ライン入りトラックパンツがおしゃれ着に

スポーティーで楽ちんなトラックパンツが人気を得ています。両サイドに直線ラインが走る「トラックパンツ」は着心地のよいアイテム。

英語の「track」には、陸上のトラック競技(短距離走やハードルなど)でも分かる通り、「競技場」という意味があります。アスリートがウォーミングアップの際に着て体を冷やさないようにするためのウエアが起源です。アスレティックな雰囲気が強いから、夏の軽快な装いにぴったり。健康的なしなやかな着映えを意識したトレンドの「アスレジャー」を印象づけられます。


黒トラックパンツはスタイリッシュに

ライン入りトラックパンツ

トラックパンツをドレッシーにはきこなして 
(c)Rie Miyata

ライン入りトラックパンツ

足元はフラットサンダルでヌケ感を出して 
(c)Rie Miyata


黒主体のトラックパンツは白ラインがお約束。無地の真っ黒パンツより、涼やかにみえるうえ、白ラインがレッグラインをきれいに見せてくれます。黒×白の最強コンビネーションだけで十分にまとまって見えるから、全体はツートーン仕上げがおすすめ。パンツ裾をスリット風に開くと、程よい肌見せに。あえてドレッシーなシャツで合わせて、クールなたたずまいを演出。ハイヒールにジューシーなイエローを迎えて、女っぽさを薫らせています。

白のサイドラインに少しだけ赤を添えてホワイトを際立たせています。手首から垂らした紐のようなアクセサリーにも赤を配して黒・白・赤のトリコロール(3色使い)でまとめました。トップスは黒無地ですが、プリーツやティアード(段々)が施されていて、上品なムード。トラックパンツのコーデではこういったノーブル(気品)系アイテムを1点差し込むのが、全体をスポーツウエアっぽく見せないコツです。足元はフラットサンダルでのどかに整えています。

白トラックパンツはロマンティックに

ライン入りトラックパンツ

ライラックカラーでフェミニンに整えて 
(c)Rie Miyata

ライン入りトラックパンツ

キャソールの肩ストラップのアレンジにも注目 
(c)Rie Miyata


クリーンなイメージを醸し出す白のトラックパンツはさわやかさを強調する着こなしにうってつけ。ただ、本気の運動着っぽく見えやすいから、色や小物でロマンティックさを添えて。薄紫のライラックカラーはほのかにフェミニンを帯びて、白と好相性。トップスは色をそろえつつ、胸にフリルをあしらって、エレガントな表情に。チェック柄のたすき掛けになったボディバッグも英国ムードを漂わせています。

白の引き立て役には、コントラストが利く黒と赤が一番。互いを生かし、全体がシャープに映ります。キャソールトップスを重ねるのは、上級者ならではのアイデア。しかも片方の肩ストラップを落として、くつろいだ雰囲気も呼び込みました。シャツも同系色でそろえたトラックスーツだから、すっきりした着映え。先のとがったポインテッドトゥ靴で足元も引き締めています。


トラックパンツとジョガーパンツの違いとは?

ライン入りトラックパンツ

サイドラインがすっきり脚をきれいに見せてくれる 
(c)Rie Miyata


トラックパンツの仲間にはジョガーパンツ、スウェットパンツ、ジャージなどがあります。今ではかなり混じり合ってしまっていて、それぞれの意味合いがはっきりしないところがありますが、トラックパンツの場合はスウエットパンツほどは分厚くなく落ち感のあるシルエット。目印は両サイドのラインです。腰から太ももはゆったりめですが、足首に向かって細くなるという、割にすっきりした形。ただ、最近はストレートやワイドのフォルムも出てきています。


トラックパンツ初心者の迎え入れ方

サイドラインが脚をきれいに見せてくれるから、誰にでも試してほしいアイテムです。色のチョイスは最初のうちは黒系が無難でしょう。見た目の引き締め効果も期待できます。細身でピタピタにはかないほうが初心者にはコーデしやすいでしょう。サイドラインに目を引き込むうえでは、トップスは飾りすぎないほうがよさそう。肝心な点は、全身をスポーティーにまとめすぎないこと。スポーツ感はサイドラインだけで十分ですから、残りはエレガントに整えましょう。

ウエストがゴムであるうえ、伸縮性のある素材だから、動きを邪魔しません。着心地が楽ちんであるのに加え、ヘルシーなイメージも出せるから、着姿が若々しく仕上がります。スポーティーをフェミニンにアレンジする流れは来年春夏以降も続く気配で、今のうちから使いこなしておけば、新しい自分スタイルに加えられそうです。

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