保険料が高い20代は「無事故で等級を早く上げる」のがポイント

毎月、あるいは毎年払い続けている自動車保険料は、積み重なると結構大きな金額になることは何となく想像できますが、無事故で年月が経つと等級は上がっていき保険料は下がっていくこともあり、生涯でいくらくらい支払っているのかは想像がつきにくいと思います。そこで、ダイレクト自動車保険のソニー損保のウェブサイトで、生涯の加入を想定して見積りを作成してみました。

ここでは、26歳の独身男性Aさんが自分で初めて車を購入したとします。車は2年落ち中古車のプリウス。自動車保険に165万円の車両保険をつけて加入。等級は6等級からのスタートとした場合、1年契約・1回払いの保険料は127,690円となりました。

スタートを26歳とした理由に気づいた人も少なくないでしょう。運転者の年齢条件の種類は、「21歳以上補償」「26歳以上補償」「35歳以上補償(または30歳以上補償)」、そして「年齢を問わず補償」を含めた4区分としている保険会社が多く、等級が低い状態で「26歳以上補償」を選べないと、保険料は非常に高くなってしまうからです。

127,690円でも、20代男性にとっては決して安くない金額ですが、無事故であれば年齢と等級が上がっていき、保険料が下がっていくその速度も速い時期です。

詳細な契約条件は以下の表の通りです。
Aさんの保険料試算条件

※出所:2018年5月16日にソニー損保のホームページで保険料見積りを行った結果を基にガイドが作成


生涯で支払う自動車保険料の総額は?

Aさんは無事故で順調に保険料が下がっていくとします。32歳で結婚しましたが、妻はペーパードライバーで当面は運転しないとのことで、運転者の範囲は「本人限定」のままにしていました。35歳のときに子どもが生まれたのをきっかけに妻も車の運転を始め、運転者の範囲を「本人・配偶者限定」に変更したと仮定しています。下がり続けていた保険料も、この時点では上がることになりますが、その差は大きくはありません。

Aさんの保険料の推移を以下の表にまとめました。
Aさんの保険料推移

※出所:2018年5月16日にソニー損保のホームページで保険料見積りを行った結果。将来の保険料も見積時点の料率等を使用しています。
※初年度と2年目のみ、それぞれ10,000円割引と5,000円割引を適用。3年目以降は2,000円割引を適用。
※新車割引は初度登録から25ヵ月以内の保険始期の契約にのみ適用。
※上記表には継続割引は反映されておりません。
※70歳まで無事故・無違反、等級に影響する自動車保険の利用はないものとして試算しています。


車は家族構成の変化で様々な車種に乗りかえることも考えられますが、ここでは「8年ごとにプリウスの2年落ちの中古車への買い替えを繰り返す」という設定にしました。年月が経てば車も古くなっていき、保険会社が提示する車両保険の標準的な保険金額も安くなっていきます。それに合わせて保険金額を下げていけば、20等級に達した後も保険料は下がっていきますが、買い替えて車両保険の保険金額を上げると保険料も少し上がる……ということを繰り返すことになります。

しかし、ある程度の年齢以降は、車両保険の保険金額が下がっても、年齢が上がることで保険料も上がるようになっていきます。高齢ドライバーによる事故がニュースになることも少なくないですが、加齢による身体能力の低下は事故のリスクを高めるため、いつかは車の運転をやめる判断が必要になります。免許証の更新期間満了日(誕生日の1ヵ月後の日)の年齢が75歳以上の人が免許更新するときは、認知機能検査の受検と高齢者講習の受講等が義務付けられています。「75歳」は一つの目安になると思いますが、Aさんは子どもが近居していて、必要なときは子どもの車に乗せてもらうこともできるため、もう少し早く、70歳で運転をやめると想定しました。

このような想定に基づいて試算すると、26歳から70歳の44年間に支払う保険料の合計はおよそ289万円になりました。

代理店型の保険会社で加入した場合は?