キューバの公用語はスペイン語。英語が通じるケースは限定的

ハバナ旧市外

キューバの代表的な観光、ハバナ旧市街でも周りから聞こえて話し声はスペイン語がほとんどです。

キューバで観光は重要な産業と位置づけられていますが、その割には国外から来る観光客に対する各種サービスはまだまだ不十分です。特に問題となるのは、自国の言語であるスペイン語以外のことばが使えるケースが、限られているということ。英語が確実に通じるのは、国際空港と外国人観光客向けのホテルのフロントくらいで、それ以外の場所では「運がよければ英語を話せる人がいる」という程度に思っておいた方がいいようです。

キューバの学校にも英語の授業がありますが、まともに英語を話せる人は意外に少なく、話せても発音にくせがあって聞き取りにくいことが多いです。また、かなりいい加減に単語を覚えているため、話が通じないこともあります。例えば、道を尋ねた際、右の方を指差して「レフト」と言う、というような具合です。
 

案内表示も英語は少ない

博物館などの観光スポットや、周辺の店舗においても、従業員が英語を話せるとは限らず、案内表示はスペイン語だけということもあります。ただ、観光スポットでは周囲の観光客を見ていれば、どこに進めばいいかなど、キーとなることは大体わかるので、あまり心配することはないと思います。また、入口と出口、それぞれのスペイン語表示である「Entrada」(エントラダ)、「Salida」(サリダ)などはあちこちで見るので、自然に覚えられるのではないでしょうか。
余談となりますが、「Salida」には「出口」のほかに交通機関の「出発」や「運行日」といった意味でも使われます。
ラ・コウブレ駅、案内表示

ハバナ市内、鉄道のラ・コウブレ駅に貼られた案内。スペイン語ができない人は、地名と数字以外の意味がほとんどわかりません。

 

まずはスペイン語あいさつを覚えよう!

たとえわずかなでも、スペイン語が話せたら現地の人と楽しく接す津ことができるようになります。最も簡単な例として、英語の「ハロー」にあたる気軽なあいさつの「Hola」(「オラ」)、「ありがとう」にあたる「Gracias」(グラシアス)を覚えておくだけでも、その場の雰囲気がかなりよくなります。
 

ことばで苦労するのも、旅の楽しみ

現地でスペイン語しか通じなくて困ることが多いのは、タクシーや地元の人向けの飲食店を利用する時ではないでしょうか。

身振り手振りを交えて意図を伝えることになりますが、相手はオープンなキューバ人なので、理解しようと頑張ってくれることが多く、大体の場合はどうにかなります。

ただ、「自分は英語が話せる」と言って親切にするように装って近づき、ヤミの葉巻を売り付けるなど、悪いことを企てている人もいるので、注意しないといけません。キューバ独特の二重の通貨制度を理解していない観光客が、路上で両替の詐欺に遭うこともあります。決してそのような悪い人ばかりというわけではないのですが、知らない人と接する際は常に適度な緊張感を持つようにしましょう。
 
はじめて行ったキューバが気に入り、帰国してから次の渡航に備えてスペイン語の勉強を本気ではじめたという人の話も、時々聞きます。
 
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