ミシュランガイド1つ星「ビストロ ブノワ」がリニューアル

ブノワ東京 仔羊背肉のロティ

仔羊背肉のロティ

「ブノワ(BENOIT)」は1912年パリにオープンしたビストロです。パリ・モナコ・ロンドンでミシュランガイド3つ星を維持するアラン・デュカス氏が2005年に創業一家から引き継ぎ、同年「ビストロ ブノワ」を青山にオープンしたことは多くの食通にとって記憶に新しいところでしょう。
ブノワ東京 エントランス

エントランス

「ビストロ ブノワ」は東京のビストロシーンを牽引し、「ミシュランガイド東京2016」から最新の「ミシュランガイド東京2018」まで1つ星を獲得し続けています。

この「ビストロ ブノワ」が、2018年始めに内装を一部リニューアルし、2018年3月にはスーシェフを務めていたセバスチャン・ルソー氏がエグゼクティブシェフに就任したことで、次のステージへと進もうとしています。

こだわりの調度品

ブノワ東京 「エッフェル塔」のアンティーク模型

「エッフェル塔」のアンティーク模型

ブノワ東京 フランスのアーティストによるオブジェ

フランスのアーティストによるオブジェ

10階から11階までは吹き抜けとなっており、エントランスのある10階の螺旋階段を上ると、大きなガラス窓に囲まれた明るいダイニングが広がっています。そして、アラン・デュカス氏が自らが選んだアンティークの「エッフェル塔」の模型がゲストを迎えます。

赤を基調とした内観

ブノワ東京 窓側の内観

窓側の内観

ブノワ東京 内観

内観

柏材を使ったベルサイユ風の床、古いモチーフのセメント格子、くるみ材のビストロテーブルは全てフランスから持ち込まれており、パリの雰囲気が漂っています。リニューアルによって、店内には華やかな赤が目立つようになり、よりパリのビストロ感がアップしました。

新しいエグゼクティブシェフ

エグゼクティブシェフのセバスチャン・ルソー氏は18歳で料理人を志し、プロヴァンス地方「ラベイ・ド・ラ・セル」でアラン・デュカス氏の料理に出会い、2014年に来日してから「ビストロ ブノワ」のスーシェフを務めてきました。セバスチャン氏は日本語も堪能で、日本の食材や文化にも通じているだけに、とても期待が高まります。

自由に選べるディナーコース

特にお勧めしたいのは様々なシグネチャーディッシュを体験できるディナーコースです。

■ディナーコース
  • 前菜+メインディッシュ+デザート+コーヒー 6100円(税・サービス料は別途)
  • 前菜2品+メインディッシュ+デザート+コーヒー 7100円(税・サービス料は別途)
  • 前菜+メインディッシュ2品+デザート+コーヒー 9100円(税・サービス料は別途)
前菜は約8種類、メインディッシュは約7種類、デザートは約5種類の中からそれぞれ自由に選ぶことができ、迷ってしまうほどです。ランチコースでも同様に3コースを選ぶことができます。

季節によって内容は新しくなるので、いつ訪れても旬の味に出会えるでしょう。「3杯セット(4300円、税・サービス料は別途)」のお得なワインペアリングも用意されています。

今回は前菜2品のディナーコースと、お勧めのワインを紹介しましょう。

シャンパーニュ セレクション アラン・デュカス

ブノワ東京 シャンパーニュ セレクション アラン・デュカス

シャンパーニュ セレクション アラン・デュカス

アラン・デュカス氏がアラン・デュカスグループのシェフソムリエを務めるジェラール・マルジョン氏と共にプロデュースしたオリジナルのシャンパーニュです。ピノ・ノワールの力強い果実味とシャルドネの優雅さが調和しており、アミューズや冷前菜によく合います。

ジェノワ テール ド シレックス ヴィニョーブル・ベルティエ

ブノワ東京 ジェノワ テール ド シレックス ヴィニョーブル・ベルティエ

ジェノワ テール ド シレックス ヴィニョーブル・ベルティエ

ワインは常に入れ替えており、ハウスワインは用意していませんが、白ワイン4本程度、赤ワイン4本程度をグラスで提供しており、常に様々なワインを気軽に楽しめるのは嬉しいところです。

「ジェノワ」は、1998年にAOC昇格を果たした新しいワイン産地なので、他ではまだあまり味わえません。ロワール地方で有名なサンセールとロワール川を挟んで対岸に位置する、プイィ・フュメの隣という抜群の立地で作られています。

ソーヴィニヨン・ブラン主体の白ワインで、爽やかなハーブ系の香り、柑橘の香り、凛とした酸があります。

アミューズ ブーシュ

ブノワ東京 アミューズ ブーシュ

アミューズ ブーシュ

稚鱈を使ったタラのブランダードで、下にはマッシュポテト。プロヴァンス風の伝統的な料理で、添えられたパンに載せて食べるとおいしいです。

パン

ブノワ東京 パン

パン

ライ麦入りのパン ド カンパーニュ。レストラン内で焼いています。クラムがもちもちとしており、噛みしめると心地よい酸味が広がります。

サラダ・ブノワ“フォアグラ/ベーコン”

ブノワ東京 サラダ・ブノワ“フォアグラ/ベーコン”

サラダ・ブノワ“フォアグラ/ベーコン”

「ビストロ ブノワ」を代表する前菜のひとつ。レタス、トレビス、スイスチャードなどの葉野菜、インゲン、フレッシュなマッシュルームと野菜がたっぷり。ブリオッシュとフォアグラ、厚切りベーコン、砂肝も加えられているので食べ応えがあります。

鰆のエスカベッシュ

ブノワ東京 鰆のエスカベッシュ

鰆のエスカベッシュ

日本の食材であるサワラをフランス料理に仕上げたセバスチャン氏の創造的な一品。サワラは最初にほのかに焼いて香ばしくまとめ上げてから、マリネしています。タマネギは茹で上げてからビネガーで味付けました。ニンジン、ジャガイモ、ルッコラが合わせられています。

仔羊背肉のロティ

ブノワ東京 仔羊背肉のロティ

仔羊背肉のロティ

仔羊背肉(キャレダニョー)をストウブのココットでロティしたビストロの定番料理。穏やかな火入れで、仔羊の香りが豊かに感じられます。アスパラガス、ニンジン、ペコロス、グリーンピース、ジャガイモ、カブと様々な野菜が仔羊の味を引き立てています。

フロマージュ 800円~(税・サービス料は別途)

ブノワ東京 フロマージュ

フロマージュ

フロマージュはオプションで追加でき、選ぶチーズによって値段が異なります。選んだのはフレッシュチーズの「ブリーズ・ドゥ・メール フロマージュ・ブラン」(1000円、税・サービス料は別途)。

「ブリーズ・ドゥ・メール」はフランス語で「潮風」を意味しており、タカナシ乳業とフランスのイズニーサントメール酪農共同組合の業務提携で実現した乳製品ブランドです。フランス・ノルマンディから輸入した乳牛のミルクから作られているので、本場フランスのチーズととほぼ同じ味わいを体験できます。日本ミツバチのハチミツが付いているので、好みで合わせるとよりおいしくなります。

ショコラとキャラメルのブノワ風と牛乳のアイスクリーム

ブノワ東京 ショコラとキャラメルのブノワ風と牛乳のアイスクリーム

ショコラとキャラメルのブノワ風と牛乳のアイスクリーム

多くのゲストに愛されている「ビストロ ブノワ」のシグネチャーデザート。カカオ64%のショコラの中にキャラメルムースが包まれており、非常に濃厚です。煮詰めて水分を飛ばしたミルクアイスクリームは塩味を加えてチョコレートのサブレの上に。周りには楕円を描いたキャラメルソースがあしらわれています。

コーヒーと紅茶、小菓子が付いており、この日は小菓子に焼き立てのレモンとライムのマドレーヌが提供されました。

■ビストロ ブノワ(Bistrot BENOIT)
住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 10F
TEL:03-6419-4181
営業時間:11:30~16:30(L.O. 14:15)、17:30~23:00(L.O. 21:15)
定休日:なし
アクセス:「表参道」駅B2出口から徒歩3分
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.benoit-tokyo.com/

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