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夏のレジャー費を節約する!4つの具体的な方法

夏のレジャー費用を節約したいけど、家族と最高の思い出を作りたいという方のために家族で楽しみながらできる節約方法を紹介します。

井上 陽一

執筆者:井上 陽一

福岡発信のマネープランガイド

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夏休みのレジャー費を楽しみながら節約する方法とは?

夏のレジャー費用の具体的節約方法

夏のレジャー費用の具体的な節約方法

夏のレジャー費は抑えたい、でも自由な時間を使って非日常的な体験をしたい、家族で思い出を作りたい、仕事や学校から自由になれる時間を満喫したいという方のために具体的な節約方法と低コストで楽しむアイデアをご紹介します。レジャー費の節約を楽しみに変え、コストパフォーマンスの高い夏を目指しましょう。
 

レジャー費の平均や目安とは? 8月に一気に上昇

7・8月といえば夏休み、そしてレジャー。レジャーに支出はつきものです。総務省の家計調査によると、消費支出※に占めるレジャー費の割合が最も高くなるのが8月なのです。
 
レジャー支出の消費支出に占める割合

レジャー支出の消費支出に占める割合


出典:総務省統計局「家計調査(2017年)」(二人以上・勤労世帯の支出データ)を基に作成。

※消費支出とは、日常の生活を営むために必要な商品やサービスへの支払いのことです。

ここでは、レジャー費を家計調査の消費支出のうち「一般外食費、定期代を除く交通費、ガソリン代、レンタカー等、娯楽用品のうち運動用具と玩具、パック旅行費、入場・観覧・ゲーム代、温泉・銭湯入浴料」の合計としています。
 

節約を始める前の準備

国内旅行、海外旅行、実家への帰省、仕事やお子さんの習い事・塾・部活動でまとまった休みが取れないので近場へのお出かけのみなど、家庭によってレジャーへのお金のかけ方は全く異なると思います。家計の状況によっても大きく違うでしょう。

まずは、昨年・一昨年どれくらいレジャー費にかけてきたのかを調べてみましょう。節約を効果的に行うには、まず何にお金を使っていたのか、どこを切り詰められそうか、今年はいくらくらいレジャー費に使えるのかを知るために家計全体を整理し、その後に節約の実行をします。一般的には宿泊や交通費などの旅行費用や食費(外食費)にお金がかかっているようです。
 

方法1:家族でレジャー会議をしよう

その名の通り、家族で何をするかを提案し合い、決定する会議です。
この方法は、「家族みんなで、限られた予算でどれだけ楽しいことができるかを考えること」自体を楽しむものです。節約と楽しみをみんなで知恵を出して考えるのです。小さなお子さんには難しいかもしれませんが、小学生の高学年ならぜひ参加させてください。

会議のゴールは、家族でお互いに行きたい場所・やりたいことをプレゼンテーションして、良いアイデアを採用しても、1つを選んで磨き上げていっても、全員の提案の良い所どりをしても良いので、家族で何をするかを決めることです。

提案内容には、“やりたいこと”と“費用”に加えて「家族はそのレジャーで何を得ることができるのか」という“目的”も入れましょう。それ以外のルールとしては、事前に“予算の上限は設定しておくこと”と、話し合いの時に相手の考えに対して“否定的なことを言わないこと”の2つだけ。

ほかにも、「○○公園での楽しみ方」のように対象を絞り込んだテーマでアイデアを出し合ってやってみるのもおすすめです。(抵抗がなければ)ブログやYouTubeに投稿して閲覧数を競ってみると、本気度が増して面白いかもしれません。おまけで広告料収入が得られてしまうかもしれません。
 

方法2:低コストで楽しめる場所を探す

無料あるいは低料金で楽しめる場所を探しましょう! 地域情報誌、インターネットでの情報、個人のブログ、インスタグラムなどで情報収集します。市町村の観光ページや鉄道駅に設置してある地図・観光名所の看板も良い情報源です。

以下に、無料あるいは低料金で楽しめる“コト”や“場所”を挙げてみます。

山、川、海、公園
博物館、科学館、植物園、動物園、図書館
お祭り・花火大会
工場見学
駅、空港
魚釣り
城跡・ダム・廃線跡・遺跡巡り
植物採集、星空を眺めて星座や星を探す

 

方法3:割引・優待をチェック

クーポン雑誌やアプリ、インターネット、金券ショップ以外にチェックしておくべきことをご紹介します。8月は、外食費も増える傾向があるので、食事をどこで取るかを考えながら情報収集すると節約の効率が良くなります。1つ1つの節約額は小さな方法ですが、塵(ちり)も積もれば山となります。

株主優待:航空券代や鉄道料金の割引のほかに、施設の割引券や商品券が株主優待になっている場合があります。しかし、今から慌てて株式を買っても、今年の7、8月には間に合わない可能性が高いので権利確定日と株主優待が届く時期を調べておきましょう。

会社の福利厚生:会社の制度を確認してみましょう。ホテル・旅館の割引や、自社の保養施設・提携施設を優待価格で利用できるかもしれません。

健康保険や共済、クレジットカードの特典:ホームページやパンフレットで確認、あるいは営業担当者などに問い合わせてみましょう。

LINE@などで独自のクーポンを発行しているお店や施設も増えています。LINEを利用している人は要チェックです。
 

方法4:交通費の節約

お盆や正月などの特別な繁忙期を除いては、事前購入割引(前日~75日)が飛行機や鉄道にはあります。特に60日前には大きな割引を受けられることが多いため、遠距離移動の旅行を予定している場合は、2カ月前までには計画を立てておきましょう。

ツアーが一括検索・比較できるサイトを利用するほか、訪れる場所の特典・割引券付きの鉄道切符や回数券・乗り放題パスはないか、格安航空便がないかを調べてみること。

移動も時間をかけて楽しみたいという場合は、青春18きっぷや高速バスの利用も節約になるので検討しましょう。乗り物を組み合わせたり、経由地を変えてみたりすることで、節約できる場合があります。
 

終わりに

お金をかけたから楽しいとは限りません。何をしたかよりも誰と過ごしたかが大切だと思います。“楽しく節約”をして素敵な時間をお過ごしください。
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