働き盛りの男性が子どものため、家族のために考えておきたいことは……

働き盛りの男性が子どものため、家族のために考えておきたいことは……

初婚年齢の上昇に伴い、出産年齢も高くなり、昔と比較すると年齢のわりにお子さんが比較的小さいご家庭が増えています。そうなると「働き盛り」と呼ばれる世代の責任はぐっと増し、日々の健康管理がとても重要になります。食事や運動などはもちろんのこと、健康で稼げるうちに今後必要となる資金をきちんと積み立てておきたいところですね。

ここでは、小さい子どもを抱え、生活習慣病の影におびえる40代男性の相談例をもとに、今してほしい準備と対策を整理して紹介していきましょう。

<ご相談者 男性 Sさん>
  • 48歳男性、会社員。中堅商社勤務
  • 家族構成は妻42歳(専業主婦)、2歳と6歳の子ども2人
  • 晩婚で子どもが小さく、自身の健康を非常に気にかけている
  • 兄(50歳)が糖尿病で入院したのをきっかけに、健康不安がかなり増大
  • 健康以外に、お金の面も気になっている。今しておくべきお金の準備はないか頭を悩ませている

迫りくる生活習慣病の影におびえる日々……

Sさん:2つ年上の兄が糖尿病で入院したと聞いて、ビックリ。生活習慣や体質などを考えると、とても他人事とは思えず正直ショックを受け、不安が増大しています。

ガイド:たしかに、生活習慣からくる病気は長期戦になりがちで気になりますよね。お兄さんの予後はいかがですか? 身近な人を大切にしながら、ご自身が今できることをしっかり行っていきたいですよね。

Sさん:兄は検査結果をもとに「教育入院」として1週間程度、食事や運動、薬の飲み方指導を受けるように医師から言われたらしいのです。教育入院と聞くと研修っぽいイメージだったのですが、兄いわく朝から晩までギッチリと予定が組まれ、ほぼ毎日、採血や血糖測定があり大変だったそうです。目に見えづらいのですが、医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師、理学療法士をはじめとした専門家がチームを組んで対処してくれるのですね。

ガイド:病気によっては、私たちが普段イメージする入院のほか「検査入院」や「教育入院」など、目的に合わせた入院が存在します。おっしゃるとおり、糖尿病の教育入院は糖尿病のタイプや合併症の可能性をチェックする精密検査、主治医による治療計画書に応じて方針が決まり、かなり徹底した指導が行われるようです。

Sさん:兄を見て思ったことは、きちんと治すにはやはり厳しくても病院でしっかり診てもらう必要があるなということです。「合併症のリスク」なんて耳にするだけで怖い……。兄もそうですが、我が家もまだ子どもが2人とも小さく、正直病気で倒れてなんていられないのです。環境が環境だけに、日々の食事や適切な運動にはとても気を遣っていて病気には敏感ですが、お金の準備も気になっています。万が一、病気になったら、そこそこお金がかかるでしょうし。

お金の準備面でズバリ、確実にしたほうがいいことは何でしょうか? 兄の話では、1週間の入院費用が健康保険の3割負担適用で10万円弱したとのことでしたが。

次のページで、具体的な準備方法を紹介します。