毛穴ケア/毛穴対策

冬でも毛穴は目立つ?夏と冬では目立つ原因が違う!原因別の毛穴ケア

毛穴の悩みといえば夏のものというイメージがありますが、実際には、一年を通して毛穴が目立つとお悩みの方が多いようです。毛穴が目立つ原因は夏と冬では違います。そこで今回は夏と冬、それぞれで毛穴が目立つ原因とその対策についてお伝えします。

城後 紗織

執筆者:城後 紗織

化粧品・時短美容ガイド

冬も毛穴が目立つ!毛穴が目立つ原因は季節によって変わります

冬でも毛穴は目立つ?夏と冬では目立つ原因が違う!詰まり毛穴、開き毛穴、毛穴の黒ずみなど、原因別の毛穴ケア

小鼻周りだけでなく頬も……。一年中、毛穴の悩みは尽きません!


毛穴の悩みといえば夏のものというイメージがありますが、実際には一年中、毛穴が目立つとお悩みの方が多いようです。そこで今回は夏と冬、それぞれの季節で毛穴が目立つ原因とその対策についてお伝えします。
   

夏に目立つのは「皮脂の詰まり毛穴」「黒ずみ毛穴」

まずは、夏に毛穴が目立つ理由をおさらいしてみましょう。
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夏に目立つのは、イチゴのようにブツブツした「黒ずみ毛穴」

毛穴の奥には、皮脂を分泌する皮脂腺があります。つまり毛穴は皮脂の出口にあたるのですが、高温多湿な夏は皮脂の分泌量が一年のうちで一番増える時期。

肌のテカリやベタつきを感じやすくなるだけでなく、毛穴も開きっぱなしになり目立つようになります。顔の中でも額や鼻といったTゾーン周辺は皮脂の分泌が最も盛んなため、特に毛穴が開きやすいのです。

さらに夏は、強い紫外線から肌を守ろうとして角質が厚くなりがちです。溜まった角質と皮脂が混ざり合って毛穴に詰まると、白くポツポツとした角栓になり、もっと毛穴が目立つことに。そのまま取り除かずに放置しているとやがて酸化して、イチゴのようにブツブツとした「黒ずみ毛穴」へと変化します。

 

「皮脂の詰まり毛穴」「黒ずみ毛穴」の毛穴ケア対策・改善法

夏に目立つ毛穴の対策は?

夏に目立つ毛穴の対策は?

・毎日のクレンジングや洗顔で、毛穴に残ったメイク汚れや過剰に分泌された皮脂をきちんと落としましょう。

・夏はベタつくからといって保湿ケアを軽く済ませてしまう人も多いですが、それは大きな間違い! 肌は乾燥すると自ら潤いを保とうとして過剰に皮脂を分泌する性質があるので、保湿ケアの手はゆるめないことが肝心です。

・角栓がガチガチに固くなっている時は、スチーマーや蒸しタオルで毛穴を開かせてから植物性オイルをつけてくるくるとマッサージすると、毛穴周辺の皮膚が柔らかくなり、角栓が排出されやすくなります。

・角栓の成分は、皮脂は3割程度で、残りの7割は角質(タンパク質)といわれています。そのため角栓対策には、タンパク質を分解する働きのある酵素配合の洗顔料なども有効です。

・毛穴を引き締める収れん化粧水や古い角質を取り去るふき取り化粧水、皮脂分泌をコントロールする作用のあるビタミンC配合の化粧水などを取り入れるのも一つの方法。その後の保湿もしっかり行って下さい。

・脂っこいものや甘いものの食べ過ぎ、睡眠不足やストレスも、皮脂の分泌を増やす要因になります。日々の生活習慣も一度、見直してみましょう。

 

冬に目立つのは「乾燥毛穴」「たるみ毛穴」

皮脂分泌が増える夏に毛穴が目立つのはわかるけれど、皮脂分泌が少ない冬にもなぜ目立ってしまうのか、不思議に感じる人も多いと思います。実は、冬に毛穴が目立つのは、乾燥による水分不足やたるみが原因であることが多いのです。
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冬に目立つのは、オレンジのようにぽっかり開いた「たるみ毛穴」


乾燥や加齢が原因で肌のハリや弾力が低下すると、毛穴が重力に逆らえずに縦に伸び、目立ちやすくなります。いわゆる「たるみ毛穴」と呼ばれる状態で、頬によくみられ、オレンジの皮のようにぽっかり開いていたり、しずくのような形をしているのが特徴。

さらに、肌の水分不足によって肌のキメが乱れると、毛穴同士がくっついて小じわのように見える「帯状毛穴」に発展することもあります。

 

「乾燥毛穴」「たるみ毛穴」の対策はこれ!

冬に目立つ毛穴の対策は?

冬に目立つ毛穴の対策は?

・肌が十分に潤っていると肌のキメが整い、毛穴は目立ちにくくなります。とにかく保湿を徹底して、肌を内側からふっくらと持ち上げることが大切! 化粧水で水分を与えた後、乳液やクリームで潤いを守りましょう。

・肌の潤いのカギを握っているのが、角質層の水分をキープし、バリア機能を支えるセラミド。乾燥肌の改善には、セラミド配合の化粧品がおすすめです。また、肌からセラミドが流出するのを防ぐため、クレンジングや洗顔はゴシゴシこすらずやさしく行い、1分以内に済ませましょう。すすぎは必ず、人肌程度のぬるま湯で。

・肌のハリや弾力を保っているのは、肌内部(真皮)に存在するコラーゲンやエラスチンです。どちらも年齢とともに減少してしまうので、化粧品や食品、サプリメントで補いましょう。

・コラーゲンやエラスチンを生み出す線維芽細胞は、紫外線やストレスで発生する活性酸素により破壊されてしまいます。肌を活性酸素ダメージから守り、たるみを予防するには、ビタミンCやポリフェノールなど抗酸化作用の高い成分が含まれる食品を積極的に摂りましょう。

・表情筋のストレッチもたるみ予防に効果的です。口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と動かす基本のストレッチのほか、よく噛んで食べる、表情豊かに過ごすといったちょっとした習慣もたるみ予防につながるので意識してみて。


毛穴ケアと一口にいっても、原因によってその対策は変える必要があります。一年中、毛穴の悩みが尽きないという方も、ご自身の毛穴の状態をもう一度チェックして、対策を考えてみて下さいね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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