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お台場・チームラボ ボーダレスを快適に巡る7つの方法

開館以来、チケットが連日完売しているお台場の新名所『チームラボ ボーダレス』。チームラボの東京初の常設デジタルアートミュージアムであり、作品を体感できる場として世界中からファンがつめかけていますが、混雑の中でも快適に巡る7つの技を紹介します

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド

新名所!『チームラボ』の常設デジタルアートミュージアム

チームラボ ボーダレス

『チームラボ』の作品を約60も体感できる、世界に類を見ないデジタルアートミュージアムが開館!

「チームラボ(teamLab)」という集団を知っていますか? 2001年から活動を開始したアーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、さまざまな分野のスペシャリストから構成されている“ウルトラテクノロジスト集団”で、日本、ミラノ万博の日本館、アメリカ・シリコンバレー、台湾、ロンドン、中国、シンガポールなどでアート展を開催。世界を股にかけてデジタルな作品を発表し続けています。
パレットタウン

お台場パレットタウンの大観覧車を目指せばOK!非常にわかりやすい場所です

2018年6月、約1万平方メートルという巨大空間に、520台のコンピューター、470台のプロジェクターで作り出された、新作を含む約60の作品を展示する『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス(以下「チームラボ ボーダレス」と省略)』が開館。場所はお台場のランドマークの一つ・パレットタウンの大観覧車の真下です。
 

「チームラボ ボーダレス」を楽しむ7つの方法

展示といってもデジタルアートの中に来館者入り、飲み込まれ、一体化するというまさに“ボーダレス”な空間。前評判も高かく、海外にもファンが多いチームラボの常設展とあって、開館直後の2018年の夏休みは連日チケット完売。9月12日にはあっという間に来場者数が50万人を突破しました。9月に入り少し落ち着きは出てきたものの、平日でも驚くほどの人が詰めかけているチームラボ ボーダレス。そこで実際訪れたガイドが、混雑の中でも快適に巡るための7つの方法をご紹介しましょう。
 

1.混雑を避けて行くなら“平日の開館直後”

チケットはチームラボ ボーダレスのウェブサイトから簡単に購入できます。やはり土日は入手困難な日も多く、平日でも昼過ぎからは相当な混雑が予想されるので、狙い目は平日の開館直後・11時。チケットは日にち指定だけですが、開館前に並ぶ勢いで向かいましょう。
 

2.360度インスタ映え! 充電は完璧に

チームラボ ボーダレス中

一歩中に入るとどこまでも続く“インスタ映え空間”

チームラボ ボーダレスは見渡す限り100パーセント撮影可。“ボーダレス”だけに作品は独立しておらず連続しているのもあって、どこもかしこも写真を撮りたくなる空間です。同じ場所にいても立ったり、座ったり、寝転んだりすると全く違う光景になり、一瞬で映像が変わってさっき見えていたものはどこへやら……。気がつけば常にシャッターを押しているという状態になりかねません。スマホなどが電池切れで後悔しないためにも、充電は100パーセントで挑みましょう。
 

3.まず目指すは『滝』と『ランプ』

チームラボ ボーダレスの中はざっくり分けて建物2階のフロア、3階のフロア、そしてその間に位置するフロアに、約60の作品が展示されています。蝶々が他の作品へ移動してもついてきたり、大きな映像の動物がどんどん歩いて向かってきたりと、作品の境界が曖昧なのが一つの特徴です。
 
2階フロアは迷路になっていて初めはなかなか方向感覚が掴めませんが、人気の作品にはあっという間に人が詰めかけるので早めに訪れたいもの。
人々のための岩に憑依する滝

「人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather」

人気の作品、まずひとつ目は「人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather」。壁一面を伝って落下する滝を、岩の上や水面で鑑賞することができる、現実にはありえないシチュエーションの作品。足元の水をよく見ると、人が立っているところは避けて流れているという精巧さ。滝の向こう側に広がる一面の花畑の表情も刻々と変化し、とにかく幻想的です。岩はよじ登る人ですぐいっぱいになるので、とにかく一番に目指したいスポット。2階フロアの中心がこの作品で、他の作品がこの周りに展示されていると頭に入れておくと探しやすいですよ。
呼応するランプの森 - ワンストローク

「呼応するランプの森 - ワンストローク / Forest of Resonating Lamps - One Stroke」

もう一つの人気作品は、2階と3階の間のフロアにある「呼応するランプの森 - ワンストローク / Forest of Resonating Lamps - One Stroke」。数え切れないほど天井から吊るされたランプ。壁も天井も鏡張りゆえどこまでもこの空間が続いている錯覚に陥る、浮遊感のあるスペースです。人に反応して光や音を生み出すのである程度一緒に入場する人数は必要なのですが、とにかく人気であっという間に入場制限がかかります。昼前までに見ておくのが得策です。
 

4.女子はパンツ、ペタ靴が必須アイテム

起伏が激しい作品

起伏が激しい作品も!女性はカジュアルなファッションがより楽しめるコツ

人気の2作品からもわかるのように、岩の斜面を登ったり、床がミラーになっていたりするチームラボ ボーダレス。思いっきり楽しむためにも、女性はスカートよりパンツ、ヒールよりペタ靴が安心です。
 

5.迷路脱出の鍵は……

2階のフロアを堪能したらそろそろ迷路を脱出したくなりますが、これがなかなか難しい! 答えを明かしてしまうとつまらないので「階段」と「運動の森」。この2つをヒントとさせていただきます。
 

6.大手を振って子連れでGO!

すべって育てる! フルーツ畑

「すべって育てる! フルーツ畑 / Sliding through the Fruit Field」

さて一見大人のためのデジタルアートミュージアムのようにも思えるスタイリッシュなチームラボ ボーダレス。しかし実は子どもしか入れない作品や、ファミリーが楽しむための作品が数多くある、子連れに最適なスポットなのです! 特に3階フロアには、宇宙空間でトランポリンをしているかのような体験ができる「マルチジャンピング宇宙 / Multi Jumping Universe」や、滑り降りることでフルーツが育つ滑り台「すべって育てる! フルーツ畑 / Sliding through the Fruit Field」。
グラフィティネイチャー

「グラフィティネイチャー / Graffiti Nature」

そして自分がデザインした動物が、紙を抜け出て会場をあるき出す「グラフィティネイチャー / Graffiti Nature」など、子どもの頭の中を具現化したような作品がいっぱい。これには大人も大興奮です。小さな子どもがハイハイできるスペースもチームラボらしい素敵な空間に仕上がっているので、子どもの年齢問わず家族で大いに楽しめます。
 

7.所要時間は計測不能! 滞在時間もボーダレス

作品内にあるソファで寝転ぶ

ソファに身を横たえ、激しい波間で寝転ぶというありえない体験ができる場も!

さて「一周するのにどれ位かかるの?」と気になる方も多いことでしょう。答えはズバリ、「わかりません」。2階の迷路を脱出する時間にもよりますし、作品によっては寝転がって見るためのクッションや設えがあるので、刻々と表情を変える作品を好きなだけ鑑賞することも可能。自分の絵が動き出すコーナーで腕によりをかけたイラストを長時間かけて描くのもあり、また器の中に花々が咲き続けるお茶を実際飲める『EN TEA HOUSE』でくつろぐのもあり、開館時間から閉館時間までずっといても濃密な時間が送れることでしょう。
 
以上、お台場の新名所『チームラボ ボーダレス』を、混雑の中でも快適に巡るための7つの方法でした。とにかく従来のアートとは違い作品の中に入って一体化できるというのがこの展覧会の醍醐味。自分と作品の境界線がなくなる快感をお楽しみください。
 

アクセスや営業時間、チケット料金など基本情報

<DATA>
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless

住所:東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン
アクセス:りんかい線 東京テレポート駅 徒歩5分、または新交通ゆりかもめ 青海駅 徒歩5分
MEGA WEBを通り、パレットタウン大観覧車下。
営業時間:月~木、日・祝日 10:00~19:00/金・土・祝前日 10:00~21:00
※最終入館は閉館の1時間前
※2019年1月1日(火・祝)~6日(日)は10:00~21:00(最終入館20:00)
※2019年1月1日以降は月~金10:00~19:00(最終入館18:00)、土・日・祝日10:00~21:00(最終入館20:00)
※営業時間はシーズンによって異なる
休館日:第2・第4火曜日
入場料:大人(高校生以上15才~)3200円/小人(中学生以下4~14才)1000円
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