うのがおすすめ

最後にトイレ周りの壁や床を拭きます。臭いが気になるときは洗剤を使うのがおすすめ

便器周りの床や壁を使い捨てシートで拭きます。汚れや臭いが気になるときは、中性洗剤をつけて拭き、最後にしっかり拭き取っておきます。特に便器と接している床のあたりは汚れが溜まりやすい箇所です。しっかりと拭き上げてください。
 

トイレ掃除を楽にするヒント

トイレ掃除のヒント:トイレ用のアイテムがないと、ちょっと寂しい印象かもしれませんが、衛生的で掃除もしやすいです

トイレ用のアイテムがないと、ちょっと寂しい印象かもしれませんが、衛生的で掃除もしやすいです

トイレ用のアイテムであるトイレマットや便座カバー、フタカバーなどは、殺風景になりがちなトイレを明るくしてくれます。家族と一緒に住んでいるときにはあるのが当たり前だったから、一人暮らしの部屋でも用意しているという人も多いかもしれません。でも、これらの布製品はこまめに洗濯をしていないと、尿や汗などを吸い込んで、気づかないうちに雑菌だらけになっていることも。臭いの原因にもなります。

また、掃除をしようとすると、それらをすべて外してからやらなければならず、ひと手間増えてしまいます。それが面倒だからとトイレ掃除を後回しにしているうちに、なんとも不衛生な場所になってしまうことも!?

面倒くさがりな人ほど、トイレには布製品を使わないのが◎。何も使っていなければ、汚れに気づいたときにサッと拭くことができ、掃除がしやすくなりますよ。

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