植草美幸の恋愛コラム

恋愛初心者が安全に恋愛結婚をするなら「金魚鉢」へ?

婚活にはマッチングアプリや結婚情報サービス、婚活パーティ、結婚相談所など様々なやり方があります。結婚をするために婚活に取り組みながらも、意外とその本質が見えていない人が少なくありません。今回は合理的な婚活方法について、わかりやすい例を交えてお伝えします。

植草 美幸

執筆者:植草 美幸

恋愛ガイド

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「金魚鉢」って何? 安全安心な恋愛結婚をするための必須条件とは

金魚鉢ってどんなイメージでしょうか???

金魚鉢ってどんなイメージでしょうか???


「ドラマチックな出会いをして、ラブラブな恋愛をして結婚したい。だから、お見合いみたいな婚活はイヤ!」という人がいます。「運命的な出会いを待ち続けていれば、いつかどこかの誰かが私をみつけてくれるはず!」と、他力本願な考えをお持ちなのでしょう。

ところがそれほど世の中うまくいきませんね。そもそも今までのやり方や考え方がうまくいかなかったから、今まさに焦っているのではないでしょうか?

そこで、昨今登場したのが「マッチングサービス」や「マッチングアプリ」です。一方で、「婚活パーティ」や「結婚相談所」は、リアルの婚活ですから、ネット上の婚活よりも行動力がいりますし、お金もかかります。でも、だからこそ導入編として役立っており、自分から思い立って婚活に取り組めるようになった女性も増えていますね。「お手軽だから、無料だから」、「あくまで婚活じゃなくて恋活」、「ネット上とはいえ偶然の出会い。友達から始まった恋愛と同じ」という自分への言い訳ができることから、心のハードルが低いのも広く浸透している理由かもしれません。

でも! 誰でも簡単に無料でできるということはそれなりのデメリットもあります。子持ちの既婚者である市議会議員が、出会い系サイトを使って、「職業は会社経営者」と偽り、そこにひっかかった女性と恋愛してマスコミに暴露された、というスキャンダルも記憶に新しいところ。

以前も書きましたが、マッチングアプリなどの多くは独身証明を取りませんから、独身を装う既婚者も多く、「どうせどこの誰だかわからないから何でもあり!」とばかりに、既婚者や子持ちはもちろん、写真では顔を隠し、嘘の学歴や肩書を書き、人に言えない経歴は隠し……なんていう人も少なからずいるのです。

あなたはそれを見抜けますか? (連盟に入っている)結婚相談所では、独身証明や学歴証明、資格や本籍などの書類はもちろん必須です。私の結婚相談所ではカウンセリングのプロとしてひざを突き合わして出生の記憶から現在に至るまで、1時間みっちり話して隠し事まで全部、見抜いてます。ちょっとデートして好きになっちゃった~なんて相手に対して、それ自分でできますか?

さらに、うまく付き合えてもマッチングアプリでの出会いは、遊び相手と考えている男性は少なくありません「“俺、来月結婚するから別れて”と言われました。えっ、アプリで出会った相手と結婚とか、ありえないでしょ? お互い遊びのつもりだったよね?」と言われたとか……。論より証拠で、男は体だけの遊び相手を探していて、女は結婚を夢を見ながらフワフワ&ラブラブな恋愛を望んでいる……そんな恐ろしい場所になっています。

一方で、リアルの出会いを求めれば、かっこいいと思う人は、既婚男性かバツイチ子持ち。残っているのは、コミュ障、モラハラDVや借金、マザコンなどの地雷持ちがばかり……と嘆いていませんか?

そこで、「安全に恋愛結婚をしたい」「普通に、普通の人と恋愛したい」と思っている人に、改めて結婚相談所をお勧めしたいのです。結婚相談所や結婚情報サービスなどの有料婚活は、「安全な恋愛結婚」にぴったりの場所です。もちろん、結婚相談所と結婚情報サービスにも違いがありますが、今回は、「金魚鉢の中」であるという点で共通点があるので、まとめて説明していきます。


「金魚鉢」って何? 安全安心な恋愛結婚をするための必須条件とは

幸せな結婚をするためのポイントをお伝えします。

つらい思いをしたあなたが、幸せになるためのヒントをお伝えします。

婚活について考えるとき、「あなたは金魚です。だから、金魚鉢で恋愛しなさい」と例え話をしています。自分を、「小さいけれど好奇心旺盛な金魚ちゃん」だと思ってください。

アクアリウムで生まれた金魚ちゃんは、管理された清潔な水槽で泳いできました。共食いをしないように、病気にならないようにすみわけされており、赤い金魚や白い金魚、黒い金魚など種類は様々だけど、形も大きさもある程度整っています。そこにはピラニアやサメなどが投げ込まれるようなことはありませんから、すくすく育ち、スイスイ泳いできたわけです。いわばこれが、みなさんの学生時代(や、一部の職場)です。身元や独身既婚がはっきりしたメンバーが多く、比較的似た者同士が平等に集まった場があり、いつでも安全に出会える可能性の高い漁場ですね。

でも! もし、アクアリウムで出会いがなかった場合……つまり、恋愛経験が少ないまま学校を卒業し、社会人になって職場以外の外の世界で婚活しなくてはいけなくなるとどうでしょう? これが外の広い海の始まりなんです。

金魚はアクアリウムのぜいたくさを知りませんから、自由を求めて外の海に出たがります。好奇心も性欲も旺盛ですから、もっと珍しい魚がいるかもしれない、もっといい世界が待っているかもしれないと惹かれるからです。でも、実際に出たらどうなるでしょうか。

まず、広い広い海は水が違う、汚れた水かもしれないし、あなたが生きにくい水質かもしれない。周囲は傷だらけの魚や病気の魚もいて、そもそも種類の違う魚もたくさん。大型魚や肉食魚に出会えば、頭から食べられてしまうでしょう。

もちろん、あなたが地球の男に飽きた、というほど恋愛マスターなら止めません。でも、ピラニアやサメやマグロが素敵だなと思っても、今の小さな金魚のあなたじゃ手に負えないでしょう。

まずは、似た者同士の金魚くんを探しましょう。「本気で結婚したい人達がどこに出没するのか?」「自分と似たような相手はどこにいるのか?」ということ。知っていますか? これはビジネスにおける、市場調査です。まともに結婚したい人、ちゃんと結婚したい人に出会いましょう。そして自分に合う漁場はどこなのか、本気で考えましょうよ。

プロがアドバイスした「高級ミニ金魚鉢」が「お見合い」

これでわかるでしょうか。私の言う「金魚鉢や水槽」とは、「独身で、すぐに結婚したい人、しかも同じようなレベル感がそろった漁場」、そして、「あなたのために厳選された漁場」そのものなのです。

そして、もっとも小さくて高級な金魚鉢が「お見合い」です。あらかじめ婚活アドバイザーと一緒に選んでマッチングしたのちに、相手との1対1で対峙するのですから。直接対応するアドバイザーは不在ながら独身証明書類提出済みの相手と機械的にマッチングさせてくれる結婚情報サービスなども、比較的キレイな水槽のひとつでしょう。ただあくまでマッチングの先である水槽内では自身で行動することになるので、ある程度のスキルアップも必要ですね。

いずれも、世の中には様々なサイズ感の金魚鉢や水槽がありますが、「独身で、すぐに結婚したい人のみがいる漁場」を選ぶことは婚活において必須であると言えるでしょう。


男性も「キレイな金魚鉢」で婚活をしましょう!

変な女性に捕まってからでは遅いのです。

変な女性に捕まってからでは遅いのです。
 

金魚の例は、女性だけに当てはまるものではありません。今、婚活現場において、男性は売り手市場です。

学歴・職歴・年収などなどのスペックは申し分なく、出世街道まっしぐら、女遊びには目もくれずただただ仕事に専念してきたため、あまりに女性慣れしていない上、職場も男性ばかりで出会いがなくて……と気が付けば「恋愛経験ほとんどナシのアラフォー男性」は、婚活現場には少なくありません。

例えば、博士号を持っていてつくばの最先端研究所でマジメに働いてきたのに、若い愛人タイプの女性に言い寄られてデキちゃった結婚……というケースも聞きました。結果すぐに離婚してしまって、婚活を始めた男性からの結婚相談を受けたこともあります。

婚活アドバイザーとして成婚率80パーセントの私ですが、貞操観念がない女性たちの結婚は正直、苦手です。相談者とアドバイザーは「人と人」ですから、やはり同じ理念を持って婚活できなければうまくいきません。正直、愛人・援助交際・不倫経験のある女性は、自身の中の「結婚像」に歪みが出てしまうケースがあり、ご自身が結婚生活を壊す側だったことから、心から結婚相手を信じることができず、本当は結婚したくないと思っていることが少なくありません。ハッキリ言って、その歪みを治していくのは大変です。

プロでも難しいのですから、恋愛経験の少ない男性会員さんにその苦労をさせたくありません。ガイドは結婚のプロとして、「その女性は、まっさら男子の金魚くんたちには手に負えないの。こっちの金魚鉢にいらっしゃい!」と啓蒙したくて仕方ありません! そのために日々コラムや本を書き、お伝えしているのです。結婚相談所には、身元も職業も学歴もちゃんとした、あなたと同じようなかわいい金魚がたくさんいますよ。


外の世界や偶然の出会いって、本当にそんなにいいもの?

以上、婚活する人を金魚に例えて解説してみました。

最後に、「周りにいい男(いい女)が居ないから、もっといい人に出会いたいから外の世界に出ているんだ!」という方にも助言しておきましょう。

誰しも恋愛や結婚をするなら、見た目や収入などを含めた、いわゆる高スペックを望みますよね。でも、広い海に出れば出会いの数が増える、というのは机上の空論ではないでしょうか。

もちろん、水槽や金魚鉢より海のほうがパイが大きいですが、地球の海を小さな金魚がたった一尾で探し求めたところで、出会いの数には上限があると思いませんか?

あら素敵、と思っても相手がピラニアやサメでは食べられておしまい。あの魚なら……と思ったら独身主義や子持ちだったりすることもあります。それでただただ疲れてボロボロになって、尾びれも背びれも傷んでしまってから金魚鉢に戻ってきても、もう誰も見向きをしてくれないかもしれません。だったら、なるべくキレイで元気なうちに、大きめで快適な金魚鉢を見つけて、その中から好条件かつ結婚できる準備ができている人を探すほうが効率的です。

「すぐにでも結婚したい」と願う、清潔な金魚が泳いでいる金魚鉢は、あなたの目の前にあります。ぜひ安心安全かつ、合理的に婚活を進めて、清く美しく幸せになりましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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