株・株式投資/株初心者必見!少額投資におすすめな銘柄

今こそ狙いたい配当利回り3%超の3万円株3選!

米中貿易摩擦への懸念や急浮上してきた日米貿易摩擦への懸念で調整局面の続く日本株ですが、こういう時こそ割安な銘柄を狙いたいもの。今回は3万円台で購入可能な、配当利回り3%超の3銘柄を厳選。ひとつずつご紹介したいと思います。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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今こそ狙いたい配当利回り3%超の3万円株3選!

米中貿易摩擦への懸念や急浮上してきた日米貿易摩擦への懸念で調整局面の続く日本株ですが、こういう時こそ割安な銘柄を狙いたいもの。今回は厳選した3万円台で購入可能な、配当利回り3%超の3銘柄ご紹介したいと思います。

高配当は魅力的!


配当利回りが高いだけでなく、業績見通しや財務内容も加味して総合的な判断から銘柄を選出しました。投資の際のご参考にしていただけましたらと思います!

<INDEX>
1、日本軽金属ホールディングス<5703>:業績見通しは良好なPER、PBRともに割安な高配当銘柄
2、セブン銀行<8410>:安定した収益モデルを構築している好ファンダメンタル銘柄
3、アルバイトタイムス<2341>:盤石な財務基盤、業績上向き基調の高利回り銘柄
 

日本軽金属ホールディングス<5703>:業績見通しは良好なPER、PBRともに割安な高配当銘柄

2018年9月7日株価 238円
最低購入単価:2万3800円
予想PER 7.3倍
実績PBR 0.85倍
現金配当予想利回り 3.4%


・日本軽金属ホールディングスの業務内容
1899年創業のアルミ総合メーカーです。同社の特徴は、圧延、加工、化成品まで一貫して手掛けることで、アルミの原料から中間製品、加工製品に至るまで幅広い製品展開をできる強みを持っていることでしょう。このようなアルミニウム総合一貫メーカーは日本では同社が唯一の存在であり、この強みを武器に自動車から建築、食品など、幅広い分野で事業を展開しています。

2度の石油危機による電気代高騰を受け、加工品を幅広く展開することになった結果、事業の乱立が経営の非効率化を招いている、との指摘もありましたが、2012年に持ち株会社に移行して以来、重複事業の整理とシナジー効果の呼び起こしなど経営の効率性向上に向けた取り組みが進められています。 経済状況、市況に影響を受けやすいビジネスではありますが、売上構成比はアルミナ・化成品・地金23%、板・押出製品22%、加工製品・関連事業35%、箔・粉末製品20%とバランスが良く、安定した収益構造となっています。

・日本軽金属ホールディングスの業績
そうした中、足元の業績は好調に推移しています。アルミナ・化成品、二次合金、押出製品、パネルシステム事業の好調で増収基調となっています。また19年3月期は通期でトラック架装の生産増強の本格寄与、車載電池や半導体、食品分野における製品需要の拡大が見込まれます。

一方、利益面では材料価格の上昇の影響はあるものの、高付加価値化の進展や材料見直し、価格改定による採算性向上に加え、コスト削減効果も奏功して増益が見込まれています。

また、低燃費競争を背景に軽量化が進む自動車業界からのアルミ需要が拡大しているほか、IoT時代の到来を迎え需要拡大が続く半導体業界や産業機器関連、また医療関連ではバイオ向けの需要が拡大している模様で、需要環境は良好といえ、中期的な見通しも明るいと思います。
 

セブン銀行<8410>:安定した収益モデルを構築している好ファンダメンタル銘柄

2018年9月7日株価 346円
最低購入単価:3万4600円
予想PER 15.4倍
実績PBR 1.95倍
現金配当予想利回り 3.2%


・セブン銀行の業務内容
大手流通企業グループ「セブン&アイ・ホールディングス」傘下のコンビニATM事業最大手で、設置台数はセブン‐イレブン店舗を中心に24,500台に及びます(19年3月期第1四半期 )。 同社を見るポイントはその収益モデルでしょう。同社は、一般的な銀行と違って、手数料収入という非金利収入を主な収益源としています。提携する599の金融機関(19年3月期第1四半期 )から得られるATM手数料収入は全体収益の90%に及びます。

そのため、マイナス金利導入によって金融機関の収益環境が厳しい中でも同社は高い収益力が維持されています。ROE(自己資本利益率)を見ると約12%とメガバンクの6-7%に比べて圧倒的に高い収益性を実現していることが判ります。

・セブン銀行の業績
足元の業績では、手数料単価がやや弱いものの、ATM台数の増加や米国事業の赤字縮小など上向いていることが確認でき、19年3月期第1四半期の経常収益は15.7%の大幅増収に。

現在、次世代ATM設置による減価償却費の増加が利益の重しとなっていますが、これも来期以降から減少に向かう見通し。また、スマートフォンをツールとした新たな決済サービス開始に向け準備を進めており、中期的に見ても悪くない環境になりつつあると思います。通期でも14.9%増収、7期連続の最高益更新を見込んでいます。
 

アルバイトタイムス<2341>:盤石な財務基盤、業績上向き基調の高利回り銘柄

2018年9月7日株価 214円
最低購入単価:2万1400円
予想PER 15.3倍
実績PBR 1.17倍
現金配当予想利回り 3.3%


・アルバイトタイムスの業務内容
静岡県地盤の求人情報サービス会社で、無料求人情報誌「DOMO(ドーモ)」の編集・発行、求人情報サイト「DOMO NET(ドーモネット)」、正社員の転就職サイト「JOB」などの運営を行っています。自己資本比率86.8%、有利子負債ゼロという盤石な財務基盤は投資をする上でも安心感があります。

・アルバイトタイムスの業績
足元の業績は、主力の転・就職、求人情報サイトの販売が堅調に推移している他、前期に投入した顧客専用採用管理システムを提供する新サービスの販売も徐々に増加している模様です。

販管費の抑制(前年同期比2.0%減)に加え、先行投資が一服してきたことも利益の伸びに貢献しており、増収基調が見込まれる環境となってきていると思われます。

参考:日本株しっかりサポートナビ

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
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