1次試験後から2次対策を始めても、間に合う?

 
イメージ画像

やるべきことを確実にクリアすれば、2次試験の一発合格は可能


2018年の1次試験が8月4~5日に実施され、翌日の6日には正解と配点が公表されました。

大半の受験生が自己採点を済ませ、現時点での合否を確認した頃だと思います。
(注:年度によっては、合格基準が変更になることがあるため、自己採点結果をもってして合否が確定するわけではありません。)

合格基準到達見込みの方は、10月21日(日)の2次筆記試験に向けて本格的に対策を始めたいところですが、これまで1次試験対策に専念してきた受験生にとっての2次対策は、雲をつかむようなものに感じるようです。

確かに、2次筆記試験は、どんなに勉強量を確保したとしても、方向性を間違えてしまうと長期化する可能性を秘めています。現に、5~10回以上受験するという苦労を経て、ようやく合格にたどり着いたという方を何人も知っています。一方で、1次試験終了後に初めて2次対策に着手し、約2ヶ月半の学習期間のみで一発合格した受験生もたくさんいます。

要は、学習期間は問題ではなく、やるべきことを着実にこなしさえすれば、合格レベルに到達することが可能なのです。

 

2次筆記試験は、ミスを連発しなければ合格する

2次筆記試験は、4科目のペーパーコンサルティング試験です。合格基準は、単純計算すると60点×4科目=240点で、加えて1科目も40点未満を取らないことです。

ただし、2次筆記試験はマークシート方式で正解が公表される1次試験とは異なり、正解も公表されないため、採点基準などが不明確です。したがって、各科目で60点を目指したり、総得点で240点以上を狙ったりするのは現実的ではなく、すべての科目において半分程度できた感覚があれば、合格基準に達していることが大半です。

つまり、得点しやすい箇所で得点できればよく、どの設問のどの要素で得点すべきかを見極められるようになることが理想です。そうはいっても、この見極めができるようになるには一定のトレーニングが必要で、2カ月半でそのレベルにまで到達するのは至難の技です。要は、どの設問でどの程度得点すべきかの見極めが不十分であっても、結果論として取るべきところを取りこぼすミスを連発させないような対策を取ることが必要なのです。高得点を狙う必要は全くなく、得点しやすいところを外さなければ、周りが勝手に落ちていく試験なのです。

 

2次試験における失敗パターンを知ることが近道

2次試験における失敗パターンには、様々なものがあります。
  • 2次試験の特徴(1次試験との違いなど)や傾向を把握せず、間違った対策をとってしまう
  • 自らの経験や知識をもとに、出題者が求めていない解答をしてしまう
  • 出題者に与えられた解答の根拠を見逃してしまう、根拠の使いどころを間違えてしまう
  • 1次知識が、2次試験で使えるものになっていない
  • 試験時間80分のタイムマネジメントができない
  • 苦手科目で足切りになってしまう
これらの失敗パターンを回避するためには、失敗経験者のノウハウを吸収するのが近道です。

受験指導校の演習や模試を通じて、自ら失敗を経験することで学んでいくことも大切ですが、なんにせよ残された時間が、あまりありません。

周りの勉強仲間や先輩と、失敗経験とその具体的対策を、共有していきましょう。

私が執筆・監修している企業診断8月号の特集「2次試験 失敗と成功の本質Ⅱ」では、6名の合格者の失敗パターンと、それらを経てどのように合格を勝ち取ったのかをご紹介しています。

それぞれの合格者が、失敗経験を糧にして取り組み方を修正することで、80分という限られた時間の中で合格レベルの答案を作れるようになった体験談とノウハウをご紹介していますので、ぜひご参考ください。

 

 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。