世界随一のフェスティバル・シティ、エディンバラ

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世界一のフェスティバル・シティ:エディンバラ

スコットランドの都市エディンバラ。旧市街 (The Old Town of Edinburgh)はユネスコ世界遺産に登録されている風光明媚な街です。実は、エディンバラは、“世界随一のフェスティバル・シティ”としても知られており、同都市で開催されるフェスティバルのジャンルは、音楽、科学、映画、アート、舞台、ダンス、文学など多岐に渡ります。


大規模で国際的なフェスティバルだけでも、年間に11個を数え、トータルの年間訪問者は、450万人にも上ります。さらに、各フェスティバルで発行される催し物チケット総販売数は、サッカーのFIFA WORLD CUPと並んで、世界第2位(1位は、オリンピック・パラリンピックです)。その規模の大きさ、そして“世界一のフェスティバル・シティ”の異名に納得いただけると思います。
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8月はフェスティバルのピーク・マンスです

複数のフェスティバルが同時に開催されるピークは8月に訪れます。この月は、2万5千人以上のパフォーマー、エンターテイナーがエディンバラに集まり、1日でなんと1000を超えるショーが開催されるのです。
参加者(オーガーナイザー、演者そして、観客)は、世界70カ国以上から訪れ、その内訳は80%がローカル(英国人)、20%が海外からということ。

あなたならどれに行く?11の主なフェスティバルの概要

フェスティバル・シティの原点は、1947年、第2次世界大戦終了後に遡ります。アートと文化を祝福することで、戦争で傷ついた国際関係を修復し、平和の実現を願って発足されたThe Edinburgh International Festivalが最初です。同年、The Edinburgh Festival FringeとThe Edinburgh International Film Festivalも開始されました。

では、以下、これからエディンバラへ行く方のために、今後のフェスティバル・スケジュールを時系列で紹介します。

■The Scottish International Storytelling Festival

  • 概要:スコットランドの“セリド”と呼ばれる歌・ダンスの集いにインスパイアされたフェスティバル。様々な形式でのストーリー・テリングが展開される。
  • 開催期間:2017年10月20日 – 10月31日

■The Edinburgh’s Hogmanay
  • 概要:Princes Street Gardensに7万5千人以上が集い、新年を祝うストリート・パーティー。エディンバラ城からは花火が打ち上がる。
  • 開催期間:2017年12月30日 – 1月1日

■Edinburgh International Science Festival
  • 概要:世界初の科学とテクノロジーの祭典で、同系のフェスティバルとしてはヨーロッパ最大。
  • 開催期間:2018年3月31日 – 4月15日
  • その他:200を超えるイベント・アクティビティが開催され、訪問者は10万人以上に上る。

■Edinburgh’s International Children’s Festival
  • 概要:過去7年間で、8万6千人以上の出演者、訪問者を誇る、“子供のための”フェスティバル。
  • 開催期間:2018年5月26日 – 6月3日

■The Edinburgh International Film Festival
  • 概要:1947年に発足。世界の映画フェスティバルの中で最長寿を誇る。
  • 開催期間:2018年6月20日 – 7月1日

■The Edinburgh Jazz & Blues Festival
  • 概要:期間中170を超えるライブが開催される。1つのジャンルにとどまらない様々な種類のジャズとブルースが展開される。
  • 開催期間:2018年7月13日 – 7月22日
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街にある様々なスペースを利用して展示が行われるアート・フェスティバル

■The Edinburgh Art Festival
  • 概要:英国で最大規模のヴィジュアル・アートをテーマにしたフェスティバル
  • 開催期間:2018年7月26日 – 8月26日
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インターナショナル・フェスティバルは2017年、70周年

■The Edinburgh International Festival
  • 概要:世界最大規模の文化の祭典
  • 開催期間:2018年8月3日 – 8月27日
  • その他:2017年度は、36カ国から2442人のアーティストがダンス、オペラ、クラシックなどのパフォーマンスを行った
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フリンジが一番人気のフェスティバルであると言う人は少なくありません

■The Edinburgh Festival Fringe
  • 概要:世界最大のアート・フェスティバル 演劇やコメディを主とした枠にとらわれないパフォーマンスアートが展開される。
  • 開催期間:2018年8月3日 – 8月27日
  • その他:2017年度は、3269のショーが開催され、5万人以上の演者が参加。会場の数は294に上った。
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”タトゥー”の会場 開演前

■The Royal Edinburgh Military Tattoo
  • 概要:音楽とダンスと光と色のスペクタル・ショー。
  • 開催期間:2018年8月3日 – 8月25日
  • その他: “フェスティバル・シティ:エディンバラ”を代表するショーで、18年間連続、連日完売の記録更新中。これまで22万人以上の観客動員
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ブックフェスティバル会場のエントランス

■The Edinburgh International Book Festival
  • 概要:世界最大規模のブック・フェスティバル。
  • 開催期間:2018年8月11日 – 8月28日
  • その他:55カ国から800人以上の作家を含む出版関係者をホスト
それぞれの詳しい情報は、これらのフェスティバルを統括して情報管理している、Edinburgh Festival Cityのサイトを御覧ください。


エディンバラ・フェスティバル(ズ)の楽しみ方

異なるフェスティバルが同時多発的におびただしい数のショーを展開しているエディンバラ・フェスティバル(ズ)。実際、どのように動けばいいのか戸惑う方もいらっしゃるかもしれません(ガイドがそうであったように)。地元の方に話をお伺いすると、基本は街の雰囲気を味わうことが第一。
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フェスティバル開催中は街中にショーのポスターが溢れます

第二に、そもそもファンであるコメディアンや劇団のショーがあるのであれば、そのチケットをすぐに抑えること。

あとは、期間中、随時更新されるニュース・メディアのレビューを参考に高いレビューのショーを観に行く。というのが概ね、基本的な楽しみ方のようです。レビューは、例えば英メディアのThe Guardianは信頼性が高いといえそうです。“Edinburgh festival Review 2018”のように検索してみてください。
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ショーに並ぶ人々

The Edinburgh Festival Fringe(通称:フリンジ)で経験すべきショーは、泣けるショー、笑えるショー、そして途中で帰りたくなるショー、とのことです。

 
こちらの動画は、フリンジで開催される様々なショーの”味見”ができる「Royal Mile」という大通りの様子。ここでサンプルを無料で見学して、実際のショーにお金を払って行く、という流れです。
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ガイドが観たフリンジの演劇はパワフルで本当に最高でした。レビューもかなり高かった。

さて、ガイドは実際に8月のピークシーズンにエディンバラの街を歩き、複数のショーを観ましたが、本当に楽しかったです。世界平和が原点にあるフェスティバルだけあって、誰もが参加できる懐の深い雰囲気がとても居心地がよかったです。文化・アートの祭典ですから、エディンバラの街全体を包むクリエイティブで自由な雰囲気にも感激しました。皆、真面目にお祭り騒ぎしている、という印象です。老若男女が楽しめる唯一無二のフェスティバル、おすすめですよ。


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