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シナモンティーの作り方!甘い香りが魅力のおすすめ紅茶レシピ

甘い独特の香りが魅力のシナモン。シナモンティーの作り方は簡単。シナモンパウダーでもシナモンスティックでも、いつもの紅茶に加えるだけでシナモンティーが手軽に出来てしまいます。シナモンパウダーを紅茶以外にいれる飲み方もおすすめです。

桑原 珠玉

執筆者:桑原 珠玉

紅茶ガイド

エキゾチックで、甘い香りが特徴の紅茶!シナモンティーであったまる

シナモンティーの作り方!甘い香りが魅力のおすすめ紅茶レシピ

シナモンスティック 手でちぎりながら使ったり、スプーンの代わりに紅茶を混ぜて香りづけしても

シナモンはアップルパイやシナモンロールなどのスイーツ全般や、肉料理やカレーなどのスパイシー料理などにも広く使われる人気のスパイス。独特の香りと甘みが魅力。スティックタイプとパウダータイプの2種類が主に市販されています。いつでも簡単に生活に取り入れやすいシナモン。シナモンティーとしても手軽に使えますよ。
スリランカ産シナモンは樹皮が層になっているのが特徴的

スリランカ産シナモンは樹皮が層になっているのが特徴的

■シナモン
科名:クスノキ科
学名:Cinnamomum verum (Cinnamomum zeylanicum)
原産地:スリランカ、南インド
産地:スリランカ、インド、インドネシア、ビルマなど
作用:血行促進、毛細血管の修復・保護、消化不良改善、駆風、抗菌、抗ウィルス、抗けいれんなど

 

シナモンには「シナモン」と「カシア」の2種類がある

シナモンは1種類としてまとめて扱われることも多くありますが、専門的には「シナモン」と、それに似ている「カシア」を分けるケースが多いです。
カシアは樹皮に厚みがあります

カシアは樹皮に厚みがあります

カシア(C. cassia)もクスノキ科で、シナモンの親せきのような関係にあります。シナモンパウダーとして、粉状になって販売されているものは、シナモンなのかカシアなのか、見た目での区別が難しいです。その場合、シナモンパウダーの包装を確認し、産地の表記を見てください。原産がスリランカである場合はシナモン、それ以外だとカシアの場合が多いように思われます。

スティック状になっている場合は比較的区別しやすく、巻き具合を見ると分かりやすいです。シナモンは樹皮のコルク層をはがして巻かれており幾重にも層になっていますし、カシアは樹皮をそのまま乾燥させており厚い層になっています。

市販されているものを調べていると、スティック状のものはシナモンが主流で、パウダー状のシナモンは、シナモンとカシアが同じものとして売られているようです。

スパイス自体の働きを期待するならどちらを使ってもよいですが、香りは異なります。独特の上品な芳香を備えたシナモンと、それよりやや強くて濃い香りがするのがカシアです。

どちらを使うかは、お好みで。香りで選んでもよいですし、シナモンスティックかシナモンパウダーか使いやすい形状で選んでもよいかと思います。
 

シナモンティーの作り方・おすすめの飲み方

シナモンスティックは手で適当な大きさに細かくして、茶葉にブレンドして入れるだけ。シナモンパウダーなら、入れたお茶に振りかけるのが基本です。シナモンスティックは先入れ、シナモンパウダーは後入れがポイントです!

■ハーブティーに加えて
ハーブティーにシナモンを加えるだけ

ハーブティーにシナモンを加えるだけ

シングルハーブより、複数素材をブレンドしたハーブティーにおすすめ。ブレンドに加えると、シナモン独特の個性により香りや味に変化ができ、いつものハーブティーとは違った気分で楽しむこともできるのです。使い方は、シナモンスティックを細かく砕いて混ぜ、いつものようにお茶を入れるだけ。
シナモンを加えても色はほとんど変わらず、香りと甘さが重なります

シナモンを加えても色はほとんど変わらず、香りと甘さが重なります


■紅茶に加えて
紅茶にシナモンという組み合わせは間違いなし。シナモンスティックを細かくして、お好み量紅茶の茶葉に加えて入れるだけ。おすすめ紅茶は、セイロンブレンド、ディンブラ、ケニアなどでストレートに。アッサム、ウバなどでシナモンミルクティーにしてもOK。

あるいは、紅茶を入れた後にシナモンパウダーを振りかけるだけでもいいですし、見た目におしゃれなシナモンスティックをマドラーとして使っても。
シナモンスティック

見ためにオシャレなシナモンスティックマドラー


■ほかにも意外な使い方!
コーヒー、ココア、ワイン、日本酒、おしるこなどにも。シナモンパウダーを後入れで、振りかけるだけ。少量のシナモンパウダーでも香りにアクセントが付きます。ちょっとした気分転換に楽しんでは?

すべての素材においていえることですが、同じものを摂取しすぎることは体によいことばかりではありません。妊娠中の方は使用量には気を付けてお使いください。

【参考】日本メディカルハーブ協会監修「メディカルハーブ 安全性ハンドブック」

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