新アルバムは「ザ・ファウンダー(創始者)」を名乗る決意を込めた1枚


「アイドル見たい奴も!音楽楽しみたい奴も!とにかく踊りたい奴も全部まかせろ!」

今のフィロソフィーのダンス(通称フィロのス)は、ステージからそんな声が聴こえてくるような懐の深さと広さが半端じゃない。

デビュー当初からウルフルズにナンバーガール、氣志團、Base Ball Bearなどを発掘した加茂啓太郎氏のプロデュースと濃厚なファンクサウンドで音楽好きの耳を捉えていましたが、ステージでのパワフルな歌声と大人キュートなパフォーマンス、それに奥津マリリさんのグラビア人気も相まって、現場派・ビジュアル派両方のファンを掴んでいきました。

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フィロソフィーのダンス:左から十束おとは、日向ハル、奥津マリリ、佐藤まりあ


そんな彼女たちが2017年11月22日にセカンドアルバム『ザ・ファウンダー』をリリース。

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 フィロソフィーのダンス『ザ・ファウンダー』11/22発売 3000円(税込)1.ダンス・ファウンダー 2.ライク・ア・ゾンビ(アルバム・ミックス) 3.はじめまして未来(アルバム・ミックス) 4.エポケーチャンス 5.夏のクオリア 6.ニュー・アタラクシア 7.バッド・パラダイム(アルバム・ミックス) 8.ミスティック・ラバー 9.ドグマティック・ドラマティック 10.アルゴリズムの海 11.ベスト・フォー 12.ジャスト・メモリーズ(アルバム・ミックス)


「ザ・ファウンダー(創始者)」というタイトルにふさわしく、アイドルポップスというジャンルに必須といえる幅広さや親しみやすさはありつつも、4人の表現力はファーストより高まったことで楽曲の幅も広まったアイドルポップスの「次の世代」を宣言する一枚。魅力的な楽曲が詰まった同作は「傑作」という言葉以上に、その壮大なバラード『ジャスト・メモリーズ』で締める構成は、アイドルのアルバムではなかなか味わえない「大作」感。そのサウンドに踊らされて、酔わされる一枚です。



そのアルバム全12曲について、メンバー4人に解説と裏話などお聞きしてみました。まずはその前に2017年10月7日に行われた4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)の話から。

--MCでもおっしゃってましたけど「最初のワンマンからまだ1年経ってない」というのが驚きましたね。1年足らずで4本のワンマン、それも毎回ステップアップした内容で。

奥津マリリ:曲数も増えたし、いろんなジャンルに広がりましたよね。ここに向けて歌い込みもしてきてたし、しかもパーカッションが入ったりして、体で感じる音楽の楽しさみたいなのがすごい大きかったな!って思います。

十束おとは:1年前のファーストワンマンの時は、私たちも自分たちの方向性っていうのがまだ「これだ!」って形で決められなかったし、見ているお客さん達も「どう楽しめばいいんだろう」みたいな、そういうふわふわ感が漂っていたんです。

でも今回のワンマンライブは私もしっかり気持ちを届けられたし、「私たちがフィロソフィーのダンスだ!」っていう気持ちを4人共より込められて、お客さんもそれぞれの楽しみ方で私たちに返してくれたと思うんです。それでいいキャッチボールができたと思います。すごく充実感がありました。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


佐藤まりあ:今までは格好いいとか可愛い表情じゃないといけないとか、いろいろ気にしてたんですけど、今回のワンマンは自分の感情むき出しにして「可愛くなくても全力でやろう!」って決めて臨んで、それをファンの方も受け取ってくれて今までで一番素を出せたワンマンだと思います。

日向ハル:今回のワンマンは、今までのワンマンに比べて実はすごく準備期間が短くて、直前にバタバタしてメンバーも焦りが多かった部分もあったんですけど、無事本番を迎えることができて、やってみるとそんなことを忘れるぐらい楽しくて。それはやっぱり今までの2年間でメンバーが培ってきたものがステージ上で発揮できたっていうことだと思いますし、 今回やってみて「もっと大きいとこに行けるな」っていうのはメンバーも製作陣もみんな感じた事なので、これからがもっと楽しみになりました。

--お客さんの盛り上がりもこれまで以上でしたね。始まる前から「出来上がってる感」がすごかったというか。

マリリ:
すごかったです!

ハル:(会場のCLUB QUATTROの)柱の裏とかでめちゃめちゃ踊ってる人いたらしいんですよね。そこからステージ見えないから、開き直って死ぬほどお酒を飲んで踊ってたって(笑)。後ろから見てる人はそこがめっちゃ面白かったらしくて、私たちも見たかった!


4thワンマンは1曲目から「昔を超えなきゃいけない」みたいな重荷が……

--ワンマンの一曲目「ダンス・ファウンダー」から、最初は新曲だけにお客さんも手探りな感じな中、徐々に「これはヤバイぞ」と心踊る思いが立ち上ってくるようで。


おとは:あれはめちゃめちゃ緊張しました! ちょうど一年前のワンマンも新曲の『アイドル・フィロソフィー』から始まったんですけど、それがフラッシュバックしてきて、そこを超えなきゃいけないみたいな重荷がすごいのしかかってきて。

ハル:新曲から始めるのって、自分たちも体に馴染んでないってのもあって、緊張度が増すんですよね。けど始まってみるとアルバムのリード曲なのもあって、みんなもすぐ飲み込んでくれて、簡単な振り付けなのでそれも楽しそうに踊ってる。それでメンバーも緊張がほぐれて、一曲目から楽しむことができました。

おとは:あれで一気に掴んで会場盛り上がりましたよね。

マリリ:2曲目が『すききらいアンチノミー』で、こっちは今までやり慣れてきた「私たちがフィロソフィーのダンスだ!」みたいな代表曲だったので、そのイントロ始まった瞬間「新曲終わってよかった~!」って感じで、緊張感から解き放たれました(笑)。そこで一気に楽しむモードになって「音楽は楽しい!」って感じで切り替えられましたね。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


--あとはもう本当にただただ楽しいライブだったなという記憶しかないです! 4回目のワンマン終わって新しい自信がついたりしました?

ハル:クワトロを埋められた、っていうのはひとつの自信になりますよね。前回の新宿BLAZEとキャパはあんまり変わらないかもしれないけど、クワトロってバンドで考えたら結構すごい箱じゃないですか。正直自分がアイドルをやってるってこと周りにまだ言えてないんですけど、「クワトロを埋めた」ってのは、バンドやってる人なら「おお!」ってなるから。

まりあ:すごーい!……他人事みたいに言っちゃった(笑)。
 
 


セカンドアルバムは4人の個性が出ることで”キャラソン化”!?


--さて今回のセカンドアルバム「ザ・ファウンダー」、聴けばわかるモンスターなアルバムだとは思うんですが、みなさんの口からその魅力を教えてください!


マリリ:ファーストに比べて曲のバリエーションも色濃くなって、メンバーの歌唱面も確実にレベルアップしてるのが音源聞いて伝わってくるんじゃないかな。それも歌の上手さじゃなくて表現力みたいなところが。ファーストアルバムにはなかった歌い方や、ニュアンスの付け方が色濃くなっていて、はっきりと「私たちのアルバムだ!」って言える一枚だなって思います。

ハル:メンバーの中で「ファーストアルバムが私たちの名刺代わりになるような一枚だったね」ってよく言うんですけど、セカンドは王道曲をベースに、さらにバラード曲だったりインドっぽい曲だったり幅を広げたアルバムになったと思っています。

おとは:あと前より4人の個性が出ることによって、キャラソンを聞いてる時の心情のような……。

--キャラソンですか!

おとは:一人ずつのキャラクターがわかるし、「この子どういう子なんだろう?」みたいな気にさせられるんです。あと前に比べたら4人が一斉に歌うパートが少ないんですけど、その分4人歌う時の厚みがファーストの時よりもセカンドの方が強くて、グループとしての一体感がファーストの時よりも出てるかなと思います。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


まりあ:3人に全部言われちゃったんですけど(笑)、ファーストアルバムが代表曲集めちゃったんで「セカンドどうなるんだろう?」って思ったんですけど、いざ全曲聴いてみると「ファーストに負けてないじゃん!超えちゃったんじゃない!」ってメンバーもスタッフも絶賛するぐらい素敵なアルバムになったなと思います。

--すごくゴージャスになったなという感じがします。それはただオケがいいとかじゃなくて四人の声が良くなって、より胸に伝わってくるようになった。

ハル:活動していく中で、各々が自分の立ち位置をどんどん理解して深まってきてるのかなと思うんです。それもあるのかなと思いますね。最初のシングルとかは誰が誰だか分からないぐらい声が近くて、普通のアイドルさんと同じぐらいの女の子の声だと思うんですけど、その頃の歌と今回のセカンドアルバムを聞き比べると、もう全然違う人たちの歌に聞こえるんじゃないかな。


「新しいダンスを踊らせてあげる」それが私たちの使命!


--ではアルバムの全曲紹介をお願いします!メンバーから一曲ずつその魅力や裏話を教えてください。まず1曲目『ダンス・ファウンダー』。

ハル:『ダンス・ファウンダー』はアルバムのリード曲になるって言うのを聞いた上ではじめ聴いたんですけど、顔になるのにふさわしい曲だなっていうのが最初の感想で。

私はすごく歌詞が好きで、特に「新しいダンスを踊らせてあげる 懐かしいダンスじゃもう物足りない」っていうサビの歌詞があるんですけど、それは作詞のヤマモトショウさん(フィロのスの作詞を全て手がける)が私たちへの使命を歌詞にしたと私は受け止めていて。私たちが新しいダンスを作り出して、みんなに踊らせるっていうのに使命を感じて「やったろう!」っていう気持ちでワンマンも迎えましたし、毎回そういう気持ちで歌っています。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


--サビの歌詞の「ちょっと上から目線」がいいんですよね。それを歌えるにふさわしい強さもあって。

おとは:この後、結構ゴリゴリのファンクとかある中で、この曲は一曲でいろんな人の心をつかめる曲だなと思います。マニアックすぎず、誰が聴いてもいい曲だし、ライブもみんなでできる振りとかあるので、どんな方か聞いても楽しめますね。

--では2曲目『ライク・ア・ゾンビ(アルバム・ミックス)』。



マリリ:
この曲は「まだアルバムに入ってなかったっけ?」くらい馴染みがある曲。

ハル:前回のアルバム出した直後の新曲で、ライブでも定番曲すぎて、この中に入っていることにびっくりしますね。

マリリ:シングルで出てはいるんですけど、今回アルバム・ミックスですごい細いパッと聞いたらわからないようなミックスの違いが私たちと加茂さんがこだわってるところなので、あらためて聴き比べてほしいなってところです。ライブでもみんなゾンビになっちゃう楽しい曲です。

おとは:この曲って、今思ったんですけど、去年のアルバムの曲に比べてテーマが明確っていうか、ゾンビ映画みたいなホラーチックな音とか歌詞とか世界をわかりやすく提示した一曲目ですよね。アルバムの最初に出来た曲で、今回のアルバムってインドっぽかったり昔のアイドルっぽかったりテーマが明確な曲が多いんですけど、その先駆けみたいな一曲だったのかなと。

--3曲目はMVも可愛らしい『初めまして未来(アルバム・ミックス)』。



まりあ:
『初めまして未来』も、今配信されているものとちょっと違うアルバムバージョンですね。聴き比べるのもきっと楽しいと思うし、MV と合わせて見てみると楽しいと思う。あとパート割が比較的4人平等なんですよ。なので全員の声を聴き比べてみて欲しいです。あと前向きになれる曲です!

ハル:爽やかな朝の歌、って感じですね。割とアイドルっぽいと言うか、フィロのスにしては“圧”が少なめですね。

マリリ:でも曲をアレンジしてくださった宮野さん(宮野弦士。フィロのスの作曲・編曲を多く手がける)は「これがアイドルソング寄りだって言われてるけど、本当は全然ゴリゴリのファンク要素あるから」みたいなことをおっしゃっていて、面白いですよね。アイドルとファンクを融合して、うまくアイドル寄りになったのかなみたいな曲です。

おとは:あと90年代朝のアニメソングっぽい懐かしさもあって、小さい子とか好きになってくれるんじゃないかな! 私たちの中では結構清い曲っていうか、優しめで入り口になる曲だと思います。


戦いの風に、夏の爽やかな風……バラエティに富んだ中盤

--続いては『エポケーチャンス』。これも既にライブでは人気の騒げる曲です。

マリリ:『エポケーチャンス』はハルちゃんの戦いの歌です!

ハル:そう言われるんですよね(笑)。サビを全部わたしが歌ってるので、メンバーはその間踊りながら応援してるんですよ。

マリリ:「ハルちゃん!がんばれがんばれ!」ぅて思いながら、 サビの「エポケーチャンス!」に合わせてオイ!オイ!言ってくるファンの方とのやりとりが……。

ハル:それが戦争に見える(笑)。あそこが戦争だと思うと自分も楽しくなってきちゃって、戦ってる気分で歌ってます。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


マリリ:1対300とか、日によっては結構な不利な状況もあるんですけど、ハルちゃん勇ましく戦っていくので、私たちは「がんばれがんばれ」って応援して。

おとは:でもハルちゃん、敵が多い方が楽しそう(笑)。

マリリ:それをなぎ倒していく(笑)。CDでも『エポケーチャンス』はマスタリング終わっていいスピーカーの前で聴いたら、本当に殴りかかって来られるような感覚になります(笑)。ハルちゃんの強みもそうですし、他のAメロBメロもメンバーの個性が出ていて面白い曲です。

--そんな盛り上げ曲から一転、さわやかな『夏のクオリア』。これはもうマリリさん曲ですね。

マリリ:ちょっと昭和歌謡みたいな、昭和のアイドルさんが歌っているようなイメージを最初に感じて、私も松田聖子さんとかが大好きなので仮歌の時点からちょっと聖子さんの真似してみたりと頑張ってみました。ステージでも未だに聖子ちゃんを意識して、真似しながら歌ってるところはあります。

--次は『ニュー・アタラクシア』、これも夏向けというかワンマンライブでもパーカッションがハマってた曲です。

ハル:パーカッションの音が楽しそうすぎて笑いが止まらない! ライブ中とか本当にお祭りだったよね、あれ。

マリリ:お祭り騒ぎだよね。めでたい音がたくさん入ってるじゃないですか。聞くだけで気分の上がるような音が本当に多いので、そのままそれに乗せて踊って歌ってます。

おとは:最初どっちかと言うとアイドルとはちょっと離れたような曲調に感じたんですけど、歌ってみてしっくりきた! それに驚きました。この前のワンマンライブのパーカッションでも一番ハマっていて、今でもパーカッションの幻聴が聞こえます(笑)。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


--大騒ぎから、次が『バッド・パラダイム(アルバム・ミックス)』。

おとは:このアルバムの中ではテンポが遅い方の曲ですよね。

マリリ:この曲いただく時に、最初に「結構難しい曲来るよ」って言われて、ハードルを上げられたんですよ。でも実際は苦戦したというよりは、2年の間に着実に経験値を積んだ今なら歌えるっていう曲でしたね。「このタイミングだから歌えたけど、1年前なら歌えなかったよ」って言われて、そういうもんなんだって感じで。自分たちの成長を感じる曲です。


カツサンドになって2人を油でベトベトにする歌?


--続いて『ミスティック・ラバー』。一気に夜っぽさが溢れます。

ハル:これはエッチなお姉さんの歌! これはもうマリリのマリチチ全開みたいな(笑)。

マリリ:これはレコーディングの時から「とことん!でお願いします」ってディレクションで言われていて。このアルバムのバージョンだと、特にライブでは出せないぐらいの息遣いとか細かいところまで気をつけながら、いやらしく歌えるように体をくねくねくねくねさせながら歌ったりしました(笑)。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


まりあ:あれは録画しておけばよかったね! ムービーとか撮ってたらみんな喜びそうだったのに(笑)。

マリリ:本当にあれは見せたかった! 一人でくねくねくねくねして、本当に顔とかも凄かったと思う。女が出てたと思います。ちょっと見せらんない(笑)。

--9曲目は『ドグマティック・ドラマティック』。

ハル:わたし、この曲のレコーディング中のエピソードが好きで、最後に4人でサビを回すリレーが聞かせどころなんですけど、みんなのエンジニアさんからのディレクションが面白いので聞いてください。

おとは:最初が私で次がハルちゃんだったんですけど、「肉食動物に襲われるような震えた子鹿や草食動物のような感じ!」って言われて(笑)。一回歌ったら「もっと襲ってくるように!」て言われたんで、ド~グマティック♪って震えながら歌いました(笑)。個性の差を出したかった、という話だったんですけど……。

ハル:次は私なんですけど、前がおとちゃんで次があんぬ(佐藤まりあ)なんです。その二人に挟まれていて、「じゃあカツサンドのカツになって上下のパンをビショビショにします! 油でベタベタに行きます!」って言って歌いました。

まりあ:わたしこのレコーディングの時期に体調崩して最後にレコーディングしたんですけど、白いパンとして下から挟むしかなかったんでシンプルに歌いました(笑)。

マリリ:私は「最終的にハルちゃんを倒すように!」と言われて。このラスボスみたいな強い人を最後にパシっとやっつけて終わらせてください!って言われたので精一杯戦いました(笑)。

ハル:ファンの人も、このエピソードを聞いてからもう1回聴くと楽しいと思います!

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


--続いて『アルゴリズムの海』。これがアルバム内でも異色の一曲です。

ハル:おとちゃん好きなんだよね。

おとは:このアルバムの中で一番好きな曲で、最初出来た時にめちゃくちゃビックリしました。 ファンクって聞いてたのに、いきなりインドの家行く?みたいな驚きがあったんですけど、ライブでの印象とは違って音源で聞くととても綺麗な曲で。普段シタールの曲とかあまり聞いたことなかったんですけど、それでも耳障りよくメンバーみんなの声が入ってきて心が癒される曲になってるかなと思います。

ハル:あとこの時、メンバー全員すごいインドカレーにハマってて、だから「I POPやりたい!」とふざけて言ってたら、ちょうど送られてきたのがインドっぽくて「運命だ!」って喜んでましたね。

まりあ:もう体がもうインドになってた(笑)。

--では当時のことを思い出して、ちなみに皆さん好きなカレーは?

ハル:バターチキン!

マリリ:私は普通のチキンカレーが好き。

おとは:私もバターチキン。

まりあ:バターチキンとマトンが好きです。

ハル:それをみんなチーズナンで食べてます。

まりあ:それを食べながら聴いてほしいですね(笑)。あと面白い振りが多いんです! そこも見て欲しいなと思います。


「この4人じゃなければ『ベスト・フォー』って曲は書いてなかったよ」


--そして『アルゴリズムの海』でしっとり終わらせておいて、ここでまさにこの4人でしか歌えない曲、『ベスト・フォー』。



4人:
拍手

-既にフィロのス代表曲になってる感のある曲ですけども。

ハル:ラストの一曲前っていうのも凄い! エモい!

マリリ:「この4人、ベスト・フォーだなぁ~」と思ってる時に『ベスト・フォー』が流れてくるっていうことだもんね!

まりあ:集大成的な感じがするよね。最初曲をもらった時は自分たちでピンと来てなくて、「ベスト・フォーって何だ? どういう意味?」って感じだったんですけど(笑)。

ハル:最近は「私たちベスト・フォーだもんね~」みたいな感じで、自分たちでも冗談まじりで言ったりして、ファンの中でもメンバーの中でも浸透してきた曲だなと思ってて。作詞のショウさんが「この4人じゃなければ『ベスト・フォー』って曲は書いてなかったよ」って言ってくださったみたいで、そう考えるとさらに好きな気持ちが深まりました。

マリリ:みんなの気持ちがバラバラだったら歌えないようなこととか、表現しきれないことが、気持ちがひとつになって「ベスト・フォーだな~」ってみんながみんな言えるタイミングでこの曲を歌えて、アルバムが出せることが嬉しいです。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


ハル:ファンの人の中でもこの曲が人気で、メッセージ性のある歌詞「君の好きなものに君の前でなれるよ」の“君”っていうのはメンバーのことを指してるんですけど、聞いてる人は自分に言われてるような気分になって嬉しくなるんですよね。そういうメッセージ性も含んだところなんかも人気で、「フィロのスはこの4人じゃなきゃダメだ!」みたいなファンとメンバーの絆にもなってるような気がします。

おとは:そういう所もいいよね! アイドルを応援する中で、でんぱ組 incさんだったら『W.W.D』 みたいなひとつの物語性がある曲ってたまらないじゃないですか! 私たちも『ベスト・フォー』で初めて曲になって体現されたような気がしていて、それはアイドルにとって不可欠だと思ってる派だったので、ようやくエモい曲できたじゃん!みたいな(笑)。歌ってても気持ちいいし、みんなも気持ち良さそう!

--そして『ジャスト・メモリーズ(アルバム・ミックス)』で美しく、壮大にアルバムを締めくくります。



ハル:
グループにとって初めてのバラード曲で、この夏色んなフェスに出て大事なところで歌いましたね。

マリリ:「TOKYO IDOL FESTIVAL」のスカイステージで見た景色とか、いろんな場面で思い出に残る一曲になったので、それがアルバムの最後に入ってるっていうのがまたエモいなって思います。クラウドファンディングでMV作らせてもらったりして、ファンの方とも思い出深い曲ですね。

ハル:あと、対バンイベントで一曲目にやると前のグループの空気を一発で入れ替えるような曲にもなりますし、最後に行ってもいいっていういろんな攻め方ができて、フィロソフィーのダンスにとってすごい重要な曲です。


4人が語るステージで見る『ザ・ファウンダー』注目ポイント


--さて全曲紹介してもらった『ザ・ファウンダー』、こういう12曲なわけですけど、これからライブで見るファンに向けて「ステージで私のこの曲のここを見てほしい!聞いてほしい!」っていうのを挙げてくれますか?

ハル:じゃあ私は『エポケーチャンス』! 戦いに来てほしい(笑)。クワトロまでだったら勝てるということが分かったので、まだ大丈夫だな! もっと勝ちに来てほしいです。

マリリ:私は『夏のクオリア』かな。いつものわたしとの違いを聴いてほしい。他の曲だったらエッチな要素を意識して大人っぽく歌ってるんですけど、『夏のクオリア』は心を1回クリアにして、「こんなに清らかな気持ちで可愛いんだよ、私!」って気持ちで歌ってるんです。だから見る人も純な気持ちで聴いて「マリリ可愛い!」って思ってほしいです。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


おとは:私は『ベスト・フォー』のAメロなんですけど、『ベスト・フォー』はかっこいい振り付けから始まって4人で一気に前に出て、「私たちが最強の4人だ!」みたいな感じで出て行くのに、私の声から始まるという違和感みたいなものを感じて欲しくて(笑)。4人で強気で言ったけど 「どうも十束おとはでーす!」から始まるフィロソフィーのダンスでしか体験できないこのズッコケ感を体感してほしいです!

まりあ:『ダンス・ファウンダー』でスーパーミラクルアイドル・佐藤まりあが思いっきりガニ股で踊ったりガニ股移動してるところですね! 思い切って吹っ切れた姿を見て欲しいなと思います。わたしだけじゃなくて、メンバー全員が身体全身を使って楽しんでる曲だと思います。

--では最後にこのアルバム、アイドルファンはもちろんどういう人に聞いてほしい、届いてほしいと思いますか?

まりあ:アイドル好きな方はもちろんですけど、アイドルあまり聞いたことない人もこのアルバムはすぐ受け入れられる曲がたくさん入ってると思うんです。ここからアイドル好きになるきっかけになればいいなと思います。

マリリ:アイドル好きな人はもちろん、ファンクとかソウルとかいろんな要素が詰まってて、ハルちゃんの魅力的な声もあればおとはす(十束おとは)みたいなアニメっぽい声もあって、いろんな要素があるから、それぞれ好きな部分を見つけやすいアルバムじゃないかと思います。全世界の人に聞いてほしいです!

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


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