ダイレクトPCショップ第2弾

ショップブランドPCをダイレクト販売するお店を紹介するシリーズ第2弾。今回は、VSPECを運営する、坂爪邦紀・(有)グッドボックス代表取締役です。

坂爪邦紀さん
坂爪邦紀・代表取締役

「スペックおたく」のためのショップ

ガイド:本日はよろしくお願いします。

坂爪:よろしくお願いします。

ガイド:まず、御社の概要からお話しいただけますでしょうか。

坂爪:VSPECの運営母体は、グッドボックスという東京・狛江市にある有限会社です。15年前から家電販売やパソコンスクールなどを事業としていたのですが、2002年夏にVSPECというショップブランドを立ち上げました。

そのため、秋葉原でショップの経験のある人材を募りました。当時、ネットだけで運営しているショップはほとんどなく、実店舗との併設が多かったんです。ですから、あえてネットだけのショップをつくろうと思い、設立しました。

ガイド:なるほど。ところで、名前の由来はどんなことなのでしょうか? Webサイトには、「VはVicrory(勝利)、SPECはあらゆる仕様」とありますが……。

坂爪:ええ、PCの仕様にこだわる「スペックおたく」をターゲットにしようということなのですが、正直なところ、クルマの名前にも引っかけました。当初、Webサイトのデザインもクルマを連想させるものにしたら、結構ウケましてね。1~2カ月で、当初の予定を上回る売上を得ることができました。

ガイド:「スペックおたく」とクルマとは、やや意外な組み合わせに感じますが……、面白いですね。

独特なVSPECのコンセプト

ガイド:ショップのコンセプトですが、VSPECのサイトを見ていると、選べるパーツの種類が非常に多いのが特徴ですよね。

坂爪:異常なほどでしょう(笑い)。

ガイド:とくに、標準仕様からダウングレードして価格を抑えることができたり、ケースの選択肢が多いのが魅力に思えます。ショップの中でも、ケースは変更できないところが多いのに……。

坂爪:ありがとうございます。ショップブランドは「高性能」「安い」、でも見た目はダサイ。2000年前後はそういう風潮でした。

ところが、この2年ぐらいは自作ケースの質が大幅に上がってます。ユーザー層がデザイン性を求めるようになったことが大きいと思いますが、台湾系のケースメーカーもデザインや内部構造に力を入れてきています。とくに、空気の流れに配慮した静音ケースにはユーザーの関心が高いですね。

そういう意味で、ケースの選択肢もあえて多くしています。

ガイド:それと、Webサイトでパーツを選んでいって、最後の確認画面で注文を受け付けるのではなく、注文の最終確認はメールで行うようにしてますよね。

坂爪:よくご存じですね。

ガイド:いちど購入したことがありまして……(笑い)。

坂爪:そうでしたか。ありがとうございます。そうなんです。最後は「注文」ボタンではなく「見積もり」ボタンにしてあります。

お客様が「見積もり」ボタンを押すと、メールで見積もり内容やおおよその納期が送信されます。お客様はそれを見てじっくり考えた後、指定のURLをクリックして正式に注文するというシステムにしています。ですから、注文のあるなしにかかわらず、気軽に見積もり依頼を出してほしいですね。

お客様とのコミュニケーションを重視したいという趣旨で、当社は「買わなきゃいけない」という脅迫的な印象を与えるものをなくすよう心がけています。これは、見積もりをきちんと残しておきたい法人様にも好評ですね。

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CONTENTS
Page1:「スペックおたく」のためのショップ
Page2:カンバン方式を導入
Page3:静音PCをプッシュ