兼六園だけじゃない金沢の紅葉名所。秋を美しく彩る紅葉を愛でながら古都散歩

紅葉@卯辰山公園

まさに「錦秋」という言葉が相応しい眺め。※写真提供:金沢市

夏の暑さが遠のいたら、いよいよ紅葉の季節。四季を通して楽しめる金沢ですが、秋色に染まった風情溢れる街並みはまた格別。今回は金沢のおすすめの紅葉スポットを名所から穴場までご紹介。金沢NO.1紅葉名所の「兼六園」からドウダンツツジで名高い「寺島蔵人邸」、桜の名所としても人気の「主計町茶屋街」まで、例年の見頃時期やライトアップ情報も合わせてご案内します。
 

兼六園:艶やかに錦秋に染まる天下の名園にうっとり
見頃 11月中旬~下旬、ライトアップもあり

霞ヶ池@兼六園

雪吊りを施された唐崎松と紅葉のコラボレーション。霞ヶ池の水面が鏡張りになって華麗な錦絵のよう。

金沢で紅葉の名所と言えば真っ先に名前が挙がる金沢NO.1の紅葉スポット「兼六園」。秋が深まるにつれ、モミジ、桜、ケヤキ、ニシキギ、ドウダンツツジが艶やかに色づいていくさまはさながら華麗な錦絵のよう。
 
多彩な木々が植えられている兼六園では紅葉一色になることはなく、それが兼六園ならではの魅力となっています。11月中旬~下旬が見頃ですが、その年の気温によって前後するため、最新情報は公式サイトでチェックを。
花見橋@兼六園

橋から見る花の眺めが素晴らしいことから名付けられた花見橋ですが、紅葉も花に負けず劣らず見事です。

夜の帳が下りた後はライトアップも実施され、仄かな照明に浮かび上がる情景は昼間とは趣が異なり、幻想的でまるで別世界。ライトアップの時間帯(17:30~21:00)は無料なので、気軽に足を運んでみてくださいね。詳しくは、記事「兼六園の紅葉2018!見頃時期や混雑状況、ライトアップ」へ。
 
兼六園
住所:〒920-0936 金沢市兼六町1-4
TEL:076-234-3800
開園日:3月~10月15日 7:00~18:00 / 10月16日~2月 8:00~17:00
※早朝入園(無料):11月~2月 6:00~7:45
閉園日:無休
入園料:18歳以上310円 / 6歳~18歳未満100円
例年の見頃:11月中旬~下旬
 

アメリカ楓通り:鮮やかに色づくロマンチックな並木道
見頃 10月下旬~11月中旬、ライトアップもあり

アメリカ楓通り

見頃には赤いトンネルのようになるアメリカ楓通り。道路を飾る落ち葉も風情満点。※写真提供:金沢市

「しいのき緑地」と「いしかわ四高記念公園」の間を走るアメリカ楓の並木道。広坂・香林坊エリアから金沢城公園へ抜けるアプローチ道として知られ、全長250mの通りにはアメリカ楓が44本植えられています。
 
9月下旬頃から色づき始め、10月下旬~11月中旬の最盛期には色鮮やかなアメリカ楓のトンネルのような姿に。紅葉の時期は日没から夜10時まで毎日ライトアップされるので、兼六園とセットで立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
 
■アメリカ楓通り
例年の見頃:10月下旬~11月中旬
 

寺島蔵人邸:一幅の絵画のように美しいドウダンツツジ
見頃11月中旬~下旬、10月27日&28日にライトアップ

ドウダンツツジ@寺嶋蔵人邸

庭を埋め尽くす樹齢300年以上のドウダンツツジ。寺嶋蔵人邸のパンフレットの表紙も飾っています。※写真提供:金沢市

金沢市の文化財に指定されている中級武士だった寺島蔵人の邸宅。邸内には蔵人自筆の書画や遺愛品など寺島家所縁の品々が展示され、中級武家屋敷の様子を今に伝える貴重な施設となっています。
 
「乾泉」と名付けられた池泉回遊式庭園では椿、山茶花、山吹、アオキ、モミジなど200本を超える木々を見ることができ、四季折々の風景を楽しめます。とりわけ樹齢300年以上にもなるドウダンツツジが春に開花、秋に紅葉する様は壮観のひと言。
ドウダンツツジ@寺嶋蔵人邸

京都・源光庵の「悟りの窓」「迷いの窓」とまでいきませんが、美しい眺めに時を忘れます。※写真提供:金沢市

庭を埋め尽くすように広がる緋色に染まったドウダンツツジはまるで一幅の絵画のようで1日中見ていても飽きません。毎年色づき始めの週末にはライトアップ(2018年は10月27日&28日)も実施されます。
 
寺島蔵人邸
住所:〒920-0912 金沢市大手町10-3
TEL:076-224-2789
開館日:9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日:12月29日~1月3日 ※展示資料整理のため臨時休館あり
入館料:300円
例年の見頃:11月中旬~下旬
 

主計町茶屋街&浅野川河川敷:秋化粧を施した情緒溢れる街並みを堪能
見頃11月中旬~下旬

紅葉@主計町茶屋街

藩政時代そのままの佇まいを残す街並みと紅葉のコントラストが美しい主計町茶屋街。※写真提供:金沢市

趣のある石畳に花街の情緒を誘う千本格子が何とも艶やかな「主計町(かずえまち)茶屋街」。城下町の風情が色濃く残るその佇まいは細い路地を一歩入れば、江戸時代にタイムスリップしたかのような気分に。
 
桜の名所としても人気のスポットで、紅葉の季節には浅野川沿いに立ち並ぶ桜が朱やオレンジ、山吹色にしっとりと色づき、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている街並みとのハーモニーは一見の価値あり。
紅葉@浅野川

浅野川沿いを美しく彩る紅葉。のんびりと散策するのにもってこいです。※写真提供:金沢市

また、浅野川大橋を挟んで反対側に広がる河川敷は桜並木になっており、山々の緑と鮮やかな錦秋に染まった桜が織りなす見事なコントラストが楽しめます。澄んだ秋の空気の中、散策してみてはいかがでしょうか。
 
■主計町茶屋街&浅野川河川敷
例年の見頃:11月中旬~下旬
 

卯辰山公園:秋の風情に包まれる風光明媚な自然公園
見頃11月中旬~下旬

紅葉@卯辰山公園

石川五右衛門のように「絶景かな、絶景かな」と讃えたくなるほど色とりどりに紅葉した卯辰山。※写真提供:金沢市

日本の歴史公園100選にも選ばれている金沢っ子の憩いの公園。自然豊かな卯辰山山麓に位置し、早春の梅に始まり、桜、ツツジ、花菖蒲、紫陽花、そして秋の紅葉と1年を通じて四季折々の風景を楽しめます。
 
山頂近くにある見晴らし台や望湖台からは金沢市街はもちろん、白山から日本海まで一望できる市内有数のビュースポットとして知られています。
紅葉@卯辰山公園

秋が深まるにつれ、降り積もっていく散り紅葉も趣があります。※写真提供:金沢市

山全体が公園になっているので、どこを歩いても紅葉を楽しむことできますが、特に花菖蒲園周辺のその名も紅葉谷と卯辰山山麓寺院群にはモミジがある寺院が多く、おすすめです。
 
■卯辰山公園
住所:〒920-0832 金沢市卯辰町
アクセス:金沢駅兼六園口バスターミナルから北鉄バスで「望湖台」下車
例年の見頃:11月中旬~下旬
 

紅葉に色づく情緒溢れる古都金沢の秋旅をたっぷり満喫

ドウダンツツジ@寺嶋蔵人邸

黄葉した寺嶋蔵人邸のドウダンツツジ。開花する春と紅葉の秋には多くの人が鑑賞に訪れます。※写真提供:金沢市

色鮮やかな紅葉に彩られた秋はより一層風情が増す金沢の街並み。近郊には松尾芭蕉が感嘆した北陸屈指の紅葉名所「那谷寺」や「鶴仙渓」もあり、金沢の紅葉スポットと合わせてぜひ訪れてみてくださいね。
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