継続する人に適用される割引やサービス

 

 

自動車保険の契約を同じ保険会社で継続し続けることで得られるメリットとして、継続割引やインターネット割引などの割引を挙げることができます。また、いくつかの保険会社では、契約者に無料で提供しているサービスをVIP会員としてさらに充実させるといった制度もあります。

まず、割引についてそれぞれ詳細を確認していきましょう。

継続割引の割引率はそれほど高くない
契約を継続する契約者に適用される「継続割引」は、現時点(2018年8月)でダイレクト自動車保険を中心に数社が用意しています。
 
自動車保険継続割引の例

 

継続割引として契約を継続した回数が増えると保険料の割引率が上がっていく保険会社と、割引率が一定の保険会社がありますが、どちらも割引率は数%であり、高いとは言い難いです。

継続でのインターネット割引は不利になる可能性が高い
ダイレクト自動車保険では継続の場合もインターネット割引で数千円~1万円の割引が適用される保険会社がほとんどです。しかし、保険会社を乗り換えて「新規加入」として扱われた方がインターネット割引の金額が高い保険会社が多いです。新規加入と継続の割引額が同額という保険会社もありますが、継続の割引額の方が高いという保険会社は現時点で皆無のため、継続でのインターネット割引はむしろデメリットになる可能性が高いといえるでしょう。
 
自動車保険インターネット割引の例

 

継続で適用されるサービスもある
契約者に無料で提供しているサービスを、継続することで「VIP会員」として優待し充実させるといった制度がある保険会社もあります。ある保険会社の例を見てみましょう。
 
  • 契約者は無料で会員制優待サービスに登録できる
  • レストラン・レジャー施設・宿泊・映画チケットなどで優待や割引がある。会員限定プレゼント企画も(会員優待サービスに登録していることが前提)
  • 2年目から無料でVIP会員にグレードアップ。会員優待価格より割引率が高いVIP会員価格あり(会員優待サービスに登録していることが前提)
このような、継続によるサービスのグレードアップの仕組みがある保険会社は限られているのですが、サービスを利用している人は、利用頻度と一回あたりの割引額などから年間で受けたメリットの総額を考えてみるとよいでしょう。
 

乗り換えで等級は引き継げる?

ここまで、継続を続けるメリットを確認してきましたが、次に保険会社を乗り換えるデメリットを考えてみましょう。

まず、「保険会社を乗り換えると自動車保険の等級が引き継がれないのでは」と心配する人もいますが、等級は引き継がれます。

自動車保険の等級は1~20等級に区分され、20等級が最も割引率が高い=保険料が安くなります。新規に契約するときは原則として6等級からとなり、保険を使わなければ次回更新時に1等級ずつアップしていきます。逆に等級ダウンの対象となる事故(3等級ダウン事故と1等級ダウン事故がある)で保険を使うと、等級が下がります。等級のアップ・ダウンによって、事故の少ない契約者と事故の多い契約者の割増引率に差がついていく仕組みです。こうした過去の実績の積み重ねである等級は、保険会社を変えても引き継がれるのです。

損害保険会社の自動車保険であれば、スムーズに等級引き継ぎをおこなうことができます。全労済、JA共済も等級引き継ぎに支障はありません。しかし、その他の共済、例えば全自共(全国自動車共済協同組合連合会)、日火連(全日本火災共済協同組合連合会)、教職員共済、自治労共済(2019年4月末に事業廃止予定)などは、保険会社によって等級を引き継げるかどうかが異なりますので、それらの共済に加入している人は確認が必要です。

保険会社を乗り換えるデメリットは?