<ご相談者 女性 Aさん>
  • 31歳女性、IT系アプリ会社に勤める。夫は35歳・会社員
  • 結婚して1年ほど経ち、やっと新生活のリズムがわかり、そろそろ出産などを意識
  • 5歳年上の姉がいるが、切迫早産などで4カ月程度入院したことがあり、母親も帝王切開の経験者で、出産に対して不安がある

実費連動タイプの医療保険なら、これからの出産にも安心できそう?

出産までの不安はできるだけ解消しておきたい……。保険もそのひとつ

出産までの不安はできるだけ解消しておきたい……。保険もそのひとつ

Aさん:もうすぐ結婚して1年です。やっと二人の生活リズムが見えて落ち着いてきたので、そろそろ出産についても考えようかと思っています。貯蓄は大丈夫かどうかも気になるところですが、出産は初めてなので、医療保険も見直そうかと思っているところです。

ガイド:結婚1周年おめでとうございます。次のステージへ移行できるタイミングなのですね。出産はそもそも病気ではないので健康保険も適用されないのですが、ご自身や旦那様の健康保険から受け取れる出産育児一時金(42万円)や、自治体の妊婦健診の補助などで8割がたは補えるのではないかと思います。Aさんのお勤め先の健康保険から出産手当金ももらえれば、休業中の所得補償にもなりますね。

Aさん:健康保険から給付があるのは有り難いですね。ちょっとホッとしました。

ガイド:ご出産に関して気になることは、何かありますか?

Aさん:実は、5歳年上の姉が昨年出産した時の大変さが気になっています。高血圧だったり、切迫早産の危険性があるということで、確か4か月くらい入院していたと思います。私もこれから何が起こるかわかりませんが、せめてそういうときのお金の心配はしなくて良いようにしたいなと思います。

ガイド:なるほど。何が起こるかわからないというのはおっしゃる通りですね。私も異常分娩で帝王切開しました。それらのお金はしっかりと意識して準備しておいたほうが、不安事も一つ減りますよね。ちなみに、今ご加入の医療保険はどのようなものですか?

Aさん:今の医療保険は確か、スマホでパッと入ってしまったものです(笑)。内容もあまり覚えていないのですが「日帰り入院からOK」と書いてあったと思います。

ガイド:「日帰り入院からOK」だと、基本的な保障内容が入院日数に比例して給付されるものですね。おそらく「入院1日あたり5,000円」くらいの入院給付金が主な内容となっているのではないでしょうか。

Aさん:今調べたら「入院1日5,000円」ですね。これだと、姉のように入院して治療してもらう場合、保険で足りるのでしょうか?

ガイド:治療の内容次第で請求される金額も変わるので、足りるかどうか分からないのが正直なところです。病院での支払額と入院日額による給付額とはズレがあるほうが多いのではないでしょうか。

Aさん:そのあたりのモヤモヤを何とかしたいですね……。

ガイド:では、ここ数年で登場してきた医療保険で、給付内容が入院日数に比例するタイプではなく「医療機関の領収書による実費に連動するタイプ」があるので、それを候補にされてはいかがですか?

Aさん:領収書による実費に連動、ですか? そもそも「実費」って何ですか?
 

実費=「診療報酬点数の合計を3割で計算した保険適用分の患者負担額」

ガイド:ではまず、医療費の自己負担の計算の仕組みを見てみましょう。病院にかかると「健康保険が適用されるもの(保険分)」と「適用されないもの(保険外)」の2種類の支払いが発生しますね。
 
【図表1】出産分娩と健康保険

【図表1】出産分娩と健康保険


ガイド:健康保険が適用される治療を受けると、その治療行為について全国一律で決められている診療報酬点数が集計され、その合計の3割分が患者負担分として、1点=10円で請求されます。よって、入院時の3割負担分を「実費」と見なして給付するのが、入院実費型医療保険です。

Aさん:わかりやすいですね。それなら、病院で支払う額が貯蓄で足りるかどうかが気になって、あたふたする必要はなさそうですね。

ガイド:あとは「健康保険が適用されない保険外の負担がどれだけ負担になる可能性があるか」です。

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