希望通りの注文住宅を建てても、適切なメンテナンスを施さないと時間の経過とともに住まいの魅力は半減し、資産価値も低下してしまいます。今回は、メンテナンスの重要性とそのタイミングについて、三井ホーム・オーナーサポート部の担当者に話を聞きました。

なぜ必要?戸建住宅のメンテナンス

住まいの美観・安全性を維持し、良い状態で長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスやリフォームがとても重要です。とはいえ、家の不調に気がついても、これはメンテナンスなのか、リフォームなのかは一般の人には分かりにくいものです。

「一般的に、メンテナンスは建物の寿命を延ばすために行うもの、リフォームは家の住みやすさや価値を向上させるために行うもの、と考えられています。

当社では、オーナー様が建物に不要なお金や手間をかけなくて済むように、長期的視野に立って定期的点検とメンテナンスを行っています。そして、建物を健全な状態で維持するためと、今の暮らしに合わせる必要があると考えた場合にはリフォームをご提案しています」(三井ホーム 東京オーナーサポート部 東京リフォーム営業室の田中夏美さん)。

メンテナンスとリフォームの定義イメージ図

「定期点検メンテナンス」と「外装/内装/設備リフォーム」「構造リフォーム」を組み合わせることが、大切な住まいが“価値ある資産”であり続けるためにはとても重要になります。


「当社は、家の不調に対する問い合わせ窓口が1つなので、どのような場合でも迷わずに連絡して頂くことができます。また、1邸につきメンテナンスエンジニアとリフォーム担当の2名サポート体制をとっているため、問い合わせの内容に応じて迅速に対応することができます」(三井ホーム 東京中央オーナーサポート部長 豊島秀一さん)。

定期点検とメンテナンスで、きれいな外観と長持ちする建物

メンテナンスが大切なことは分かっていても、いつ、どのタイミングで行えばいいのかは分かりにくいものです。特に躯体・構造部分は、建物を長持ちさせるうえで重要な部分ですが、外側からは見えないため、傷みの有無も分かりません。そこで上手に活用したいのが、家を建てた会社が行う定期点検です。

今回お話を伺った、三井ホームundefined東京中央オーナーサポート部長undefined豊島秀一さん。「私たちは、50年、60年、さらにもっと先も愛着を持って家を住み継いで頂きたいと思い、ホームドクターのような気持ちでメンテナンスとリフォームをご提案しています」

今回お話を伺った、三井ホーム 東京中央オーナーサポート部長 豊島秀一さん。「私たちは、50年、60年、さらにもっと先も愛着を持って家を住み継いで頂きたいと思い、ホームドクターのような気持ちでメンテナンスとリフォームをご提案しています」

「当社では2年、10年、20年、30年目に点検・診断報告を無料で実施しています。特に、設備機器の保証期間が終わる2年目には2~3時間かけて徹底的に点検し、初期不良と思われる故障が見つかれば、オーナー様に代わって設備メーカーに連絡します。

また、10年目からは白アリや水漏れによる痛みが発生するリスクが高まります。点検時に発見した場合、防蟻や防水工事だけでなく、美観維持工事も同時に行いましょうとご提案しています。理由は、別々に行うよりも、同時に行った方が金銭面も手間の面でも効率的だからです」(豊島さん)。
三井ホームの「キープウェル」は、建物引き渡し後、10年ごとの点検とメンテナンス工事を組み合わせ、長期にわたる品質・性能の維持をサポートする仕組み。定期点検の結果、必要な有料メンテナンス工事を実施すると、基礎と構造躯体が最長で30年間保証されます。

三井ホームの「キープウェル」は、建物引き渡し後、10年ごとの点検とメンテナンス工事を組み合わせ、長期にわたる品質・性能の維持をサポートする仕組み。定期点検の結果、必要な有料メンテナンス工事を実施すると、基礎と構造躯体が最長で30年間保証されます。


東京オーナーサポート部undefined東京リフォーム営業室undefined田中夏美さん。「 “メンテナンスやリフォームをしてよかった”と感じて頂きたいと思い、お客様の立場に立って、住まいや暮らしをよりよくできるご提案を考えています」

東京オーナーサポート部 東京リフォーム営業室 田中夏美さん。「 “メンテナンスやリフォームをしてよかった”と感じて頂きたいと思い、お客様の立場に立って、住まいや暮らしをよりよくできるご提案を考えています」

「定期点検時に、今の暮らしの悩みや困りごとを相談して頂ければ、それらを解決する方法もご提案しています。解決法がリフォームの場合もありますが、お手入れの仕方や暮らし方に関するアドバイスをさせて頂く場合もあります。

オーナー様に、“暮らしの豆知識”的な解決法をお話ができることで、さらにお付き合いが深くなっていくように感じています」(田中さん)。

 

<事例> 築30年なのにリフォームなし、住みやすく魅力的な家

大掛かりなリフォームをしなくても、適切なメンテナンスを施すことで築年数を魅力に変えることは可能です。その事例として、京都府K様邸のお住まいを紹介しましょう。

K様邸は、本物の木や石、洗練されたインテリアが魅力の築29年のお住まいです。もちろん外観デザインの完成度も高く、新築時にはかなり評判になったそう。近隣には、同じようなデザインの家を建てられた方もいるそうです。
三井ホーム実例

 

三井ホーム実例

アーチ状屋根のドーマーがアクセントとして際立つK様邸。上は現在、下は新築時の写真。数年前に一度外壁を塗り直していますが、長い年月でクスノキなどの植栽が成長し、さらに味わい深い景観になりました。


奥様のこだわりが詰まった室内には、随所に家族の思い出が刻まれているそうです。しかし、内装にナラ材や玄昌石など本物の自然素材を多用しているため、古びた印象を与えることはなく、経年が味わいとなり空間に重厚さを与えています。
三井ホーム実例

奥様が近所の友人と一緒にお茶を楽しんでいたサロン。床は天然の玄昌石を使用、ナラ材のテーブルとベンチは新築時にオーダーでつくられたそう。


三井ホーム実例

 

三井ホーム実例

吹き抜けのある玄関。軽快なデザインの階段手摺は、アイアン製のオーダー品。奥様はクロスがお嫌いで、玄関をはじめとする室内壁は、全て外装用の吹き付けで仕上げられています。

「K様邸のように、建物がしっかりしていると経年は味わいとなり、住まい全体に重厚感を醸し出すようになります。庭や玄関先の植栽の成長により外観の佇まいはさらに素敵になり、ときには新築以上に魅力あふれるお住まいとなります。

そのようなお住まいにするためにも、建物を健康な状態でキープできるようなメンテナンスが大切なのです」(田中さん)。

リフォームで資産価値を高める「スムストック」

ご存知ない方も多いのですが、戸建住宅の建物価値は、築後20年で評価がゼロになるのが一般的です。しかし、耐震性が高く適切な手入れをし、住宅履歴がある建物価値は築20年を超えていてもゼロになりません。そのような建物を建てた会社がメンテナンス状況やリフォーム内容もきちんと評価し、安心して新たなオーナー様に買っていただくという、中古住宅の新しい売買流通の仕組みがあります。

この仕組み「スムストック」は、“長く持つ良質な住宅を暮らし継ぐ社会へ”という想いに賛同した住宅メーカー10社が運営する「優良ストック住宅推進協議会」により、2008年にスタートしています。

「注文住宅の場合、長く住むことを前提に建てられるケースが多いのですが、諸事情により売却する可能性はあります。そんな場合でも、新耐震基準が適用された1981年以降に当社で建てて頂いた家なら、新築時の状況からリフォーム・メンテナンス履歴まで全て保管しているため、資産価値が高まる可能性があります」(豊島さん)。


愛着のある家の経年を魅力に変え、かつ永続的に価値ある資産にするためには、定期的な点検メンテナンスを実施し、その履歴を適切に管理してくれる建築会社を選ぶことがポイントになると言えるでしょう。

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三井ホームのリフォーム

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