久野浩司の恋愛コラム

婚活はやめるべき?結婚への出会いを掴むためにやめるべき3つのこと

どん底状態から幸せな結婚を手に入れた女性の実例エピソードをもとに、3つのやめるべき行動や思考の癖をお伝えします。失恋をした後や婚活していても出会いに繋がらない状態が続くと、悩みやコンプレックスが増大します。しかし、それこそが幸せの邪魔をする原因なのです。

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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女性としての悩みやコンプレックスからの「婚活」はやめるべき

婚活はやめるべきなのか

大きな失恋をした後や婚活していても出会いに繋がらない

大きな失恋をした後や婚活していても出会いに繋がらない状態が続くと、この先ずっと暗く寂しい道のりが続くのでは……と不安に感じる女性は少なくありません。本当にそのまま続いていくものなのでしょうか?

先日、Rさんという女性から、結婚が決まったという嬉しいニュースが届きました。彼女はカウンセリングとして私のもとにやってきたのが約1年前。

始めはどん底状態だった彼女ですが、無事に幸せな結婚を手に入れることができたのです。これには、ちょっとしたきっかけがあったように思います。これを読者の皆さまにもシェアさせていただきます。
   

運命の相手と出会うために「やめた」行動や思考の癖とは?

約1年前、カウンセリングとして、まずは彼女自身に過去を振り返ってもらいました。彼女の中の過去のつらい思い出が、悩みやコンプレックスとなり彼女の恋愛に影響を与えているのでは、と感じたからです。

Rさんは多くの女性たちと同じように、お付き合いしていた男性とこのまま結婚できるのか、不安の渦中でもがいていました。彼女は結婚を望んでいたのですが、お互いの結婚のイメージが合致せず、30代中盤に差し掛かった年齢でお別れすることになります。

なぜ別れることになったのか聞いてみると、彼女は過去にお金のことで苦労した経験があり、それを結婚、そして彼自身に求めてしまったことが恋愛がうまくいかないことの要因になっているようでした。

確かに、人は自分の中に悩みやコンプレックスを抱えていると、その足りないものを相手で埋めようとする傾向があります。自分に不足しているものを相手に求めると、依存関係が生まれてしまいます。

そうなると、自分が描く理想の男性とは簡単には出会えなくなります。ある人に依存している状態で、次の相手を探しても同じ人は現れません。また、悩みやコンプレックスの裏返しを「条件」にすれば、「人間同士の相性」ともギャップが生まれ、理想と現実に揺れ動くことになるからです。

実際、Rさんはお金で苦労して以来、経済的に豊かな年上男性を理想のタイプに掲げて、元彼と付き合い始めました。でも、多忙でほとんど会えず結婚を考えてくれない彼に対し、悲しさや不安が募っていく。結婚して幸せな家庭を築きたいRさんの願いとは裏腹な相手なのに依存してしまう。好きだから別れ難くなり、悩んでしまう……という状態を繰り返していたのです。

そんなRさんが、自分を変えたいと行動を始めたのが約1年前でした。そのおかげで半年後に運命の相手と出会い、結婚が決まったのですが、それはいったいどんな行動だったのでしょうか?
 

1. 元彼との決別で、「過去の幻想を追い求める」のはやめた

まずRさんがやったことは、なかなか別れられない元彼との決別です。「前に付き合っていた彼との関係にしっかりけじめをつけたことが、出会いを引き寄せたと思います」とハッキリ答えたのが印象的でした。

そもそも彼女は、決して出会いがないタイプではなかったのに「彼を失ったらそれ以上の人は現れない」と思い込んでいました。それは、彼女のコンプレックスから来る執着、その彼と結婚したいという執着から来るものです。

確かに、交際中に「彼と結婚できるだろうか」と不安になっても、自分から別れることはすごく勇気がいること。しかも、相手が自分にないものを持っている「理想の相手」だった場合、後悔するのではと不安になるでしょう。結果、カタチの上で別れられたとしても、ポッカリと心に穴が空いた孤独の時間に元彼から連絡があればつい応じてしまい、またヨリを戻してしまうような恋愛を繰り返してしまうのです。

Rさんだけでなく、彼氏と付き合うことで泣かされ、つらくなるような恋を断ち切れず、繰り返してしまう女性を見かけます。

でも、そんなあなたを悲しませるような人は本物のパートナーではないのです。今はつらくてもその恋に終止符を打ち、勇気を持ってその彼と別れてください。幸せになるための大事なステップは、自分から過去の恋愛と決別することです。
 

2. 自立することで、「他人に依存すること」をやめた

元カレとの決別を決意した彼女が実践したこと、それは他人(恋人・結婚相手)に経済的に依存しようとする考えをやめ、自分でプチ起業することでした。

プチ起業と言っても、会社員として働きながら将来に自立するためのステップとして、前から細々とやっていたオンラインビジネスに力を入れて取り組むというものです。

結果、わずか数か月後には自分のお給料に近い金額を副収入で得ることに成功したのです。今まではあまり結果が出ていなかったのに、取り組む気持ちが変わってから急に成果が上がった、と驚いていました。この「自分で生み出した成果」を実感したことが、大きな自信とやる気に繋がります。「この先どうすればいいのだろう」という漠然とした不安が、「やる気になれば、ひとりでも経済的に自立できる」という自信に変わったのです。それにより、「お金で苦労したくない」という執着を手放すことができました。
 

3. 相手を条件で審査する「婚活」をやめた

これは、幸せな結婚を手に入れた多くの女性が経験したことですが、いい意味で「結婚の呪縛」から自分を解き放した直後、運命の人と出会っています。何事も焦って追うほどに遠ざかり、手放した瞬間に追われる立場になるものです。

Rさんは、コンプレックスとなっていた「経済的な不安」を副業の成功により克服しました。それにより、「(経済的に)他人に依存すること」を手放したことで、今まで結婚の条件として掲げていた相手の職業や年収など、ある意味打算的な判断基準を手放すことができました。

実際、婚活では、男性は年齢や容姿、女性は職業や年収を判断基準にすることは多いもの。お互いがお互いを審査する価値観から、彼女は自ら抜け出すことができたのです。
 

出会うべくして出会った、運命のタイミング

突然、運命の誕生日が訪れました。

突然、運命の誕生日が訪れました。

自分が幸せになるために今までの習慣をやめたRさんのもとに、運命の相手が訪れます。寄しくも、その日は彼女の誕生日。なかよしの親友夫婦が行きつけのお店で誕生日ディナーを計画してくれました。

雑談を楽しむ中で、同じくお店の常連男性の話になったそうです。すると、お店のマスターが「今日は彼、仕事が休みだから、このあたりにいるんじゃないの?」と彼を呼び出してくれたのでした。

なんと、それが運命の相手だったのです!

大好きな人たちとお気に入りのお店でお酒を飲んだ2人はすぐに意気投合し、その場でLINEを交換。毎日のように連絡を取り合う仲に発展します。お互い相手がいれば結婚したいと思っていたこともあり、あっという間に結婚へ話が進んでいったそうです。まさに運命のタイミング。

Rさんは、結婚や恋愛を意識せず自然体で出会えたことも大きかったと言います。「出会うべくして出会ったのかなと思います。実は地元も近所だったり、よく行く飲み屋さんも同じだったり、共通点がすごく多かったんです。でも、こんなそばにいたのに今まで出会うことがなくて、あの日に初めて出会えたこと自体、不思議なご縁を感じました」と彼女は微笑みました。
 

「依存型」から「自立型」にシフトして幸せを掴む

運命を引き寄せたRさんに、1年前の自分に何を伝えたいか質問してみました。

「何歳だからと結婚しなければ……と焦って闇雲に婚活するのでなく、自分の能力を信じて、好きなことをして、人生をもっと楽しんでほしいですね。コンプレックスや過去の恋愛から、自分に自信がもてない女性は多いと思います。でも、自分自身ですら魅力がないと思っているような人に、一生をかけて幸せにしたいと思うような人が近づいてくるでしょうか? まずは自分自身が変わらなければいけない、と伝えたいです!」

運命の相手は、準備が整ったタイミングで自然にやってくる――そう身をもって感じていると言います。自分を「依存型」から「自立型」にシフトチェンジしたことで、運命の出会いにGOサインが出たと言えるのではないでしょうか。数多くの幸せになっていった女性を見ていると、大きな決断や別れの後に必ずそれ以上の出会いが訪れています。

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