株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

今のうちに買っておきたい7月優待銘柄

株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすい傾向があります。早いうちに株主優待銘柄を買っておくことで、値上がり益が得られると期待できます。そこで今回は、今のうちに買っておきたい7月優待銘柄をご紹介します。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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今のうちに買っておきたい7月優待銘柄

株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすい傾向があります。早いうちに株主優待銘柄を買っておくことで、値上がり益が得られると期待できます。そこで今回は、今のうちに買っておきたい7月優待銘柄をご紹介します。

おすすめの7月優待銘柄その1 「稲葉製作所<3421>」

【業務内容】稲葉製作所<3421>は、物置やオフィス家具などを製造しています。
【単元株数】100株
【最低購入金額】14万2,300円(2018年5月15日時点)
【権利確定月】1月末、7月末
【配当利回り】1.83%(2015年5月15日時点)
【優待内容】
100株以上図書カード1000円分(7月末)
300株以上図書カード3000円分または地域特産品(7月末)
1000株以上図書カード3000円分または地域特産品(7月末)
および、図書カード1000円分(1月末)

同社の株主優待は、図書カードです。図書カードは汎用性が高いため、個人投資家にとても人気が高い優待と言えるでしょう。優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。

では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。

■検証結果■
システムトレードの達人

システムトレードの達人

勝率: 88.89 %
勝ち数: 16 回
負け数: 2 回
引き分け数: 0 回

平均損益(率): 5.97 %合計損益(率): 107.44 %
平均利益(率): 6.82 %合計利益(率): 109.08 %
平均損失(率): -0.82 %合計損失(率): -1.64 %

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 66.549
平均保持日数: 47.89 日

検証結果を見てみると、勝率は88.89%、1トレードあたりの平均損益は5.97%です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、優待権利落ち後に損失を被るリスクが低くなるでしょう。


おすすめの7月優待銘柄その2 「総合商研<7850>」

【業務内容】総合商研<7850>は折り込み広告の企画・制作などを手がけています。
【単元株数】100株
【最低購入金額】8万9,900円(2018年5月15日時点)
【権利確定月】7月末
【配当利回り】2.22%(2018年5月15日時点)
【優待内容】
1000株以上自社グループ商品または北海道特産品
および年賀状印刷の早期受付割引

同社の株主優待は、「自社グループ商品または北海道の特産品」および「年賀状印刷の期間限定早期受付割引サービス」です。食品による優待は投資家からも人気が高く、投資家の注目が集まりやすいと考えられます。よって、権利確定日直前は買いが入りやすく、値上がりしやすいと期待できます。

では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。

■検証結果■
システムトレードの達人

システムトレードの達人

勝率: 84.62 %
勝ち数: 11 回
負け数: 2 回
引き分け数: 0 回

平均損益(率): 9.30 %合計損益(率): 120.92 %
平均利益(率): 12.40 %合計利益(率): 136.45 %
平均損失(率): -7.77 %合計損失(率): -15.53 %

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 8.786
平均保持日数: 47.85 日

検証結果を見てみると、勝率は84.62%、平均損益は9.30%です。勝率も高く、平均損益もプラスのため、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。

注目度の高い人気の銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入すると、高値掴みにつながるとも考えられます。損失を被る危険がありますので、注意しましょう。一方、好優待銘柄に先回りすることで、お得に優待銘柄を獲得できる可能性があるうえ、値上がり益を得られることも期待できるでしょう。

なお、7月優待銘柄の数は、他の月と比較するととても少ないです。数が少ない分、優待狙いの投資家の買いも集まりやすく、権利確定日直前は株価が上昇しやすくなります。ぜひ、7月優待銘柄を今のうちに仕込んでみてはいかがでしょうか。

株の売買に際して、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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