車にかかる費用を抑えたい、あるいは子どもを車に乗せる機会が減ってきた、といったタイミングで、軽自動車やコンパクトカーへの買い替えを考える人も多いでしょう。その際、考えておきたいのが「維持費」。1ヵ月あたり5,000円違えば、10年で60万円の差になることを考えると、無視できない費用ですね。軽自動車とコンパクトカーは両方とも維持費が安いイメージがありますが、実際はどの程度違うのでしょうか。

リサーチ結果でみる、車のボディタイプ別維持費用

ソニー損保によるリサーチ「2017年 全国カーライフ実態調査」(自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000人が回答)によると、1ヵ月あたりの車の維持費の平均額は11,800円でした。ここでの維持費とは、保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代等のことで、税金、ローン返済、有料道路通行料は除いています。

さらに車のボディタイプ別でみると、最も費用がかかったのはセダンの15,700円、次いでステーションワゴンの14,300円でした。対して、最も費用がかからなかったのは軽自動車の9,300円、次いでコンパクトカーの11,200円でした。軽自動車はセダンと比べると6,400円、コンパクトカーと比べても1,900円安く済んでいるということになります。
「1ヵ月あたりの車の維持費」(ソニー損保、「2017年undefined全国カーライフ実態調査」より、ソニー損保調べ)

「1ヵ月あたりの車の維持費」(ソニー損保、「2017年 全国カーライフ実態調査」より、ソニー損保調べ)


車の税金も維持費として意識しよう

上述のリサーチでは、1ヵ月あたりの車の維持費に税金を含めていませんでしたが、車の種類により税額はかなり異なり、維持費全体で考えても多くの割合を占めるため、おおよその金額を把握しておきましょう。

車の税金には次の3つがあります。
  • 自動車取得税 : 車の購入時のみかかる
  • 自動車重量税 : 継続的にかかるが、支払いは車検証の有効期間分をまとめて、車の購入時と車検時に
  • 自動車税・軽自動車税 : 毎年4月1日時点の車の所有者にかかる
維持費として考えておきたいのは、継続的に負担する自動車重量税と自動車税・軽自動車税です。

※いずれも、エコカー減税適用なしの税額です。エコカー減税については後述します

自動車重量税
自家用乗用軽自動車は車両の重さに関わらず、定額で年3,300円です。自家用乗用車の場合は車両の重さによって税額が変わり、車両重量0.5トンごとに年4,100円です。どちらも、新車の新規登録から13年以上経過したときと18年以上経過したときで、それぞれ税額が上がります。
新車の新規登録から13年未満で考えると、軽自動車は1年あたり3,300円の負担、コンパクトカーは例えば車両重量1.1トンとすると1年あたり4,100円×3=12,300円の負担となります。

自動車税・軽自動車税
自家用乗用軽自動車の場合、一律10,800円の軽自動車税が毎年かかります(平成27年4月以降に新規取得した場合)。これに対し、自家用乗用車にかかる自動車税は総排気量により税額が決まり、例えば総排気量1リットル超から1.5リットル以下で34,500円、1.5リットル超から2リットル以下で39,500円と、0.5リットル刻みで税額が上がっていきます。コンパクトカーに明確な定義はないのですが、小型乗用車(5ナンバー)で総排気量1,000~1,500cc程度の小さめの自動車を指すことが多く、これを前提とすると1年間で34,500円かかることになります。

では、税金も加えた1年あたり維持費を比較すると?