今回は、既に医療保険に加入してきた方の中でも、実際に今後のことを考えて、より納得のいく保障準備の方法がないか、と悩んでいる方の例をご紹介します。
いままで自分が選んできた保障を活かしつつ、「賢く、無理なく、必要な部分を重点的に上乗せする手段がある」ことがポイントです。

<ご相談者 男性 Sさん>
  • 40歳男性。自営業で法人化を予定
  • 妻(40歳)も自営業で、夫婦ともにまだ収入が不安定
  • 子どもは保育園に通っている(娘 5歳)
  • 子どもがよく熱を出し病院へ連れていくが、その時、自分の医療費についての負担も気になり始めた
  • 現在加入しているのは「入院日額5,000円」というもの。いろいろ比較して選んだ医療保険だが、見直しが必要かもと思っている

今までの入院日額5,000円のプランでは何か足りない気が……?

1日5,000円で本当に足りるんだろうか…少し不安かも?

1日5,000円で本当に足りるんだろうか…少し不安かも?

Sさん:いままで自営業でやってきましたが、近々会社を立ち上げようと計画しています。でも、大企業ではないので社会保障は薄いし、それに子どももまだ小さいので、万が一自分が倒れたときのことなどを考えて、医療保障を見直そうと思って来ました。

ガイド:お子さんは保育園に通っているんですね。奥様も同様のお仕事でしょうか?

Sさん:いえ、自分はIT系で、妻はモノづくり系です。夫婦それぞれ全然違う仕事で、いわゆるリスク分散していることになりますね(笑)。先日も、娘が熱を出した際に、ちょうど妻が商品の納品日で手一杯で、私が娘を病院に連れていったり。

ガイド:ご夫婦で協力しあっていますね。収入の柱は、どちらかというとご主人がメインですか?

Sさん:そうですね。妻はまだキャリアが浅いので私が頑張らないと、と思っています。でも先日、娘を病院に連れていったときに、自分と同じくらいの男性で入院着の方もいたりして、稼ぎ頭の入院は大変だなぁ…と思いながらも、決して他人事ではないなと思ったんです。

ガイド:稼ぎ頭の責任と同時に、治療費の自己負担が気になりはじめたのですね。

Sさん: はい、いまは入院したら1日5,000円出る保障に入っていて、それはそれで結構納得していたのですが、最近、なんか足りないなと思えて。

ガイド: その「なんか」とは何だと思いますか?

Sさん:あまり深く考えたことがなかったのですが、病院に払うお金は入院で1日5,000円ずつの給付で大丈夫なのかな? 入院や治療にかかる費用は、必ずしも日数と比例するとは限らないかも……と思ったんです。

ガイド:なかなか鋭い視点ですね!病院の窓口で払う費用は、入院日数に比例して増えていく部分と、手術のように日数に関係なくかかる部分がありますよね。健康保険が適用される治療費は窓口では3割負担が基本ですが、いくらかかるかは請求されるまで読めませんしね。

Sさん:そうした「先が読めない治療費」に対してなにか安心できるものがあればと思うんです。

今の医療保険はそのままで、必要な実費保障だけ「上乗せ」する方法

ガイド:現在ご加入の保障はしっかり選んで納得されているのでしたら、それはそのまま活かして、今の不安を払拭できる方法を考えましょう。例えば、入院でかかる費用のうち、健康保険の対象になる検査費や手術費などの治療費の自己負担の実費分が医療保険から給付されるというシンプルな保障を「上乗せ」してはいかがでしょうか?

Sさん:実費分が出る医療保険があるんですね。それは、今までの医療保険とダブることはないのですか?

ガイド:はい。入院にかかる費用は、治療費以外にも、病院の食事代や診療着などのレンタル代、テレビカードや差額ベッド代などがあります。それらを従来の入院日額タイプの保険でカバーすると考えれば、ダブらずにスッキリと棲み分けできるのではないでしょうか(図表1参照)。

【図表1】医療保障を上乗せする例(イメージ)undefined※クリックすると拡大します

【図表1】医療保障を上乗せする例(イメージ) ※クリックすると拡大します


Sさん:確かにそうですね。上乗せできるなら、今までの保障も活かせていいですね。あとは、上乗せした際にどのくらい保険料負担が増えるか気になります。

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