毎日の野菜・フルーツレシピ

玉ねぎのみじん切りの4つの方法! スライサーを使った便利な方法も

基本的な玉ねぎのみじん切り……慣れればなんてことないのかもしれませんが、できるまでがなかなか難しいものです。ここでは基本的な玉ねぎのみじん切りの方法、小技をきかせたみじん切り、便利な道具(フードカッター・スライサー)を紹介しています。

江戸野 陽子

執筆者:江戸野 陽子

毎日の野菜・フルーツレシピガイド

玉ねぎのみじん切りの4つの方法

玉ねぎのみじん切りに便利なスライサー

玉ねぎのみじん切り、上手にできますか?

玉ねぎのみじん切りは料理の旨みに欠かせない名脇役! 煮込みやソースに活用したり、ハンバーグやスープに不可欠だったり、生でサラダやドレッシングにも登場したり…。和食でも洋食でも中華など、どんなジャンルの料理でも、メインではないのですが、なくては味が締まらないのが玉ねぎのみじん切りではないでしょうか。

だからこそソツなくこなしたい! けれど玉ねぎのみじん切りって難しいですよね。ここでは玉ねぎのみじん切りの基本・コツ・小技・便利な道具を紹介していきたいと思います。

■INDEX  

【方法1】基本的な玉ねぎのみじん切り

まずは玉ねぎのみじん切りの基本的なステップをおさらいしましょう。
玉ねぎのみじん切り

基本の玉ねぎのみじん切り1

玉ねぎのみじん切り

基本の玉ねぎのみじん切り2

玉ねぎのみじん切り

基本の玉ねぎのみじん切り3

玉ねぎのみじん切り

基本の玉ねぎのみじん切り4

玉ねぎのみじん切り

基本の玉ねぎのみじん切り5

  1. 皮を剥いて上下を切り落とし、縦半分に切ります。断面を下にし、根元を残すようにして、端から縦に切込みを入れます。
    ※たくさん切込みを入れると細かいみじん切りになります。
  2. 90度回転させ、玉ねぎに横の切り込みを2~3本入れます。
    ※たくさん入れれば細かいみじん切りになりますが、崩れやすくなります。
  3. バラバラにならないよう手で根元と玉ねぎををしっかりと抑えながら、端から薄く切ります。
  4. 根元部分が残ったら、薄切りにしてから細かく刻みます。
  5. もっと細かくしたい場合は、全体を包丁でトントンと叩き、粗い部分を細かくしてあげます。
    ※量が多い場合は、小分けにしてやるといいでしょう。
 

それでも玉ねぎのみじん切りは難しい……ですよね

これがなかなか難しいのではないでしょうか。個人的な意見ではありますが、玉ねぎのみじん切りが難しく感じる原因は2つあると思います。
  • 玉ねぎが層になっているので(茶色い皮、ぬめりのある薄皮、可食部)、すぐばらける。
  • 切ると涙が出る
そう。玉ねぎはカサカサした皮とヌルヌルした薄皮を剥き、玉ねぎを縦半分に切った後に断面を下にし、ばらけないよう気をつけながら、刃を根元まで入れ、切る度にあふれ出る涙を流す。苦労の塊みたいな行為が玉ねぎのみじん切りではないでしょうか。

こうした問題を解決してくれる一案は、切れ味のいい包丁を使うことです。
 

切れ味のいい包丁と玉ねぎについて

玉ねぎのみじん切り

切れ味のいい包丁

切れ味の悪い包丁だと、玉ねぎに細かく包丁の刃を入れる度に、切り口が広がり形が崩れてしまいがちです。しかも切れ味が悪いと、余計な力が入ってしまい、グイグイ押すようにして扱うため、細胞が破壊されてそこから余計な水分・ぬめり成分・涙腺を刺激する成分が出てきてしまいます。

これが切れ味のいい包丁だとスパッと切れるので形が崩れることがありません。細胞も破壊されることがないので、ぬめり等は最小限に抑えられます。

とはいえ、新品同然状態で包丁を維持管理するのも大変なので、もうひとつの方法をご提案。それはばらけさせないよう切る! すなわち根元を残して切る!を実践してみましょう。
 

【方法2】根元を切り落とさず、皮も含めて残した状態で切る方法

この方法のメリットは2つ。玉ねぎの層がばらけにくいこと皮があるおかげで滑りにくい状態で切れることです。
皮つきの玉ねぎのみじん切り

皮つきの玉ねぎのみじん切り1

皮つきの玉ねぎのみじん切り

皮つきの玉ねぎのみじん切り2

皮つきの玉ねぎのみじん切り

皮つきの玉ねぎのみじん切り3

皮つきの玉ねぎのみじん切り

皮つきの玉ねぎのみじん切り4

皮つきの玉ねぎのみじん切り

皮つきの玉ねぎのみじん切り5

  1. 玉ねぎを皮ごと縦半分に切ります。
  2. 上の部分は切り落とし、根元は残した状態でバナナの皮を剥く要領で皮を下方に下げます。
  3. 断面を下にし、根元を残すようにして、端から縦に切込みを入れます。
    ※たくさん切込みを入れると細かいみじん切りになります。
  4. 90度回転させ、玉ねぎに横の切り込みを2~3本入れます。
    ※たくさん入れれば細かいみじん切りになりますが、崩れやすくなります。
  5. バラバラにならないよう手で根元と玉ねぎををしっかりと抑えながら、端から薄く切ります

基本の切り方とそれほど変わりませんが、皮があると安定感が増します。新たまねぎなどの水分の多い玉ねぎでやってみると実感が増すと思います。

次は道具(フードカッターとスライサー)を使ってのみじん切りについて紹介していきたいと思います。
 

【方法3】フードカッターで玉ねぎのみじん切り

フードカッター(フードチョッパー)をご存じですか?

これは人力で動くフードプロセッサーです。容器の中に複数の刃があって、そこに材料を入れ、刃をグルグルと回すことで材料を切り刻む道具です。

刃を回すときは、グルグルとレバーを回すものや、紐をひっぱることで刃が回るものなどがあります。価格はピンからキリまでありますが1500~5000円くらいで手に入ります。

では早速使い方を紹介しましょう。
フードカッターでみじん切り

フードカッターでみじん切り1

フードカッターでみじん切り

フードカッターでみじん切り2

フードカッターでみじん切り

フードカッターでみじん切り3

フードカッターでみじん切り

フードカッターでみじん切り4

  1. 材料を容器に入る大きさに切って投入します。※たくさん入れると刃が回らなくなるので、適量は容器の1/3~1/2くらいです。
  2. 蓋をしっかり締めて、容器を押さえ、紐を引っ張ります(レバーを回すタイプもあります)。
  3. 5回ほどで粗みじん切り、10回で細かいみじん切りができます。
  4. だいたい1分で、半量の玉ねぎが細かいみじん切りになりました。
フードカッターのおかげで涙が出ることなく、短時間でみじん切りができました。玉ねぎ以外の野菜にも使えるのがとても便利だと思いました。収納場所があって、洗い物が増えても苦でなければ、あると便利な道具でしょう。
 

【方法4】スライサーで玉ねぎのみじん切り

もっとお手頃なのがいいなら、スライサーもアリです! みじん切りができるスライサーはギザギザがついているタイプです。ここでは100円均一で購入したプラスチック製のものを使って紹介しましょう。
スライサーでみじん切り

スライサーでみじん切り1

スライサーでみじん切り

スライサーでみじん切り2

スライサーでみじん切り

スライサーでみじん切り3

  1. こちらはスライサーとおろし器が同一のタイプです。先端のギザギザは大根を細切りにする部位なのですが、玉ねぎのみじん切りにも使用可能です。ギザギザが金属でできているタイプもあります。
  2. ボウルなどスライスした玉ねぎを受け取る容器を用意し、持ちやすい大きさに切った玉ねぎ(ここでは半切り)を押しつけ、力強く上下に動かします。
  3. 途中、層が崩れてしまうため3/4ほどがスライサーでみじん切りできました。残りは包丁で処理しました。刃がプラスチックのせいか、スパッと切れることはなく、形が不均一で水っぽい仕上がりになってしまいましたが、ちゃんとみじん切りができました。
※素材が小さくなったときに指を切ってしまわぬよう気をつけて使いましょう。

色々と紹介しましたが、自分好みの方法で玉ねぎのみじん切りをマスターしていただけたらいいと思います。ぜひ参考にしてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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