「パークコート赤坂檜町ザ タワー」「プラウド白金台」などが受賞

 
「パークコート赤坂檜町ザ タワー」の外観

「パークコート赤坂檜町ザ タワー」の外観

毎年秋に発表となる総合的なデザインの推奨制度『グッドデザイン賞』。公益財団法人日本デザイン振興会が主催し50年以上にわたり、「よいデザイン」を顕彰し続ける同制度。ここ最近は、マンションの受賞だけでなく様々な取り組みも受賞しています。受賞マンションの中には、中古のリセール市場で人気になる物件もあります。マンションにある種のお墨付きのような印象を与えるようです。

それでは、2018年の主な受賞マンションを紹介します。

パークコート青山 ザ タワー(三井不動産レジデンシャル)
パークコート赤坂檜町ザ タワー(三井不動産レジデンシャル)
ザ・パークハウス 西新宿タワー60(三菱地所レジデンス、相鉄不動産、丸紅)
蘆花公園ザ・レジデンス(三菱地所レジデンス、野村不動産、セコムホームライフ)
ザ・パークハウス 中之島タワー(三菱地所レジデンス、住友商事、京阪電鉄不動産、アサヒプロパティズ)
ザ・パークハウス 新宿御苑(三菱地所レジデンス)
プラウド白金台(野村不動産)
プラウド駒込トレサージュ(野村不動産)
プラウドシティ塚口(野村不動産、JR西日本不動産開発、長谷工コーポレーション)
プラウドタワー木場公園(野村不動産)
プラウドタワー名古屋栄(野村不動産 清水建設)
プラウド中落合(野村不動産)
ザ・マスターガーデン横濱上大岡(野村不動産 竹中工務店)
イニシア世田谷松陰神社前(コスモスイニシア)
イニシア桂大橋(コスモスイニシア、近鉄不動産、大栄不動産)
プレミストひばりが丘(大和ハウス工業、コスモスイニシア)
シティハウス 目黒ザ・ツイン(住友不動産)
シティハウス中目黒テラス(住友不動産)
シティテラス神崎川駅前(住友不動産)
ブランズタワー御堂筋本町(東急不動産、近鉄不動産株式会社、神鋼不動産)
ローレルアイ目黒大橋(近鉄不動産)
ジオ四谷荒木町(阪急阪神不動産)
Brillia THE TOWER TOKYO YAESU AVENUE(東京建物)

 
「蘆花公園ザ・レジデンス」の外観

「蘆花公園ザ・レジデンス」の外観

2018年の受賞物件を見ると、好立地のマンションが目立ちます。販売が2016年から2017年頃スタートのマンションが多く、用地取得費もやや上昇し始めたタイミング。価格に見合った価値の提供が問われる市場環境の中、デザイン性の高さで表現したプロジェクトが多かったからでしょう。
 
「パークコート青山 ザ タワー」の外

「パークコート青山 ザ タワー」の外観


また、外観や内部のデザインだけでなく、地域とのコミュニティづくりへの取り組みも評価の対象となっています。
「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」の外観

「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」の敷地

例えば、「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」(三菱地所レジデンス、相鉄不動産、丸紅)では、つながりを育む場として「結いの森」や「ENGAWA(エンガワ)」といった多様な人が足を運びたくなるユーティリティな共用施設を設えるとともにコミュニティ支援プログラム「西新宿 CLASS ㏌ the forest」を企画。入居者だけでない地域を含めたコミュニティ形成の実現を目指しています。
 

販売前の遊休地を使った「プラウドシティ日吉」の『仮説HUB拠点』

 
「プラウドシティ日吉」の計画地

「プラウドシティ日吉」の計画地

グッドデザイン賞BEST100に選ばれた一つが『仮説HUB拠点ーまちへの新しい挨拶の形ー』(野村不動産)です。場所は、東急東横線「日吉」駅に誕生する「プラウドシティ日吉」(野村不動産 関電不動産開発 パナソニックホーム)計画戸数1320邸の開発地の一角。数年にわたる工事期間中に仮囲いとなる場所を、地域住民に対し新しくできるまちの価値として受け入れてもらい、一緒に楽しみ成長できるように地域にひらくデザインを考案。既存樹木を活かし、持ち運びできる什器や備品をデザイン。地域の大学や企業やコミュニティを巻き込みアウトドア、食などのソフトを開発し定着を図っています。
「プラウドシティ日吉」の完成予想模型の一部

「プラウドシティ日吉」の完成予想模型の一部

定期的な、イベントは今後も開催される予定。今秋から事前案内会がスタートした「プラウドシティ日吉」のプランニングにもコミュニティづくり反映されています。

建物や共用空間だけのデザインだけでなく地域や住まう人のライフデザインもサポートする。そうしたデザインが今後ますます増えてくるのかも知れません。

次は、2017年受賞マンションを紹介します。

 
受賞した「BAYZ TOWER&GARDEN」(右)と「SKYZ TOWER&GARDEN」(左)

受賞した「BAYZ TOWER&GARDEN」(右)と「SKYZ TOWER&GARDEN」(左)


■主な2017年グッドデザイン賞入賞マンション(実需向け分譲マンション)
「BAYZ TOWER&GARDEN」・・・東京建物株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、東急不動産株式会社、住友不動産株式会社、野村不動産株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社
「プラウド千代田淡路町」・・・野村不動産株式会社
「プラウドシティ大田六郷」・・・野村不動産株式会社
「プラウドシティ阿佐ヶ谷」・・・野村不動産株式会社
「プラウドシティ加賀学園通り」・・・野村不動産株式会社

「シティテラス品川イースト」・・・住友不動産株式会社
「ガーデンヒルズ四ツ谷迎賓の森」・・・住友不動産株式会社
「シティテラス平井」・・・住友不動産株式会社
「シティタワー広島(ビッグフロントひろしま)」・・・住友不動産株式会社

「ザ・パークハウス グラン 南青山」・・・三菱地所レジデンス株式会社
「ザ・パークハウス 市谷甲良町」・・・三菱地所レジデンス株式会社
「ザ・パークハウス 東陽町レジデンス」・・・三菱地所レジデンス株式会社

「パークホームズ赤羽西」・・・三井不動産レジデンシャル株式会社
「ブランズシティ久が原」 ・・・東急不動産株式会社
「ブランズシティ天神橋筋六丁目」・・・東急不動産株式会社、近鉄不動産株式会社、JR 西日本不動産開発株式会社
「プレイスヴィラ喜多見」・・・東急不動産株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、小田急不動産株式会社
「ローレルコート西葛西」・・・近鉄不動産
「クレヴィア田端」・・・伊藤忠都市開発株式会社
「ジオ高槻ミューズレジス」・・・阪急不動産株式会社
「ファインシティ甲子園」・・・京阪不動産株式会社
「ファインシティ横浜江ケ崎ルネ」・・・京阪不動産株式会社、総合地所株式会社、株式会社長谷工コーポレーション
「プレミスト白金台」・・・大和ハウス工業株式会社
「ピアース初台センティア」・・・株式会社モリモト
「イニシアクラウド渋谷笹塚」・・・株式会社コスモスイニシア
「イニシア西葛西」・・・株式会社コスモスイニシア
「ラ・アトレレジデンス蟻ヶ崎台」・・・株式会社ラ・アトレ


2017年の受賞マンションで、注目したいのが「BAYZ TOWER&GARDEN」の受賞。東京ワンダフルプロジェクトのもう一棟「SKYZ TOWER&GARDEN」は、2015年のグッドデザイン賞を受賞しておりプロジェクト全体での受賞となります。「SKYZ TOWER&GARDEN」は、中古のリセール市場でも人気になっています。良いデザインと資産価値の相関性は、少なからずあると思います。
 
「シティタワー広島」

「シティタワー広島」

「広島」駅前の再開発プロジェクト「シティタワー広島」では、分譲マンションと商業施設やクリニックモール、駐車場900台を一体で整備。車社会が中心となる広島の都心近郊の住宅街と、新幹線、JR線、バスやローカル線など公共交通のターミナル「広島駅」とを結ぶパーク&ライドの新拠点として機能することで、地方都市における生活環境の向上とともに人の流れを生み出す駅前ランドマークを創造しています。
 
「ザ・パークハウス グラン南青山」の外観

「ザ・パークハウス グラン 南青山」の外観

また、その地域に合った街並みを醸成できるかもデザインの評価ポイントになっています。受賞となった2016年の人気物件「ザ・パークハウス グラン 南青山」は、表参道駅徒歩4分のブランドショップがが建ち並ぶみゆき通り至近の南青山五丁目の稀少立地に立地。
「ザ・パークハウス グラン南青山」のエントランスホール

「ザ・パークハウス グラン南青山」のエントランスホール

表参道という立地でありながら、建物と町のコーナーを意識的にデザインに取り込みランドスケープと一体となった街並みを創出。陰影や奥行きを生み出すランダムに配置したマリオンや天然石などで、青山に相応しい景観を創出しています。
 

自由に水回りをレイアウトできる住宅「ミライフル」がベスト100に選出
住まいの中に、木の小部屋「箱の間」も受賞

マンションの受賞以外にも暮らしやすさをサポートする様々な取り組みが2017年のグッドデザイン賞を受賞しています。

中でも、野村不動産、長谷工コーポレーション、ブリヂストンによる自由に水回りをレイアウトできる住宅「ミライフル」が2017年のグッドデザイン賞ベスト100に選出されています。
「ミライフル」の概略図

「ミライフル」の概略図

「ミライフル」とは、水が落ちることによって発生する吸引力を利用したキッチンでの「サイホン排水システム」。排水立て管までの距離を従来よりも確保することが可能となり自由度の高い間取りをつくることが可能に。将来のリフォームもしやすくサスティナブルな暮らしの実現をサポートします。

2組の可動収納ユニットを動かすことで空間の広さを自由に変更できる「UGOKULO(ウゴクロ) 可動収納ユニット」(株式会社長谷工コーポレーション、株式会社フォリス)もライフステージ変化に対応する試みです。

■主な2017年グッドデザイン賞受賞取り組み
「ミライフル  自由に水回りをレイアウトできる住宅」・・・野村不動産株式会社、株式会社長谷工コーポレーション、株式会社ブリヂストン
「UGOCLO(ウゴクロ) 可動収納ユニット」・・・株式会社長谷工コーポレーション、株式会社フォリス
「SONA-L SYSTEM(ソナエル システム)」・・・株式会社大京
「マンション内設置郵便ポスト付宅配ロッカー「ソコポス」、「地方活性化への取り組み レーベンクラフト」・・・株式会社タカラレーベン
「住まいの中に、木の小部屋『箱の間』」、「業種間共同開発で実現した集合住宅向けPC(プレキャスト・コンクリート)工法のシリーズ化」・・・三菱地所レジデンス株式会社


既存住宅の暮らし方の提案としては、「住まいの中に、木の小部屋『箱の間』」がとてもユニークです。
「箱の間」

「箱の間」

リノベーションや既成家具のレイアウトでは作り出せない「居場所」を「箱の間」で作り出している点が面白い。これなら、ライフステージの変化にも気軽に対応できそうです。

人生100年時代と言われる今、その年代に応じてどう暮らしていくかが重要になってきます。外観デザインだけでなく、暮らしのデザインをどう提案するのかがこれからさらに求められるのではないでしょうか。

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◆グッドデザイン賞 オフィシャルホームページ



 
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