玄関ドア・引き戸の性能は高まりデザインも豊富に

新築やリフォームの際に、こだわる方も多い建材のひとつが玄関扉。開閉スタイルには、ドア(開き戸)と引き戸がありますが、住まいの外観イメージを左右し、暮らす人の住まいへの思いなども感じることができる重要なアイテムのひとつでしょう。同時に、建築物の開口部のひとつとして、断熱性などにも大きく関わるので、デザイン性だけでなく、性能も重視して選びたいものです。

メーカーの新商品をみてみると、デザインバリエーションが豊富に揃っているだけでなく、断熱性能や防火性を高めたタイプが多くみられます。リフォームで取り入れやすい商品も充実し、プランや好み、予算に合わせて選ぶことができるでしょう。

枠構造の違いによる2グレードの断熱性能。トリプルガラスの採用で採光と高い断熱性を両立。 [高断熱玄関ドア イノベスト D50 片開き 502 BE:マキアートパイン]undefined YKK AP http://www.ykkap.co.jp/

枠構造の違いによる2グレードの断熱性能。トリプルガラスの採用で採光と高い断熱性を両立。 [高断熱玄関ドア イノベスト D50 片開き 502 BE:マキアートパイン]  YKK AP

玄関ドア・引き戸のデザイン傾向

■自然の風合いを持つタイプ、アクセントとなるカラーも
住まいのデザイン傾向と同様に、玄関ドアや引き戸は、シンプルでナチュラルな雰囲気を持つデザインが多くみられます。素材感や風合いに工夫を施した木目調、アイアンのオーナメントなどを組み込んだ優しいデザインなどが充実しています。また、アルミ色やビビットな色を用いたモダンなデザインも。外観デザインに馴染むもの、住まいのアクセントになるようなタイプも揃っています。

最近では、門扉や手すりなど他の外まわり建材とコーディネートが可能なタイプもみられるようになりました。エクステリア全体で検討しやすいのも傾向のひとつでしょう。

重厚な枠のデザイン、横板張りタイプやロートアイアン調の鋳物格子、ガラス窓など、多彩なラインアップが揃う。 [グランデル2undefined152undefined片開きundefinedオーク(スタンダード仕様)]undefined LIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

重厚な枠のデザイン、横板張りタイプやロートアイアン調の鋳物格子、ガラス窓など、多彩なラインアップが揃う。 [グランデル2 152 片開き オーク(スタンダード仕様)]  LIXIL

■採光や通風が可能なデザイン
玄関ホールは、限られたスペースの場合も多く、空間プランによっては、暗く、空気が淀みがちなケースもあるものです。最近では、ドア・引き戸ともに、スリットや縦格子や横格子、小窓などを配して採光が可能なタイプが多くみられ、引き戸では、片袖部分にガラスなどを組み合わせることができるタイプも揃っています。

また、スリット部分などに窓を内蔵し、ドアや引き戸本体を閉じたままでも通風・換気ができるデザインなども注目されています。防犯とプライバシーに配慮しつつ、心地よい風を取り入れることができるでしょう。

幅の狭いエントランスやモダンなデザインの住宅にも馴染む。袖部のガラスから光が差し込み玄関が明るくなる方袖タイプも。[FG-Eエルムーブundefined22型一本引きW166undefinedパールブルー 防火戸]undefined LIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

幅の狭いエントランスやモダンなデザインの住宅にも馴染む。袖部のガラスから光が差し込み玄関が明るくなる片袖タイプも。[FG-Eエルムーブ 22型一本引きW166 パールブルー 防火戸]  LIXIL  

■室内側のデザインも重視
玄関扉は外側だけでなく室内側、玄関ホール側のデザイン性にも配慮したいもの。木目の風合いを生かしたデザインなどがみられますが、内装建材や玄関収納などとコーディネートが可能なタイプも。まとまりのある空間を生み出すことが可能です。

鋼製玄関ドアとしての断熱性能U値0.90を実現。扉内外には高耐候天然木を加飾。 [高断熱玄関ドア イノベスト D70 片開き 002 DF:ダークW]undefined YKK AP http://www.ykkap.co.jp/s

鋼製玄関ドアとしての断熱性能U値0.90を実現。扉内外には高耐候天然木を加飾。 [高断熱玄関ドア イノベスト D70 片開き 002 DF:ダークW]  YKK AP
 

玄関ドア・引き戸の性能傾向

■断熱性能を高めたタイプも豊富に
室内の熱を逃がさず、無駄なエネルギーを使用しないで快適な室内環境を保つためには、断熱材だけでなく、窓や玄関扉などの開口部に断熱建材を用いることも必要。高気密・高断熱の住宅が増えている現在、地域条件に応じた断熱仕様の玄関扉を選ぶことは基本です。

断熱扉は、扉本体内部にウレタンなどの断熱材を充填したり、枠に断熱樹脂や気密材を用いるなどして、冷気や暖気の侵入や流出を抑える工夫を施したもの。建材メーカーの商品には、金属製の断熱玄関扉が多くみられます。一般的な扉よりも厚みがあり、扉に小窓などを設けたデザインの場合は、複層ガラスやトリプルガラスなどを用いて断熱・気密効果を高め、熱の伝わりを抑えています。

各メーカーそれぞれに工夫を施し、以前に比べ採光面積を広く取り、明るい玄関を実現することができるなど、性能を高めたタイプも。鋼板を高耐候天然木で化粧するなど、性能とデザイン性を両立させたタイプもみられます。

住まいの地域に合わせて選べる断熱仕様。爽やかな空気を採り込んで、家の空気をリフレッシュできるタイプも。 [ジエスタ2undefinedS14型undefinedシャンパンレッド]undefined LIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

住まいの地域に合わせて選べる断熱仕様。爽やかな空気を採り込んで、家の空気をリフレッシュできるタイプも。 [ジエスタ2 S14型 シャンパンレッド]  LIXIL 

■防火性能を持つタイプも充実
建築基準法では都市部や密集地など、防火・準防火地域を指定し、延焼の恐れのある開口部には防火戸の使用を義務付けています。家を建てる敷地条件を確認した上で、基準にあった商品から選ぶことが必要なのは言うまでもありません。

メーカー商品にも適するタイプのラインナップが揃ってきています。最近では、デザインバリエーションも豊富になり、さまざまな外観に合わせることができるようになりました。また、ドアだけでなく、引き戸タイプの商品も充実し、スペースに限りがある都市型住宅などでもプランニングしやすいでしょう。

充実した防火性能で、安心と快適性を両立するスライディングドア。undefined火災時の倒れ防止、熱による枠変形を防ぐ補強芯材などの防火対策は施されている。[防火ドアGシリーズ コンコード E02 AR]undefined YKK AP http://www.ykkap.co.jp/

充実した防火性能で、安心と快適性を両立するスライディングドア。 火災時の倒れ防止、熱による枠変形を防ぐ補強芯材などの防火対策は施されている。[防火ドアGシリーズ コンコード E02 AR]  YKK AP

 

リフォーム向けの商品も多彩に

各メーカーともに商品が充実してきているのが、リフォーム向けのタイプ。家族が日常的に使用する玄関扉は、老朽化や不具合なども起こりがちなので、デザイン性や操作性、防犯性や断熱性などを高めるために、簡単な工事で取り換え可能な商品がみられます。特に最近では、引き戸のラインナップも豊富にみられます。

既存の枠を残したまま、上から新しい枠や額縁でカバーして新しいドアを取り付けるため、外壁を壊すことなく1日で簡単に工事を完了することが可能。壁や床を壊す場合に比べて工事代も安価に。 [リシェント玄関ドア3]undefined LIXIL undefinedhttp://www.lixil.co.jp/

既存の枠を残したまま、上から新しい枠や額縁でカバーして新しいドアを取り付けるため、外壁を壊すことなく1日で簡単に工事を完了することが可能。壁や床を壊す場合に比べて工事代も安価に。 [リシェント玄関ドア3]  LIXIL

メーカーによっては、1日の工事で取り換えができる商品も。既存の壁を壊すことなく、既存の扉枠の上に、新しい枠と扉を取り付けることで、工期も短くて済むというメリットがあるものが多くみられます。引き戸から引き戸へ、開き戸から引き戸へリフォームできるタイプも揃っています。

ショールームでデザイン性、操作性などの確認を

優れた防火性能、快適性能と選びやすいデザイン・カラーにこだわったシリーズ。気密材など燃えにくい素材を採用。[防火ドアGシリーズ ヴェナート M10 AS:シナモンオーク]undefined YKK AP http://www.ykkap.co.jp/

優れた防火性能、快適性能と選びやすいデザイン・カラーにこだわったシリーズ。気密材など燃えにくい素材を採用。[防火ドアGシリーズ ヴェナート M10 AS:シナモンオーク]  YKK AP

玄関ドア・引き戸を選ぶ際には、カタログやホームページだけでなく、必ずショールームで実物を確認すること。色味や素材感など、実際にチェックすることが大切なポイントです。開閉できる空間展示の場合は、実際に開け閉めして、重みや操作のしやすさなどをチェックして。ドアであれば、前後に動かし、引戸であればスライドさせ、重量感などの確認を。特に断熱扉の場合、比較的重量のあるタイプが多いので、できる限りショールームで実物を操作して、使い勝手をデザインと合わせて確認することが大切でしょう。


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