どうして人が離れていってしまうの?

人間関係を壊す人ができていないこと

人間関係を壊す人ができていないこと


「自分は悪くないのに、どうして人が離れていってしまうのだろう?」と思っている人は、大事なことを見落としていることが多いもの。
「自分は悪くない」なんて思っていても、相手は「あなたのことが苦手」と思っているから、離れていくのです。まずはそこをきちんと受け止めなくては、改善できなくなってしまいます。
 
大人になると、プライベートの付き合いでは、いちいち怒ったり、注意をしたりすることは面倒なので避けるようになるもの。そのため、「注意されないから、大丈夫」だと思ってしまう人は要注意です。大丈夫なわけではなく、相手は単に「言わないだけ」であることが多いからです。
だから、その度が過ぎてしまうと、一緒にいるのが苦痛になってくるので、よほど仲を改善しようと思う相手でければ、人は何も言わずに離れていってしまうのです。
 
誰も注意をしてくれないからこそ、自分で自覚することが大切!今回は、人間関係を壊してしまう人が分かっていない3つのことを紹介します。
 

その1:相手の立場に立って考えない

人が一緒にいたくなくなる人の代表と言えば、「自己中心的な人」です。でも、自己中の人に限って、自分が自己中であることに気付いていないもの。もちろん自分は自己中だと分かっていたら、自分勝手な行動をしないわけなのですが(苦笑)、気付かない分、厄介なのです。「直さなければ!」と思わないですしね。
 
なぜ、自己中な行動をしてしまう人の多くが、常に“自分軸”でしか物事を見られていません。でも、「相手軸で見る=相手の立場に立って考える」というのは、いい人間関係を築くためにも、とても大切なことです。
 
では、あなたから離れていく人は、どうしてあなたのことを苦手になってしまうのか?
それを知るためには、まずは、人が相手に対して不満を抱くことの多い、根本的な原因を分かっておいた方がいいでしょう。
 
基本、人が不満を抱くことの原因は、「自分に対して気遣いがない=自分のことを大切にしてくれていない」と感じることがベースになることが多いのです。だから、人と関わる時は、「相手にしていることを、自分がされたらどう思うのか?」ということを、常に考えないといけないのです。
 
自己中の人は、相手の立場に立って物事を考える思考グセができていないので、自分が同じことをされたら怒るようなことを、人にはやってしまうのです。「自分がされたら嫌なことは、人にはしない」というのは、いい人間関係を築くために重要なことです。
でも、基本、自己中の人は、相手がどう思うか?よりも、「自分の都合」「自分の心地良さ」を優先してしまいます(※悪気もなく)。だからこそ、ときに相手の許容範囲を超えた、身勝手な要求をしてしまい、嫌われてしまうのです。
 
ただし、自己中の人は、視野が狭いだけで、別に意地悪な人というわけではありません。本人に悪気がない分、自分がやっていることの過ちに気付いていないことが多いのです。でも、だから、厄介なのです!
 
さらに、相手に嫌われたところで「自分は悪くないのに!」とか、「相手がおかしいんだ」という判断をしてしまう人も多いもの。どうしてそんな、残念な判断をしてしまうのでしょうか?そこには自己中の人ならではの特徴があります。
 

その2:自分にとっての「正しさ」を武器に、正当化する

あなたの「正しさ」は、相手にとっても正しいとは限らない

あなたの「正しさ」は、相手にとっても正しいとは限らない


自己中の人は大概、自分の中の理屈、正しさに固着して、「私は間違っていない」「私は正しい」と思っています。だからこそ、相手が違う意見だと「あなたは間違っている!」と否定してしまうのです。
 
でも、「正しさ」や「正義」というのも、人によって変わってきます。そこに正解はありません。自分はそれを正しいと思っても、それは“自分の理屈”に過ぎないし、相手にとっては正しくないかもしれないのです。
 
そもそもビジネスであればまだしも、プライベートで人と過ごすときには、「正しい」「正しくない」「どっちがおかしい」なんて論争よりも、双方が気分よく過ごすことが一番大事なことです。
自分の意向を正当化ばかりして、相手に不愉快な思いをさせていたら、いくらあなたが正しかろうと、 相手はあなたから離れていきます。
だから、もしあなたが“自分基準の正しさ”ばかりを追及していく人生を選びたいのであれば、それこそ、「1人で生きていく人生」を覚悟しなくてはいけません。そんな人の傍から、人は離れていくからです。いつもあなたに合わせなくてはいけないからです。
 
何度も言うように、100%の正しさなんてものは存在しません。相手は、あなたの正しさを「正しくない」と思っていても、あなたに合わせるしか選択肢がないのであれば、そのうち「あなたとは一緒にいない」という選択をするようになるでしょう。
 
正しさなんて、曖昧なものです。そんな曖昧なものを盾に自分を正当化することが、正しい行為のわけはありません。そんなことよりも、相手に優しくできる人の方が、人間関係においては正解とも言えます。
優先すべきものは、「正しさ」よりも「優しさ」です。お互いに気持ちよく過ごすために、相手を気遣いながら、折り合いをつけることが、いい関係を築くためには大切なんですよね。
 
“自分にとっての正しさ”に固着する人は、もう1つ重大なミステイクを犯すことが多いものです。この結果、本当に大切な人すらも失ってしまうのです。
 

その3:折り合いをつけない

お互いに譲歩し合って、折り合いをつけることが大切!

お互いに譲歩し合って、折り合いをつけることが大切!


自分の正しさに固着する人は、「私は正しいのだから、間違っている相手が私に合わせるべき!」と思ってしまい、相手が不満を抱いていても、折り合いをつけたり、譲歩したりすることをしません。これこそが、一番致命的なことです。
なぜなら、“黙ってあなたから離れていく人”とは違って、正直に不満があることを伝えたり、きちんと注意をしてくれたりして、“あなたとの関係を改善していきたいと考えてくれる人”との関係すらも、壊してしまうからです。
 
例えば、恋人と「次のデートでは、とんかつを食べる」という約束をしていたとします。デートに向けて、自分の頭の中では、とんかつを食べる準備ができていたとします(笑)。そんなとき、恋人が「今日、テレビでラーメン特集を見ていたら、ラーメンを食べたくなっちゃったんだよね。やっぱりラーメンにしない?」と言い出したとします。

そんな時、あなたが怒りながら、「ひどい!とんかつを食べるのを楽しみにしていたのに。今日はとんかつにすると約束したのだから、絶対にとんかつがいい!」と言って、恋人を無理やりとんかつ屋に連れて行って、食事をしたとします。自分はとんかつを食べられて満足でしょうが、ラーメンを食べたかった恋人にとっては、その日は楽しくないデートになったかもしれません。それで、いい関係が築けるのか?ですよね。
 
それこそ、お互いの要望を譲歩し合って、「だったら、ファミレスに行って、とんかつとラーメンをそれぞれ食べよう」というように、お互いの要望が叶えられる方法を探すことは大切なことです。「私の言い分は正しいのだから!」と自分を正当化して、相手の要望を聞けないようであれば、だんだん相手は、あなたとは一緒にいたくなくなってくるでしょう。そんな対応をしていたら、いい関係は築けないんですよね。
 
たとえ自分の方が100%正しいのだとしても、それを押しつけ、相手に合わせさせるようでは、 関係は壊れていきます。自分の中では、「えー!」と疑問に感じることであっても、それでも譲歩し合って、お互いが納得できる方向にもっていくことが大事なんです。
 
それに、何度も言うように、100%の正しさなんてものは存在しません。先ほどの例にしても、「とんかつを食べる」という約束をしたところで、「約束を守って、とんかつを絶対に食べなきゃいけない」なんて、そんな決まりはないし、正しさでも何でもありません。人によっては、「その都度、食べたいものを食べることの方が正解」だという人もいますしね。それだけ「正しさ」なんて、あやふやなものなんです。自分の正しさに固着しないためにも、それは知っておいた方がいいものです。
 
結局、人間関係においては、最終的には、「正しい、正しくない」ではなく、「一緒にいたいか、いたくないか」が決め手となります。たとえあなたが正しくても、相手が「一緒にいたくない」と思ったら、離れていくだけなんです。だからこそ、相手に譲歩する姿勢を見せることは、とても大切なことなんです。それこそ、自分の意を通すことばかりしてしまうから、「自己中だ」と思われてしまうのです。
 
ちょっとだけでも「譲歩する姿勢を見せる」。これこそが、自己中から抜け出せる秘訣でもあります。ほんの少しでも「歩み寄る」という行為で、逆に相手の心が軟化して、「いやいや、やっぱり、あなたがしたいようにしていいよ」となることもあるものなんです。
つまり、最後は「気持ち」の問題なんですよね。相手が自分のことを大切に思ってくれていて、自分の意を汲んで歩み寄ってくれたのであれば、たとえ思い通りにならなくても、「その気持ちさえあれば充分!」と思うことだってあるのです。
 
例えば、先ほどの例でも、「じゃあ、ファミレスに行こう」となって、近くにファミレスがあるかと探したら、なかなか見つからなかったり、あったとしても満席で入れなかったりしたときには、「やっぱり今日は、とんかつでいいよ!」という展開にもなり得るんですよね。そのときは、相手もとんかつを食べることに納得できていることでしょう。だから、最終的には「気遣いができるかどうか」が決め手なのです。

 

相手が一緒にいたくなる人に!

ここまで、人間関係を壊しやすい、自己中の人の傾向について紹介しました。もし、思い当たる節がある人は、これからは、
・相手の立場に立って、物事を考える癖をつける
・自分の「正しさ」ばかりを主張し、押し付けない
・相手と折り合いをつける(譲歩する姿勢を見せる)

の3つを心がけるようにしましょうね。
 
相手が「一緒にいたい」と思うような人になって、いい人間関係を築いていきたいものですね。
 
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