今月のトピック

この7月から8月にも、いろんなニュースがありました。ダイジェストでお伝えします。

7月1日、MtFトランスジェンダーで歌手兼モデルとして活動している麻倉ケイトさんが、女優としてハリウッドデビューすることが明らかになりました。

LGBT自治体議連

右から2番目が前田文京区議。ゴトウの古くからの友人(恩人)でもあります。

7月6日、LGBT自治体議員連盟が発足しました。記者会見では、世田谷区議の上川あやさん、豊島区議の石川大我さん、中野区議の石坂わたるさん、入間市議の細田智也さんと並んで、5期にわたって文京区議を務めてきた前田邦博区議が登場し、ゲイであることをカミングアウトしました。感動的なスピーチでした。

7月6日、みずほ銀行が同性カップルが男女の夫婦と同じように共同で住宅ローンを借りることができるようにすることを発表しました(今のところ渋谷区の証明書を持つ同性カップルに限定されていますが、今後の対応の広がりに期待します)。これまで同性カップルは、法的に家族と認められないがゆえに、共同名義で住宅を購入することができず、購入名義の方が亡くなった場合、そのパートナーには法的な権利がないため、長年住んでいた家を追い出される可能性がありました…。本当に意義深い、国内の銀行で初の快挙です。

7月12日、シチリア島の南に位置する島国・マルタで、同性婚を認める法案がほぼ全会一致で可決されました。欧州連合(EU)加盟国で同性婚を承認したのは15ヵ国め、世界では24ヵ国めとなります。 

7月13日、性犯罪の厳罰化や、被害者の告訴がなくても起訴できるようにすることなどを盛り込んだ改正刑法(刑法典第22章わいせつ、姦淫及び重婚の罪の一部改正)が施行され、これまで被害者は女性のみとされていたことが改められ、男性も被害対象に含まれるようになりました。ようやくこの方面でも男女平等が達成されました。しかし、レイプ被害に遭ったレズビアンの方からは、今回の刑法改正がまだ不十分であるとの指摘もありました。

7月15日(土)、韓国のソウルでクィア・パレードが開催されました。時折激しい雨が降る悪天候だったにもかかわらず、約8万5000人(主催者発表)が集まり、16時から無事にパレードが行われました。

7月25日、琉球銀行が夫婦で住宅ローンを組む「夫婦連帯債務」制度の対象を同性のカップルにも拡大することを明らかにしました。同性カップルが共同で住宅ローンを借りられるようにする取組みは地銀では初めてです。

7月26日、トランプ大統領がTwitter上でトランスジェンダーの従軍禁止の意向を示し、すぐさま各方面から非難の声が上がり(全米医師会、全米市民自由連合、LGBT団体、トランスジェンダーの元上等兵、IT企業のトップ、レディ・ガガら)、各地で抗議集会が開かれました。すでに米軍に入隊しているトランスジェンダーは2000人弱とも1万人以上とも言われていますが、今後除隊を命じられることになってしまうのかどうか…多くの人たちが行方を見守っています。

エドワード・エニンフル

エドワード・エニンフルの大英帝国勲章受章記念パーティにはマドンナも駆けつけました

8月1日、英版『ヴォーグ』誌の編集長にオープンリー・ゲイのエドワード・エニンフルが就任しました。45歳の元スタイリストであるエニンフルは、101年の歴史を持つ『ヴォーグ』にとって初めての男性であり、初めての黒人、初めてのゲイの編集長となります。

8月5日、1990年代から2000年代前半にかけて(ちょうどジャスティン・ビーバーのような)トップ・アイドルとして絶大な人気を誇っていたアーロン・カーターが、バイセクシュアルであることをカミングアウトしました。

8月17日、認定NPO法人グッド・エイジング・エールズが、2020年東京大会の期間中に、性的マイノリティの交流や情報発信の拠点となる「プライドハウス」を設置する計画であることがニュースになりました。同NPO代表の松中権さんは、「プライドハウス」を大会公認の施設として設置するという使命のために、16年間勤務した電通を今春退社したそうです。

8月17日、厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課が、全国の児童福祉主管課に対して「児童養護施設等におけるいわゆる性的マイノリティの子どもに対するきめ細かな対応の実施等について」という通知を出しました

8月21日、男性ホルモンの分泌が過剰になる先天性の疾患(性分化疾患)により、身体および戸籍上の性別は女性で性自認は男性という(性別違和に苦しんできた)20代の2人に対し、家庭裁判所が2015年と2016年に女性の体のまま(性別適合手術を受けずに)戸籍を男性に変えることを認めていたことがわかりました

8月22日、愛知県豊明市がLGBT支援宣言をしました。中部(東海)地方では2例目、愛知県では初となります。